04 PM)

「スリーマイルズ、チェルノブイリもはるかに超えて、の異常が続いてる。しかもまだ収束の見込みが無いという意味では非常に危険。」

3月27日19時NHKニュースにて放射線影響研究所・前理事長、長瀧重信氏が発言。このニュースを文字に起こした。

(動画始め)

57 PM)

「では被ばく医療がご専門の長瀧重信さんに伺います。長瀧さんは、チェルノブイリ原発事故のあと、放射線の影響を受けた地域で調査にあたった経験をお持ちです。この今、お伝えしました水や野菜などからですね、放射線が検出されていること」

26 PM)

「ふんふんふんふん」

「これを私たちはどのように受け止めればいいんでしょうか」

「はいまあ放射線の健康に対する影響いうのは大きく急性影響とあとで出てくる晩発?影響に分かれます。これは原発の中の影響と外の影響と非常に、桁がちが、ケタが違ってその影響が違うということをまず頭に入れる。でもあの今まで、その、」

42 PM)

「ええ、直ちに影響がないと色々お話がありましたけれども、それは原発の中の話だ、というところで区別して考える。」

32 PM)

「ですから原発の中のことを外の方が心配、自分の健康として心配することはない。そこをまずはっきりさせたいと思います。」

17 PM)

「で、あの、今のご説明がありました、野菜、水、の異常ですね。これは原発の外の方の量でありまして、原発の中の量とは違う。」

06 PM)

「でその今水についてあるいはミルクについてヨウ素131の制限がありますけれども、これはあの、チェルノブイリの事故によりまして我々初めてヨウ素131が子供の甲状腺癌をおこすということを、がわかったんですね。」

55 PM)

「それで初めてわかったもんですから、非常に興奮して、まあ予防しなければということで、かなり厳しい基準を作った。で甲状腺にはこれ以上浴びた被ばくがあるときには、なにかこう対策を講じる。」46 PM)

「それを1年間かかって甲状腺に入る量、ゆうことで決めたのが今の食品の基準でありますから。」

25 PM)

「今ちょっと考、詳しくお話ししましたけれども、そういう意味で非常に厳しい安全側をとった量であると、いうことをまああのご理解いただきたいということなんで。それから子どもを中心にして、チェルノブイリで起こりましたので、これはもう子どもを守るということで、まあ意味があるということなんですね。」

39 PM)

「はい。ただ今回福島第一原発の事故とチェルノブイリ原発の事故でやはり違いがあるんではないでしょうか。」

41 PM)

「あのー…、そ、ようするに、じ、ま、中と外と申し上げましたけれども、外の場合は遠くにまで飛ぶともいいますと、気体にならなければ外にでてきませんね。」

15 PM)

「ですからげん、チェルノブイリの時の原発で、外に出てきた気体の放射線物質の種類ってのは全部分かっておりますけれども、今回もそれ以上のものが出てきたということはございません。」

「はい」

「ですからあの、外に要る方はチェルノブイリでも、今回の原発の福島原発でも、同じ、まあ対策をということが大切かと思います。」

22 PM)

「はい。ただ、福島第一原発の場合は、もう2週間続いておりますが、このあたりはどのように考えればいいんですか」

22 PM)

「これはあの先程もありましたけれども、非常に深刻な問題だと思います。先程も説明有りましたけれども、」
36 PM)
スリーマイルズ、あるいはチェルノブイリもはるかに超えて、の異常が続いている。しかもまだ収束の見込みが無いという意味では非常に危険、だと思いますし、それに応じてしなきゃならないことは、さきほど、の…」

49 PM)
「はい。対策今あの字幕でまとめてありますので」

「はい」

「お願いいたします」

46 PM)

「これは住民にとってです、が、一刻も早く速やかな正確な情報を出していただくということ」

44 PM)

「そしてその正確な情報に基づいて、その危険な度合ですね、健康に対する危険の度合いを、分析する、それを住民に説明する、ということが基本にありまして、速やかな情報といいますのは、もうリアルタイムで天気予報のようにですね、どこにどういう汚染があるということをはっきりさせる。」

39 PM)

「そしてその汚染によってどういう危険があるかということを直ちに住民に知らせる、そして住民と、がわかった上で住民との相談の上で対策を決める。その原則は非常に大切な事だと思います。」

34 PM)

「今後の今後も最も守らなければならないところだと思います。」

「十分な正確な情報に基づいて冷静な対応と」

59 PM)

「はい」

「いうことですね」

「そうですね」

14 PM)

「わかりました。どうもありがとうございました」

「どうも」

(動画終わり)

太字部分この発言は、事故の期間が、スリーマイル島原発事故やチェルノブイリの期間を超えて現在進行中であることを意味する。放送された3月末の時点で、すでにそうであった。

この東大卒の御用学者は、このニュース前半に、食の安全について、子供以外には心配ないという内容を語った。そんな長瀧氏ですら、福島原発事故が長期的であることは非常に危険だと語る。このことは私たちに学者とはなにかを教える。

御用学者は、ある種の研究結果やデータを伝えるとき、政治的な意図をくんで伝える。その時彼等は学者とは呼びがたく、どちらかというと政府を代表するコメンテーターと化す。だが、そんな彼等も、時折、我慢ができなくなり学者の面を見せる。その表情をこのカメラは捉えている。学者は、自分独自の研究結果や考えを表現したい職業だ。国が彼等をうまく使ってきたように、メディアも彼等をうまく使って、何かを暴けばよい。

放出した放射性物質の量は、チェルノブイリの10分の1前後と原子力安全保安院は説明した。だが事故期間は世界最長を更新続ける。チェルノブイリの規模と比較して、安心させようとするメディアは信用しないようがいい。

追記)

上記のようなエントリーを書いた直後、日本政府が、チェルノブイリ事故との比較について言及し国民を安心させようとしていた。しかも発表に名を連ねるのは、長瀧重信氏だ。

政府発表「チェルノブイリ原発事故との比較」がうさんくさすぎる。その理由をわかりやすく:ざまあみやがれい!
日本政府を始め、学者たちは、事故初期の段階でスリーマイルと比較して「安心」を作っていた。だが残念なことに、結果はスリーマイルを超えた。比較して安心を作り出せるはずがない。真の安心は、福島原発が沈静化すること、そして住民の健康被害を最小限で抑えること、さらには健康被害を国が認め保証することによって作られることを我々は忘れてはならない。

追記4/19.16:31)

動画を文字に起こした。個人的にツボなのは、図で説明する箇所で、長瀧氏が指し棒を手にしているにもかかわらずいじってばかりで、アナウンサーが仕方なく手で指し示している箇所だ。不謹慎だがなかなか味わい深い。

福島第一はチェルノブイリを遥かに超えて異常が続いてる