39 PM)

プルトニウムはどのように危険なのか。学者でも見解がわかれている。その見解の違いがよくわかる動画から文字に起こした。現在、最も信頼できると指示を集めている原子力研究者小出裕章氏(画像左))が、推進派の御用学者大橋弘忠氏(画像右)と論戦を戦わせたシンポジウムの1幕だ。

大橋「プルトニウムの毒性は、そのプルトニウムの健康被害を扱う専門家という方は社会的毒性というふうに呼んでいます。実際にはなんにも怖いことはありません。」

小出「事故の場合には原子力発電所から、気体になったものが風に流れてくるのです。でそれを吸い込むことが危険なのです。」

論戦が行なわれたのは、平成17年12月25日「プルサーマル公開討論会(佐賀県)」。学者間の見解の違いを理解して、プルトニウムを理解してみたい。


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(記事の続きはここから)

(動画始め)

03 PM)

大橋「…おられるから恐らく議論がかみ合わないんだと思います。もうひとつはプルトニウムの毒性です。プルトニウムの毒性というのは非常に誇張されて捉えられています。」

51 PM)

大橋「プルトニウムの毒性は、そのプルトニウムの健康被害を扱う専門家という方は社会的毒性というふうに呼んでいます。実際にはなんにも怖いことはありません。」

38 PM)

大橋「仮に大げさな話をしてプルトニウムをテロリストが取って行って貯水池に投げ込んだと。そこから水道が供給されて。じゃあ何万人が死ぬかというとそういう事はありません。ひとりも死なないというふうに言われています。」

50 PM)

大橋「プルトニウムは水にも溶けませんし、仮に体内に水として飲んで入ってもすぐに排出されてしまいますから、その小出さんが言ってることが起きるのは、全く仮想的にプルトニウムのつぶつぶを一個いっこ取り出して、皆さんの肺を切開手術して肺の奥深い出てこないところに1つづつ埋め込んでいったらそれくらい死にますよっていう、全くおきもしないような仮想について言ってるわけですね。」

45 PM)

大橋「ですから、そんなことをやっていたら、ですから、そりゃ皆さん自動車にも乗れないし電車にも乗れない、何が起こるかわからないですよという話と全く同じ…」

20 PM)

司会「はい、それくらいでよろしいです。」

※会場拍手。

09 PM)

司会「じゃあ小出さん、短くどうぞ。」

03 PM)

小出「ちょっと(マイクボリュームを)落として頂けますか」

司会「はい」

28 PM)

小出「えーっと、毒物というのはからだに取り込み方でその毒性が変わります。例えば口から食べる場合、食べたり飲んだりする場合、それから呼吸で取り込む場合で、全く違います。」

54 PM)

小出「今、大橋さんがおっしゃったのは、貯水池を汚す、あるいは飲んだって大丈夫だということをおっしゃって、口からその取り込むことをおっしゃったわけだけれども、プルトニウムの場合に怖いのは、鼻から呼吸で吸入する場合です。」

50 PM)

小出「その毒性はものすごい恐ろしいものです。それを今1つ、お見せしたいんですけれども、でないですかね、ああ、これです。」

 

56 PM)

小出「えー、世界にはプルトニウムの研究者が山ほどいます。それから原子力を支持してる人も居ますし、それから原子力に反対してる人も、えー、います。」

57 PM)

小出「でここに縦にいくつもそういう、人たちを並べていて、上のほうから、が批判派、だんだんいって、一番下が一番の推進派です。」

56 PM) 2

小出「それで、タバコを吸う人とタバコを吸わない人、それぞれにわけて言っていまして、」

56 PM) 3

小出「えー、プルトニウムの239番という番号のついたプルトニウムについて数字が出ていますし、それから原子炉の中に出てきて、できるプルトニウムについての数字も、あの、あります。」

56 PM) 4

小出「それで、これはどういう数字を出してるかというと、えーと、何マイクログラムのそのプルトニウムを吸入したらば、えー、肺がん線量というのは肺がんになって死ぬかというのです。」

56 PM) 5

小出「これ数字を見ていただければわかると思いますけれども、タバコを特に吸う人というのは、滅茶苦茶危険で、0.0なんとかというそういう数字です。」

28 PM)

小出「マイクログラムというのは100万分の1なのです。ですからもう手のひらに乗っけても感じない、こんなものを計れる天秤はほとんどの皆さんのうちにはないし大学にも殆ど無いというぐらいの、それくらいのほんの少量でももし吸い込むような事になれば、肺がんで死んでしまうという、」

56 PM) 6

小出「あの、プルトニウム研究者がみんなが合意してるというそういう毒物なのです。」

29 PM)

小出「ですからその貯水池に汚染汚染して飲む場合とかいうんではなくて、事故の場合には原子力発電所から、気体になったものが風に流れてくるのです。でそれを吸い込むことが危険なのです。ですからこういうものに関して…」

大橋「どうして気体になるんですか?」

25 PM)

小出「えーと、事故の場合にはもちろん、び、微粒子になるわけですし、ものすごい高温になっていますので、エアルゾールにもなって出てくるわけです。ですから、????で落ちるというのは本当、は本当です。でしかし、でも粒子になって、粒子あるいはエアルゾールになって飛んでくる成分も必ず有ります。」

57 PM)

大橋「もうひとつ聞きたいんですけど、プルトニウムで肺がんになって亡くなった方というのは歴史上いるんですか? そういう疫学的な所見はあるんですか?」

43 PM)

小出「はい、あのマンハッタン計画の労働者をずーっと追跡しているグループがあります。それで肺がんで死んでいる人たちがいます。ただし、統計学的にそれが優位と言えるかどうかということの検証をずーっと続けてきているというそういう段階です。」

大橋「いまのところ優位だという結果は出て無いというふうに聞いてますけれども」

30 PM)

小出「こういうものは大変難しいのです。」

司会「はい」

※会場どよめき

39 PM)

小出「学問は」

司会「わかりますそれは」

43 PM)

小出「毒物の危険の、を証明する、統計学的に証明するというのは大変難しくて、沢山の人々の症例を長い年月にわたって追跡しながら証明しなければいけないのです。」

55 PM)

小出「ですから広島長崎の原爆の人たちの中から癌がでてくるということだって、何万人もの被ばく者というのを何十年間も追跡してやっとわかるというそういうものなのです。」

小出「ですから科学はこれからもその作業を続けますけれども一歩一歩しか行かないということはご理解いただきたいと思います。」

(動画終了)

隠される原子力・核の真実—原子力の専門家が原発に反対するわけ

動画はこちら。

小出裕章氏と推進派との直接対話 (平成17年)4(佐賀)

シンポジウムの全動画を見たい方は以下からどうぞ。

小出裕章(京大)と大橋弘忠(東大御用学者)のプルトニウム論戦動画まとめ

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