27 AM)
資料として、20年以上前の1988年10月28日に放送された、「原発」をテーマにした、朝まで生テレビの動画をまとめた。先日の朝生に出演していた石川迪夫も出演している。誰が嘘を付いたか、はっきりしている。皆さんの目で確認していただきたい。

'88年、朝まで生テレビ!「原発」第一弾!広瀬隆の追求姿勢を学べ!動画16本まとめ

と合わせてどうぞ。

ひとつだけ、これを見る方に注意がある。この時代には一つ重要な事実が公になっていなかった。

それは、日本が原発を導入する際に、政治的な大きな理由があったことだ。それは、反共の目的だった。

アメリカが秘密裏に行ったビキニ水爆実験によって被ばくした第五福竜丸事件で日本は、反核の機運が盛り上がり、そこに社会主義思想、共産主義思想が目をつけて、運動が激化した。それを封じ込めるために、読売新聞社主正力松太郎氏によって原発が日本に導入されたという経緯がある。

NHKのスクープドキュメンタリーに詳細がある。

原発導入のシナリオ〜冷戦下の対日原子力戦略〜|現代史スクープドキュメント(NHK)文字おこし(1)

つまり、1988年の朝生では、原子力を推進する理由が、エネルギー政策のみだと信じられており、それが前提にあって論じられている。

これを知った上でに覧いただくと、原子力推進側が以下に腹黒いかがわかるだろう。なかなかに味わい深い討論になっている。

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.01 1988-10-28

出演者を紹介。

宅間正夫(東京電力 原子力業務部部長)、石川迪夫(日本原子力研究所 東海研究所 動力試験炉部長)、加納時男(東京電力 原子力本部副本部長)、板倉哲朗(日本原子力発電 取締役 技術開発本部副本部長)、堀紘一(ボストンコンサルティング副社長)、石川好(作家)、槌田敦(理化学研究所 研究員)、室田武(一橋大学教授)、西尾漠(原子力資料情報室)、高木仁三郎(原子力資料情報室 代表)、暉峻淑子(埼玉大教授)、山本コータロー(キャスター)、生越忠(地質学者)、久保晴一(青森県核燃阻止農業者実行委員会)、山本正男(動力炉核燃料開発事業団 環境資源部長)、大和愛司(動力炉核燃料開発事業団 東海事業所 安全管理部 安全対策課長)、住谷寛(日本原燃サービス 常務取締役)、鈴木雄太(日本原燃サービス 取締役調査部長)、橋本寿(六ヶ所村 原子燃料施設 対策協議会会長)、舛添要一(東京大学助教授)、大島渚(映画監督)、田原総一朗(ジャーナリスト)、野坂昭如(作家)

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.02 1988-10-28

東電の「電気を使おう」という広告が紹介されている。東電側が原子力推進の理由に、電力が7パーセント足りない現状をあげた。これに対して、石炭、石油発電所を潰してきたことが理由だと切り込んでいる。

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.03 1988-10-28

北海道で豊富に取れる石炭を用いた火力発電所をわざわざ潰して、かわりに泊原発を立てている事例を批判。

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.04 1988-10-28

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.05 1988-10-28

No.05は必見だ。

03 AM)

山本コウタロー「加納さんはミスをするとおっしゃった。だから安全保障という観点から言えば、そういった事故、ミスによって事故が起きて、そして、大きな一つの街がなくなってしまうような、あるいは何10キロというところに人が住めなくなってしまうようなことは、全く国内に向けて安全保障でもなんでもない!」(4:00あたりから)

原子力が安全保障上必要性があるという東電の主張に対して、7分50秒からの、原子力資料情報室代表、高木仁三郎氏の反論が見事だ。

36 AM)

高木甚三郎「原発の事故があったときにね、例えば1つ事故があるとね、関連の原発は全部止めなくちゃなんないということはあるわけですよ。ですからねそうすっとね、こんなのに何10%も頼ってたらね、一旦大きな事故があって全部止めて点検なんて。とめられないってことがあるわけですよ。そういういみでもね、全然安全保障にならないんだよね」

今の福島事故後の原発状況を100パーセント言い当てている。

さらに、11分30秒あたりからの、作家・石川好氏の論も見事だ。

09 AM)

石川好「事故が起これば絶対に危ないということは、あるわけでしょ? で事故はなかなか起こし得ないと言ってるわけ。で、その言ってる理屈が単に、そういうとこの職場で働いているだけにしか聞こえないわけなんですよね。」

58 AM)

石川「起こったらぜったいに危ないってことは認めるわけでしょ?」

東電側「(全員強くうなづく)」

原発開発の歴史の中で、事故が起きたことを仮定して、危険だと全面的に認めたのはこの時1回だけではないだろうか。特に左から2番目の石川迪夫のうなづきの強さと角度がはんぱない。

もう一人、13分30秒からの、暉峻淑子(埼玉大教授)氏の弁舌も爽やかだ。

14 AM)

なぜ電力会社側の態度が恐慌で、消費者と対等ではないのかについて問題を投げかけている。

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.06 1988-10-28

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.07 1988-10-28

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.08 1988-10-28

4分50秒から。山本コウタロー氏の弁舌が爽やかすぎる。

36 AM)

山本「堀さん、あなたは間違ってる!」

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.09 1988-10-28

各廃棄物処理について。原子力賠償法の適用について。

19 AM)

今日本では②について話し合われているが、③も大きな論点だ。だが原発推進側は、想定された地震が来ても壊れないように作ってると主張。今日の福島原発事故を招く事になった。

06 AM)

鈴木雄太「関東大震災クラスのでも全然問題ございません」

このあと、流出した内部資料を付きつけられる。

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.10 1988-10-28

六ヶ所に活断層が有るか無いかの討論。

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.11 1988-10-28

六ヶ所の近くに飛行場がある問題。

38 AM)

「飛行機が落ちても大丈夫なような工場にしております」

「核廃棄物が水に使っても大丈夫なように設計しております」

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.12 1988-10-28

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.13 1988-10-28

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.14 1988-10-28

朝まで生テレビ!「原発」第2弾! No.15 1988-10-28