38 PM)

2006年4月16日(日)放送「NHKスペシャル|汚された大地で~チェルノブイリ20年後の真実~」を数回にわけて文字に起こしていく。今回は第4回目。

先日、日本政府は福島原発事故以降のセシウムの地表への蓄積量の積算図を公表した。チェルノブイリ以上の被害とも言われている。ではチェルノブイリ事故時は どうだったか。セシウムは遠く400キロ離れたベラルーシに飛散した。初期は放射性ヨウ素131で子どもが甲状腺癌が100倍に増加。その後10年以上たって、放射性セシウムの低線量の被ばくにより、大人の癌、白血病が増加した。

このエントリーは、以下のエントリーの続きです。

『NHKスペシャル|汚された大地で~チェルノブイリ20年後の真実~』(文字おこし)(3)……400キロ離れた地で小児甲状腺がん・白血病増加

(文字おこし、続き)

38 PM)

大地を汚染し続けるのは、チェルノブイリ原発から放出された、放射性物質の1つ、セシウムです。300年にわたって放射線を出し続けます。濃い紫色のところは大量のセシウムで汚染され、立ち入りが禁止されています。

13 PM)

しかし、それ以外のほとんどの地域では、人の居住は制限されていません。

33 PM)

ブラフコさんが住んでいたのもこうした地域でした。

40 PM)

ゴメリ州カリンコビッチ。ブラフコさんは、セシウムによる低線量の被ばくが続くこの町で、事故後19年間暮らし続けました。

07 PM)

今も妻のナターシャさんが息子と暮らしています。

36 PM)

夫のブラフコさんからの電話です。

「もしもし」

「おれだけど」「元気?」

「私は大丈夫よ、あなたは?」

39 PM)

国は、この町が今も汚染されていることを認めていますが、住民には特に説明していません。

02 PM)

去年5月、夫婦で撮った写真です。この翌日、診察を受けたブラフこさんは、そのまま入院しました。事故から19年、突然の発病でした。

31 PM)

「ただ信じられないという思いでした。先生に、白血病なんて何かの間違いじゃない? こんなことありえない、といいました。先生はしばらく何も答えてくれませんでした。」

50 PM)

「そして、私のわからないことが起きている、といったんです。」

36 PM)

ブラフコさんは病状が悪化し無菌室に隔離されました。

09 PM)

医師が撮影した映像です。熱は連日39度を超えていました。

51 PM)

これまでブラフコさんのような、低い線量の被ばくと、癌や白血病との因果関係は、認められてきませんでした。しかし最近、低線量でも、長い間被爆すると、白血病やがんを引き起こすという研究が相次いで発表されています。

50 PM)

その1つ、国連の国際がん機関の論文です。

長期にわたって低線量を被ばくしている、世界15カ国60万人の原発労働者を調査したところ、

26 PM)

癌や白血病で亡くなった人のうち、1%から2%が被ばくが原因だった可能性があることが明らかにされました。

44 PM)

論文を発表した国際がん研究機関のエリザベス・カーディス博士です。たとえ、発病するリスクが小さくても、数百万人に及ぶ次移民が今も長期にわたって被ばくしている実態を見過ごせないと主張しています。

00 PM)

文字「国際がん研究機関 エリザベス カーディス博士」

「チェルノブイリで被ばくした人たちは、事故後ずっと放射線を浴び、それは今も続いています。被ばくしている人の数も膨大です。」

24 PM)

「低い線量であっても、白血病や癌を発症する危険性を無視してはいけません。」

14 PM)

しかし、この主張は、去年9月のIAEAの報告書には盛り込まれませんでした。

38 PM)

「この程度の被ばくで白血病が増加している証拠を掴むのは」

10 PM)

「到底無理だ」としています。

43 PM)

18 PM)

ベラルーシでは今も多くの国民が汚染地でとれた農作物や家畜を食べ続けています。

19 PM)

これまでベラルーシ政府は、汚染された土や家屋を除去するなど、多い時には国家予算の2割を費やして対策を行って来ました。

(文字おこし、ここまで。続く)

『NHKスペシャル|汚された大地で~チェルノブイリ20年後の真実~』(文字おこし)(5)最終回……セシウム被曝による生殖細胞の突然変異の実態

(関連エントリー)

23 AM)

『NHKスペシャル|汚された大地で~チェルノブイリ20年後の真実~』動画5本&文字おこし・総まとめ

(関連書籍)

チェルノブイリ原発事故(高木仁三郎)

チェルノブイリの真実(広河隆一)

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(参考動画)