



2011年5月23日。参議院行政監視委員会に小出裕章、後藤政志、石橋克彦、孫正義が参考人として招致された。原発事故の実態、そしてこれからの原発について、それぞれ鋭い意見を述べていた。彼等のこれまでの活動のダイジェスト版、そして最も強いメッセージだ。この様子がYouTubeに掲載されていた。動画の時間は長いが、ご飯やお茶をしながら、もしくはiPhoneに落として移動中などにいかがだろうか。これを観ておけば、今の原発を取り巻く状況がほぼ理解できるだろう。
参考人4人は次のとおり。紹介する順番に、参考人として意見を述べています。
京都大学原子炉実験所助教、小出裕章。TOPバッターとして鋭く切り込みました。締めくくりにガンジーの言葉を用いて、東電、国政、そしてアカデミズムを鮮やかに批判しました。また、事故直後の東京の放射量を測定した結果を発表。それは2日で20ミリシーベルト内部被曝する可能性が大きいという結果でした。
※小出裕章氏の発言は、以下のリンクから、文字おこしと画像で読めます。
小出裕章参考人の全身全霊をかけた凄まじい原発批判…引き出しが多くわかりやすすぎる!文字おこし・参議院行政監視委員会
芝浦工業大学非常勤講師、後藤政志。格納容器の設計者として、格納容器のもつ一般的なリスクを踏まえた上で福島事故を捉えて説明しました。語り口は決して饒舌ではありませんが、誠実かつ細やかな説明で、私たちと原発技術の架け橋的存在です。
※後藤政志氏の発言は、以下のリンクから、文字おこしと画像で読めます。
後藤政志(原子炉格納容器設計者)の原発批判。シビアアクシデントは原子炉の特性(文字おこし)
神戸大学名誉教授、石橋克彦。かつて国会にて浜岡原発を始め原発の危険性を述べたこともあります。地震を自然活動の1つと捉え、大きな視野で原発の危険性を説明しました。センセーショナルな「地震付き原発」という言葉で議員に強く訴えました。また、次に危険な地域は、若狭湾だと発言しました。今後国会につくる第3の監視機関に外国人識者を登用するという話に怒りを表明し、国内の優れた識者を用いるべきだと激しく主張しました。
※石橋克彦氏の発言は、以下のリンクから、文字おこしと画像で読めます。
石橋克彦参考人(地震学者)特殊な地震国日本の原発に対し重大な5つの警告(文字おこし)
ソフトバンク株式会社代表取締役社長、孫正義。「電田プロジェクト」を提唱。休耕田で太陽光発電を行う仕組みを説明しました。
※孫正義氏の発言は、以下のリンクから、文字おこしと画像で読めます。
孫正義参考人の「電田プロジェクト」含む今後のエネルギー政策の提言(文字おこし)
動画は2つに分割されています。
まず、参考人4人がそれぞれ意見を述べ、その後、議員から質問を受けて答えています。
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コメント
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ありがとうございます。
すごいサイトとして自分のホームページにリンクさせて頂きたく
メールいたしました。
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