genpatsunosinnjitu2011年10月3日、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演しました。内容別に2回に分けて掲載いたします。

今回は2回目。
1回目「小出裕章が語る、福島第一から45キロ離れた地点でプルトニウム検出について 10/4(1)
の続きです。


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音源
http://youtu.be/OxZ94k91doY

資料

文部科学省による埼玉県及び千葉県の航空機モニタリングの測定結果について(平成23年9月29日)(PDF:1829KB)

この中から汚染マップを紹介。福島から群馬までのびているブルーの帯の他に、千葉と茨城県の境界あたりにも、ブルーで示された汚染があるのが分かります。

15)

※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。

=====(文字おこし、続き)

水野「はあー……。それからですね、もう1つ文部科学省が、今度は航空機を使って測定した、先生のおっしゃるセシウムの蓄積量の数字があります。これをですね、それぞれの県別に測って、順々に発表して、いるのですが。これによりますとセシウムの汚染の帯、がですね、首都圏にまで及んでいることが、地図を見ると分かります」

小出「はい」

水野「今回千葉県と埼玉県の汚染の地図が公表されたんですが」

小出「はい」

水野「千葉県の1部でこういう数字があります。1平方メートルあたり、3万ベクレルから6万ベクレル……」

小出「はい」

水野「これはどういう数字なんでしょうか」

小出「えー……、一平方メートルあたり4万ベクレルを越えるような汚染物は、放射線管理区域の外にあってはいけません」

水野「あ、そうか」

小出「はい。え……、ですから3万から6万という内の、まあほとんどですね、要するに4万を越えるようなものは、管理区域の外にあってはいけない。つまりそこは管理区域に指定しなければいけないという、そういう汚染が千葉県にも及んでいるということです」

水野「これ、ほっといていいんですか」

小出「ほんとはいけません。ですから日本が法治国家だというのであれば、そこは放射線管理区域ですから、えー、私のようなごく特殊な人間以外は立ち入ることすら許さない、ということにしなければいけません」

水野「法律を守るんだったら一般の方々は、そこの地域から出てくださいっていう……」

小出「そうです」

水野「ことになるわけですね」

小出「はい。あの法律を守る限りはそうなります」

水野「守る限りは」

小出「はい」

水野「はあー……。で、あの、今除染ということがね」

平野「ああそうですね……」

水野「もちろん必要だということですが。これ、イメージとしては福島県だけの問題に、私は留まっているように思うんです。今の小出先生のお話だと、千葉県などでもほかの地域でもこの除染の必要というのが、出てくるんではないですか」

小出「もちろんです。だって1平方メートルあたり4万ベクレルを超えてるところは、人が住んではいけないのです。もともと。」

水野「へえ……」

小出「日本の法令を法律を守るなら。そこに今現在皆さんが住んでいるわけですから、日本の法律を守ろうとするのであれば、除染する以外にありません」

水野「はあ……。でもこれ、ほとんどの方はこの数字に着目していらっしゃらず」

小出「そうです」

水野「今現在も、あの、ご自分の置かれている科学的な意味での、リスクというのを認識していらっしゃらない方がほとんどではないかと思うんですが」

小出「え……、国が率先して法律破りをしているからです。はい。つい先日緊急時避難準備区域というところに人々をもう一度戻ってもいいということに、しましたけれども。そこは1平方メートルあたり4万ベクレルどころではありません。10万ベクレル、20万ベクレルというそういう汚染地帯に人が帰ってもいいと。日本の政府が決めた……」

水野「あ、そうなんですか!」

小出「そうです」

水野「わたし、シーベルトとベクレルの関係がよく計算できないもんですから。1ミリシーベルト以上のところに人は行っちゃいけないと。年間計算ですね」

小出「それでも結構です。」

水野「と思っていたので……」

小出「だから、それをはるかに超えるところに戻ってもいいと、日本政府が言ったわけですね」

水野「えー、4万ベクレルで、一般の方は立ち入っちゃいけない。なのに10万ベクレル、20万ベクレルのところに子供さんや妊婦さんも戻ってくださいと、戻っていいですよっていうのが今回の出来事なんですか」

小出「緊急時避難準備区域に戻したと、その出来事です」

水野「そうなんですか…!」

小出「はい」

水野「はあ……」

平野「先生あの、昨日、細野原発担当大臣がですね」

小出「はい」

平野「福島県で、あのー、5ミリシーベルト以下のところも除染の対象として国が補助するというよなことを言ったんですけども」

小出「はい」

平野「これは、ふくし、今のお話だと福島県に限らず、この、あの、値の、その数値の広がりから言うと、とてつもない、考えられない、金額になりますね」

小出「もちろんです。日本の国が法治国家だと言って、自分の法律を守ろうとするのであれば、千葉県内でも除染をしなければいけないわけですし。もうどれだけお金がかかるか分かりません。えー・…、さきほどその東京電力がなんか賠償金額が何兆円とかいうような数字と確かおっしゃったと思いますけれども。実はそんなんではないのです」

水野「はい」

小出「何10兆円かかるかわかるかわからない。何百兆円かかるかわからないという、そういう被害が本当は出るのです」

水野「しかしながらそのことの認識を皆さんが、なさっていないのが現状であると……」

小出「ええ……、なさっていないというか、日本の国家がそれをきちっと言わないのですね」

水野「言わないってことですね」

小出「はい」

水野「でもわかってる人はもちろん、国にいはるんでしょ?」

小出「もちろんみんな分かっていると思います。あの、専門家はわかってるはずだと思います。」

水野「はい。ありがとうございました」

平野「ありがとうございます」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺いました」

=====(文字おこし、ここまで)

genpatsunosinnjitu

 =====(ここから管理人が考えていること)

いつまで、日本という国は、自分の国の法律を破り続けるのでしょうか。このことは国会で問題になっているのでしょうか。管理人はこのあたりの情報を集めていないのでハッキリしたことは言えません。どなたか、法的なことがどのように話し合われているのかご存知でしたら教えてください。

さて、汚染マップが埼玉県と千葉県まで発表されました。千葉にまで強い汚染が広がっていることが分かっています。次は東京都や神奈川県の汚染マップが公開されるでしょう。

ネットで拾った週刊誌を撮影した画像を紹介しておきます。

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これによると、東京都は、福島県、山形県、茨城県についで、セシウムが降っていることになっています。やっぱり自分の住んでいる場所がどうなのだろうと考えることが大切です。

また、岩手県の汚染も心配です。

15)

宮城県の北部に薄いブルーの帯が見えます。これが岩手県にどのように続いていくのでしょうか。

宮城県の全体線量の汚染マップを見てみます。全体線量とはセシウム以外の放射性物質を加えた線量です。

30)
北部に、明るいブルーのエリアがあります。岩手県が心配です。

皆さんはどんなことを考えていますか。 コメント欄にて教えてください。あなたの意見を私だけではなく多くの読者の皆さんが待っています。

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