kodomotatiwohoushanoukaramamorutameni※2011年10月13日。追記にて、甲状腺機能の変化に関する学会の声明を記しました。

※タイトルを「見つけた」ではなく「公表した」という言葉に変えました。

福島の子供たちの「甲状腺機能に変化」が見られたという報道があった。

甲状腺機能が勝手に変化するものか。

異常な状態にさせられたんですよ。

=====(追記。2011年10月13日
[PDF]2011 年 10 月 11 日長野県において福島県から避難している子どもの甲状腺検査に変化がみられたとする報道に関しての学会声明

=====(追記ここまで)


座間宮ガレイの著書一覧


報道は以下の通り。

=====(引用、ここから)

長野・松本市のNPOなどが福島県の子どもの健康調査 130人中10人の甲状腺機能に変化
10/04 12:17

長野・松本市のNPO(民間非営利団体)と信州大学病院が、福島県の子どもに行った健康調査で、130人中10人の甲状腺機能に変化があったことがわかった。原発事故との関連は、はっきりしないが、経過観察が必要としている。

健康調査をしたのは、松本市のNPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)」と信州大学病院。

7月と8月に、福島県の警戒区域や計画的避難区域から長野県に避難していた生後6カ月から16歳の130人を調査した。

その結果、10人に、甲状腺のホルモンの値が基準値を超えたり、逆に下回るといった変化が見られ、経過観察が必要とされた。

日本チェルノブイリ連帯基金では、福島第1原発事故との関連は、わからないとしている。

人ののどにある甲状腺には、放射性ヨウ素がたまりやすく、子どもの場合、甲状腺がんなどを引き起こすおそれが指摘されている。

引用元:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00208836.html

====(引用、ここまで)

福島の子供たちの甲状腺の異常を発表したのは、福島県の医者ではなかった。

発表したのは、長野県松本市のNPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)」と信州大学病院。

ここである人物の名前が浮かぶ。

松本市長、菅谷昭氏。

信州大学医学部を卒業して医師になった菅谷氏は、チェルノブイリ事故後、日本での医者のキャリアを捨て、ベラルーシに向かい診察を行った人物だ。1991年から日本チェルノブイリ連帯基金(松本市)の医療支援活動に参加したという。


2011-05-18_福島に伝える“チェルノブイリの教訓” ... 投稿者 PMG5

チェルノブイリ事故の被災地で治療をして、被災地側から発信してきた菅谷氏が市長を務める「長野県松本市」。一方、IAEA側に立ち統計的に報告をまとめてきた側の、山下俊一氏が副学長を務める福島県立医大のある「福島」。

福島の子供たちの甲状腺の異常を報告したのが、福島県ではなく、長野県松本市であることは、必然であるように見える。

医療の世界に、福島県側を監視する動きがあるということだ。

私はこのニュースを知ったとき、力が抜けて、どうにもこうにも感情が不安定になった。

そこに、ツイッター上の友人が冷静な一言をくれた。

『気休めかもしれないけど、チェルノブイリの時はガンになるまで解らなかったけど、福島は解ってるからガンになる前に色々対応策があるんじゃないかな。もう異常が出るって判ったのだって凄いことだし』

その通りだ。

長野県松本市の日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)」と信州大学病院、そして松本市長菅谷昭氏の今後の動きや発言をチェックして、応援したいと勝手に思っている。

=====(追記。2011年10月5日15:01)

コメントで頂いた情報を記載しておきます。

『毎日新聞のHPによると
http://mainichi.jp/select/today/news/20111005k0000m040045000c.html
(1)甲状腺ホルモンが基準値以下1人(2)甲状腺刺激ホルモンが基準値以上7人(3)甲状腺組織が壊れたことなどを示すたんぱく質「サイログロブリン」の血中濃度が基準値以上2人。

甲状腺の状態は各種データを組み合わせて診断するものであるが、上記の一つの値から、次のことまでは判断できる。
(1)この子供のFT4が低いのであれば甲状腺機能低下症であるが、FT3のみが低いのであれば低下症とは判断できない。
(2)甲状腺刺激ホルモンが高い7名の子供たちは、潜在的なホルモン低下を補うために甲状腺への分泌刺激を増加させている、潜在性甲状腺機能低下症と考えられる。
(3)サイログロブリンが高い2名の子供には、なにがしかの甲状腺組織の障害が示唆される。

メルクマニュアルのHPによると、
http://merckmanual.jp/mmpej/sec12/ch152/ch152e.html
非放射性ヨード剤の甲状腺機能抑制効果は、数日から一週間とされる。従って、測定時の7月以後では、被爆の予防のために投与されたヨード剤による甲状腺機能低下は考えられない。

医学文献によれば、甲状腺機能亢進症の患者に放射性ヨウ素131を投与すると、その効果は2から3週間後に現れ、最大効果は6から12ヶ月後に生ずるとされる。今回の7名の子供では被爆による潜在性甲状腺機能低下症を第一に考えたいが、癌の発生を含めて経過を慎重に見る必要がある。

◎◎◎被爆したお子さんをお持ちの方は、必ず、データを渡してくれる医療機関を受診して下さい。渡してくれない医療機関は避けて下さい◎◎◎』

=====(追記ここまで)

皆様はどんなふうに考えていらっしゃいますでしょうか。 ご意見を気軽にコメントしてください。あなたのコメントを、私と、他の読者が待ち望んでいます。

菅谷昭氏の著書

kodomotatiwohoushanoukaramamorutameni
このエントリーを書いてから、一夜明けて考えたこと。
菅谷昭(長野県松本市長)VS 山下俊一(福島県立医科大副学長)という読者の意見があった。

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