genpatsunosinnjitu2011年10月11日、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演しました。内容ごとに3回に分けて続けて掲載しています。


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録音
http://youtu.be/5dF1laO4ANY

資料

・「文部科学省による東京都及び神奈川県の航空機モニタリングの測定結果について(PDF:1705KB)」(10月6日発表)より以下の汚染マップを紹介します。

■東京都内の地表面へのセシウム134、137の沈着量の合計を示す汚染マップ

002l

■東京都の高さ1メートルの空間線量率を示す汚染マップ

001l

※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。

=====(文字おこし、ここから)

水野「小出さんこんばんは」

小出「こんばんは」

水野「よろしくお願いします」

平野「こんばんは。よろしくお願いします」

小出「よろしくお願いします」

水野「まずですね。セシウムの汚染について伺いますが」

小出「はい」

水野「文部科学省が、放射性セシウムが土壌にどれだけ蓄積されているかと、いうことをずうっと調べておりますね」

小出「はい」

水野「東日本について各県ごとに次々に発表してきて、先日東京都の値も公表されました」

小出「はい」

水野「そのマップをみて、わたくしもびっくりしたんですがねえ」

小出「はい」

水野「奥多摩町の山間部、一部ですけれども。6万ベクレルから10万ベクレル検出されたという話なんですね」

小出「はい」

水野「ただ、奥多摩町って250キロも福島第一原発から離れているそうで」

小出「はい」

水野「こんな遠い東京都で最大10万ベクレルという数値についてどうお感じになりますか」

小出「まあ、ようするに、風向きがどうであったかということ、だけに寄っている、のですね。で……、奥多摩を襲った放射性物質というのは、初め北西に流れて、飯舘村などを猛烈な汚染地帯にしたその風だったと思います。それが福島県の中通りを通って、逆に南下をしてきまして、まあ山、山に挟まれた谷あいですね、そこをずうっと汚染をしながら栃木県群馬県まで汚染を広げて、その一部が、東京都を回りこむような形で奥多摩まで届いたという、どうもそのように見えます」

水野「はあー……。葛飾区や江戸川区の一部ではですね、1万ベクレルから3万ベクレルという数値も出てきています」

小出「はい」

水野「これたしか、チェルノブイリでは汚染地域に指定されるのが……どれからでしたっけ?」

小出「えー……、強制避難させられたのは55万ベクレル、です。それで本来法律的に無人にしなければいけないのは、当時ですと、1平方メートルあたり3万7000、現在はそれを丸めて4万という数字です」

水野「4万。3万7000から4万という数字」

小出「はい」

水野「今、申し上げた葛飾区や江戸川区の一部で、ま、最大3万ベクレルという数値もでてきておりますが。東京都は健康に影響があるレベルではない、というふうに言ってます」

小出「はい」

水野「これはどう受け取ったらよろしいですか?」

小出「えー……、呆れた話だと思います。」

水野「はあー……」

平野「先生あの、これからですね、行楽の紅葉シーズンですねえ……。その奥多摩だとまあ秩父に近くて。まああの、私も東京に住んでたこともあってこのへんよくハイキングにいったりですね。」

水野「そういう場所ですか」

平野「行くんですけれども。これはあの、行楽客への注意喚起というのも必要ですよねえ。」

小出「山の中には入らないほうがいいだろうと思います」

平野「そうですよねえ。だけど、今、まあ遠く離れたこちらから見ても、そういうなんか、警戒情報が出てる気配がないですよねえ。」

小出「そうですね。もう日本の国というのは、その程度の汚染はなんでもないと言って、知らん顔をしようと決めたようなのですね。」

平野「恐ろしいことですねえ」

小出「はい」

水野「山が汚染されると、水が汚染されますでしょ?」

小出「次第にそうなりますね」

水野「河川が汚染されるってことになってきて。結局じゃあ、飲料水が大丈夫なのかっていうことにも行き着きませんか」

平野「きのこなんかもありますよねえ。あの、ちょっと離れてるから大丈夫だと思ってねえ。」

小出「はい。きのこ狩りは少なくとも奥多摩は今はやらないほうがいいと思います」

平野「そうですねえ」

水野「まあ、環境省の除染の方針がね、1ミリシーベルト以上とすると、いう話になってきてるのはお伝えもしてるんですけれども。それに基づいて考えますとね、これ朝日新聞が集計した数字ですけど。えー、なんと、除染しなければいけない面積が、日本の面積のおよそ3%に達すると」

小出「はい」

水野「この数字はどうでしょう」

=====(文字おこし、続く)

続き:小出裕章が語る、1mSv以上の除染必要の地域は日本の面積の3%について 10/11(2)

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 =====(放送との関連報道)

東京・多摩地区で高濃度セシウム!“チェルノブイリ基準”上回る
2011.10.07

 福島第1原発事故を受け、文部科学省が県単位で公表を続ける土壌に蓄積された放射性セシウムの汚染マップ。国内で人口トップ2の東京都、神奈川県分が6日、初めて発表された。都内は葛飾区柴又などで高い数値が出たほか、多摩地区ではチェルノブイリ原発事故で「汚染地域」とされる基準を上回るなど、深刻な事態が浮き彫りとなった。

 調査によると、セシウム134と137の合計蓄積量は、東京都の大半は土壌1平方メートルあたり1万ベクレル以下だった。しかし、奥多摩町など多摩地区で10万~30万ベクレル。23区内では葛飾区柴又、東金町、水元公園や江戸川区北小岩の一部で3万~6万ベクレルと、周囲より高い地域があった。神奈川県でもほとんどの地域は1万ベクレル以下ながら、山北町など県西部の一部で6万~10万ベクレルが検出された。

 汚染マップ上には2本の帯がみてとれる。福島から栃木、群馬に流れたものと、茨城から千葉北西部を経て都内に至る2本だ。文科省は、風の影響で原発から北西方向に広がった放射性物質が、福島市西部の山間部で南西に方向を変え、群馬県西部まで汚染が広がったと分析。原発の南方では茨城県北部で風がいったん海側に向きを変えた後、再び陸地側に方向を変え、葛飾区まで到達したとみている。

 セシウムは体内に入ると筋肉などにたまり、がんの原因になる。

 半減期は、セシウム134が2年、137が30年。チェルノブイリ原発事故では影響が長期間にわたる137について、3万7000ベクレル以上が「汚染地域」とされた。

 今回の調査で137は葛飾区周辺では1万~3万ベクレルだったものの、奥多摩町北部の山間部では6万~10万ベクレルと、「汚染地域」基準を上回っている。ただ、強制避難の基準となる55万ベクレルは大幅に下回った。

 結果を受け、都保健局では「健康面において直ちに影響を与えるようなレベルではないが、汚染マップは航空モニタリングでの結果なので、(地上の)地点ごとの測定をきちんと進めていく」としている。

引用元:http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111007/dms1110071146006-n1.htm

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