20111027-033116-1-L2011年10月27日(木)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演し、「東海第二発電所の水漏れ事故」について語りました。この日の放送は内容別に3回に分けて続けて掲載しています。

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今回の放送は4回に分けて続けて掲載しています。

1回目「小出裕章が批判、食品安全委員会の答申「食べ物からの被曝は生涯100ミリシーベルト。外部被ばく入れず」 10/27(1)
2回目「小出裕章が「全く政府の体をなしていない」と批判、原子力安全委員会「ヨウ素剤配布」助言、政府「確認できず」 10/27(2)
3回目「小出裕章が批判。「地下遮水壁」で囲むのをやめ、「海側1枚だけの壁」を作ると東電決定 10/27(3)
4回目「小出裕章「覚悟しておかなければいけない」東海第2の圧力容器で22.4トン水漏れ事故 10/27(4)

音源
http://youtu.be/qRQHXAhoizQ

※初稿です。誤字脱字は随時修正していきます。

=====(文字おこし、続き)

千葉「それからすいません、先生。もう1問お願いします。昨日東海第二原発の原子炉圧力容器の底の部分から容器の中の水、22.4トンが漏れたと発表されてるんですが」

小出「はい」

千葉「原子炉圧力容器の下の部分にある制御棒を出し入れする駆動装置から、水が漏れたということなんですけども。これは原発の事故としては、まあ、起きやすいことなんでしょうか」

小出「えー。はい、沸騰水型と言っている、福島原子力発電所もそうですし、東海第二原子力発電所もそうなのですが、その形の原子力発電所は圧力容器の底にパイプが付き通っていてですね、それを通して制御棒の駆動機構を出し入れしています。で、底の部分、大変複雑な構造になっていて。定期検査の時にそれをまあ、出し入れしたり調整したりしているのですけれども。えー何がしかの捜査の間違いをすれば、水はもちろん下におちてくるわけですから。えー、んー、ありうる……よくありうる事故だと思いますし。今回それが起きてしまったということだと思います。」

千葉「んー………。そうなんですか。でも、放射性物質が入ってる水だから……」

小出「はい」

千葉「本来漏れちゃいけませんよねえ」

小出「もちろん漏れてはいけませんし。えー作業員の方がそんなことになると被曝をするということになりますので。えー……まあ、あってはならない事故、なわけですが、やはり人間はミスをするわけですし、大変難しい構造の装置なのでありうると。こういうこともありうるということは覚悟しておかなければいけないと思います。」

千葉「はあー……。分かりました。先生どうもありがとうございました」

小出「はい。ありがとうございました」

=====(文字おこし、ここまで)

nihonnwohorobosugenpatudaisaigai

=====(関連報道引用)

20111027-033116-1-L 日本原子力発電は26日、定期検査中の東海第二発電所(茨城県東海村)で、作業ミスで原子炉圧力容器から汚染水22・4トン(推定)が漏出したと発表した。

漏水は原子炉建屋内部にとどまり、外部影響はなかった。県と東海村、水戸市など周辺7市町村は「安全管理上の重大トラブル」として、原子力安全協定に基づく緊急立ち入り調査を行った。同発電所では、県原子力安全対策委員会による安全性の検証作業が24日に始まったばかりで、定期検査終了後の運転再開の論議に大きな影響を与えそうだ。

原電によると、漏水は同日午前10時20分頃、圧力容器下部への部品設置中に発生した。協力会社の作業員が制御棒を設置する185か所の穴(直径約15センチ)のうち、1か所の円盤状の「閉止板」(同約20センチ)を取り外す際、誤って予定と違う場所の板を取り外したのが原因。圧力容器には1300トンの冷却水が入っており、漏水は午後2時15分頃まで続いた。

水には880万ベクレルの放射性物質が含まれ、作業員4人が汚染水を浴びたが、全員が防護服と全面マスクを着用しており、漏水による被曝(ひばく)はなかった。定期検査中のため、圧力容器に核燃料棒はなかった。県庁で記者会見した同発電所渉外・報道グループの村岡清一マネージャーは「使用済み燃料プールとつながっている水が漏えいしたことを非常に重く受け止めており、ハード面とソフト面の両方で原因を究明し、再発防止策を講じたい」と話した。

立ち入り調査は県原子力安全対策課のほか、原電と安全協定などを結ぶ立地村の東海村と日立、常陸太田、ひたちなか、那珂、水戸市、大洗町が参加。同課は「福島第一原発事故が起き、より慎重に作業すべき時に緊張感が足りない」と、原電側に原因究明と再発防止策を提出するよう求めた。東海村原子力対策課は「原子炉中心部の圧力容器から水が漏れるのはあってはならないこと。漏れた量もかなり多く、ただ事ではない」と厳しく批判した。

周辺市町村は、福島第一原発事故で警戒区域が半径20キロ・メートルと広範囲にわたったことを受け、危機感を強めており、水戸市地域安全課は「原発事故後、以前に増して原発トラブルに対して市民の不安感が高まっている。現場を実際に確認し、正確な情報を市民に発信したい」としている。
(2011年10月27日  読売新聞)

引用元:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/surprise/20111027-OYT8T00378.htm?from=os2

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