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真実を伝えたのは、野田総理でもなく福島県知事佐藤雄平でもなく、農家さんだった。「ざまあみやがれい!メールマガジン」vol.18
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こんばんわ。ちょっと今日のメルマガは、いつものようにネットをしていて感じたこととは少しズレてしまうかもしれません。僕は、ネットから伝えられる情報の向こうに人間がいる、と感じることこそ、ネットに向き合うときに大事なことではないかと思ってこれを書きます。

先日、福島市大波地区の米から基準値を越える630ベクレルのセシウムの汚染が検出されました。報道の見出しでは「米」とか「コメ」と使われています。僕もブログ記事のエントリーでは「コメ」という言葉を使いました。

だけどこれはひょっとしたらなにか間違えているのでないか。報道の文章の中では「コメ」ではなく「玄米」という言葉が使われています。僕らが思う「コメ」と「玄米」とは、厳密にはちょっと違うものですよね。

玄米が精米されて白米になるわけで、僕らが普段口にするのは「白米」です。一節によると玄米からコメに生成されるときに削る部分にセシウムが多く含まれて いるという説もあります。そういう意味で「コメ」と「玄米」は意味が違うわけです。というところを頭の片隅においておく必要があるのではないかと思ったり します。自分自身も反省ですね。

本題は、ここからです。

皆さんまず、「大波地区」とはどこだろうと思ったはずです。実際僕のブログにも「大波地区 地図」というキーワードで検索してたどり着いた人が結構いました。で、実際に、「大波地区」で検索してみると、大波地区にまつわる、2つの事実が分かります。

・除染ボランティアが大々的に行われているところ。
・野田総理が「除染パフォーマンス」を行ったところ。

この2つから、「大波地区」という場所は、国や福島県、福島市が、汚染対策として力を入れていた地区なのではないかと捉えることができます。

しかし、「玄米」から1キログラムあたり630ベクレルの放射性セシウムが検出されました。そして、報道番組によると、また別の事実が判明しています。

http://www.dailymotion.com/video/xmeo7c_11111

野田総理が除染パフォーマンスを行った家は、今、放射線がそれほど下がっていないということです。専門家は「生活するべきところではない」という旨の発言をしています。

そういう意味で、「大波地区」という場所は、放射能は人間の自由にはならないという事を教えてくれた象徴的な場所となっている、と僕は思っています。

こういうふうに考えると、もうネガティブな事だらけのように思います。

だけど、これらの報道の中の主人公たちが誰なのかを考えてみるとそうでもないのではないか。

汚染された「玄米」の報道の主人公は誰でしょうか。僕は、発見した農家の人だと思います。

報道によると、農家の人は自分が食べるための「玄米」を調査したわけで、その結果汚染が判明したということになっています。

この人が汚染米を調べなければ、福島県の汚染調査の信頼性に疑いがある、ということをみんな気づかないようにし続けていたでしょう。うすらうすら、佐藤雄平知事の「安全宣言」に「ほんとうに安全なのかなあ」と思いながら、僕らはその安全宣言を受け入れようとしてきました。

その安全宣言が嘘だということを突きつけたのは、農家さんだったわけです。

無理にヒーローに仕立てようというわけではありませんが、大きな仕事をしていただいたのではないかと僕は感謝しています。

「汚染されていない米を供給する」、ということは、「汚染を見付け出して出荷停止にする」、ということと同じ意味です。

だから、「安全を叫ぶ人」よりも、「汚染を発見した人」のほうがずっとずっとちゃんと仕事をしているわけです。

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