2012年1月24日(火)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。原子力対策本部が事故対応の議事録を作成していなかった問題について言及しています。


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20120124 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 - YouTube

小出裕章 原発と憲法9条

=====(文字おこし、ここから)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺います。小出さん、こんばんは。」

小出「こんばんは」

水野「よろしくおねがいします」

平野「どうもこんばんは。よろしくおねがいいたします」

小出「はい。よろしくおねがいします」

水野「今のニュースですね。え…原子力災害対策本部の会議というところはですね。ま、福島第一原発の事故直後も避難の範囲などをきめる、つまり人の命に大きく関わることを決める会議、です。で、ここで議事録を作って、こなかった。で、思い出して参加者のメモで議事録を今から作る、という話。」

▼2012年1月24日報道:asahi.com(朝日新聞社):原災本部の議事録作成指示=来月にも公開―枝野経産相 - 政治

▼2012年1月25日報道:東日本大震災:議事録、緊急本部も未作成 原子力本部に続き 副総理、調査指示 - 毎日jp(毎日新聞)

水野「…小出さん、どんな感想をお持ちになりますか」

小出「うん、もちろん作らなければいけないと思いますけれども」

水野「ええ」

小出「作ってどうするんだと私は思います

水野「(笑)作ってどうする……」

小出「はい。私は、あの、これまで原子力を進めてきた人たち、あるいは今回の事故が起きたときの対応の仕方を見て…」

水野「はい」

小出「え…一人ひとりの個人責任を問うべきだとずうっと思っている、のですけれども」

水野「ええ」

小出「え…総理大臣を刑務所に入れるとかですね。えー、安全委員会の委員を全員刑務所に入れるとか、そういう事ができない限りは何をやっても意味が無いと私はおもいます」

水野「うーん」

平野「うーん」

水野「これ、平野さん、録音が残ってるのか、有無を今調べてるけど書記(※でいいのか?)は確認できないって、ええ」

平野「うーん。あの……当初からこう言うことは当然後で検証されるということは官僚たちは分かってるはずですから。」

小出「はい」

平野「あの、手をうってないはずが無いですよね。あの……録音してないはずが私は無いと思うんですよ」

小出「はい」

平野「それで先生あの、これ、ま、こういう自体になって口裏合わせがですね」

小出「はい」

平野「あの…行われるんじゃないかという、非常に危惧され、してるんですよね。」

小出「そうですね(苦笑)」

平野「密室でやってますから」

水野「はあ……そうですねえ……」

平野「これをその、まあ、我々ひろく国民がですね、この…それぞれやっぱ検証するという、手段がもう、こないだの政府の中間報告でもう…できないということは…わかってます

水野「事故調査委員会の中間報告には、ここは出てないですから……」

平野「ええ。これをしようと思ったら、また別のその調査の確固とした、こう、権限をなんか付託された、例えば国会の検証委員会とか、そういうものが必要になってきますね」

国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会

USTREAM: 国会事故調チャンネル: 国会事故調(東京電力福島原子力発電所事故調査委員会)のアカウントです。委員会、記者会見などの中継を予定しています。. ...

小出「まああの、国会の検証委員会もできてるわけですけれども。え…私はもともとはいわゆるそのジャーナリズムというものがですね、え…全体を見ながら本当は報道すべきだと思ってきたのですけれども、」

水野「はい」

平野「ええ」

小出「え…失礼ながら、平野さんには失礼ながら、え…」

平野「いやいやいやいや。おっしゃるとおりメディア批判をね、今回の原発報道…事故報道については、もうやっぱり、甘んじて受けなければならないところは、本当多々あったということで、まあ、遅ればせながらもね」

小出「はい」

平野「いまはそれは、あの、少しずつでも埋め合わせって言うか」

小出「はい」

平野「それをで、していこうっていうのが各社、同じ思いでやってるわけですけれども。それでもなかなか、その情報っていうものは官が独占して、る部分がありまして。」

小出「そうですね」

平野「で…なかなかこう辿りつかないというもどかしさもあるんですよねえ。」

小出「はい。私もずうっとそう思ってきましたし、それを、拾い集めて明らかにしてくれるのがジャーナリズム…というものの責任だと思ってきたのですけれども。残念ながらなかなかそうはなってきませんでしたし。これから是非ともやって欲しいと思いますし」

水野「はい」

小出「国会の事故調査委員会もありますけれども。どこまで本当にやってもらえるのかなと、私は、あの、半分眉に、つけな…つばをつけながら見ています」

水野「これ…証拠がなくなっているという意味でですね、あの、こんな話も驚いているんですが。九州電力の玄海原発。これは36年以上経っている原発で、あの、前にも小出先生が仰っていた最も危険性の高い、原発の1つであると」

小出裕章が「玄海1号機の定期検査」を解説ーー脆性遷移温度「98度」の原因を調べる必要ある。 12/1(1):ざまあみやがれい!

小出「はい」

水野「いうようにお話くださいましたよね」

小出「そうです」

水野「その理由も…あの…詳しく教えていただいた言葉あるんですが」

小出「はい」

水野「この、玄海原発の老朽化をめぐって、専門家が審議する会議が東京で昨日開かれたんだそうです」

小出「はい」

水野「そこでですね、九州電力はなんていったかっていいますと。原子炉の健全性に問題はないと。つまり大丈夫ですということを説明、したわけですね」

小出「はい」

水野「で…専門家からは、いやどうなんやといろんな意見が出て。でも分かってきたことはですね、原子炉の中に試験をするためのかけらっていうんですか?」

小出「はい」

水野「試験片」

小出「そうです」

水野「というもの、入れてるんですよね」

小出「はい」

水野「その一部を…九州電力が保管していなかったと」

小出「はい」

水野「いうことがわかり」

小出「はい」

水野「これ、廃棄した可能性があると、」

小出「はい」

水野「いう、情報が伝わってまいりました」

朝日新聞デジタル:九電玄海原発、試験片を廃棄か 原子炉劣化の目安 - 社会

小出「はい」

水野「で、こんなことありうるんですか……」

=====(文字おこし、続く)

続く:九州電力、圧力容器が98℃でガラス化する玄海1号の試験片を廃棄 「回収は私は可能だと思います」小出裕章 1/24(2)

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