本日朝に、福島第一原発の4号機の原子炉から高濃度の汚染水が漏れたとの報道があった。朝の段階では漏れた水の量は「少なくとも6リットル」という表現だった。
▼4号機で原子炉内の高濃度の汚染水漏れ 配管も損傷 原因不明:報道まとめ
しかし、その後、漏れた量が大幅に引き上げられた。なんと「6リットル」から「8.5トン」に大幅に変更された。
東電は汚染水漏れの量を「単位」を「リットル」から「トン」にかえて発表した。
「6リットル」と「8.5トン」ではどれくらい違うのだろうか、
単純に、水1リットル=1キログラム、として計算してみる。
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8.5トン
=8.5×1000キロ
=8500キロ
=8500リットル
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1リットルは1000立方センチですから……。
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8500リットル
=8500×1000立方cm
=8500000立方センチ
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1立方センチ当たり35.5ベクレルですから。
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35.5ベクレル×8500000立方センチ
=301750000ベクレル
=3億175万ベクレル
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となる。
単純計算した結果では、6リットルという当初の発表が、8500リットルに大幅に引き上げられて発表されたということになる。それは、3億175万ベクレルということになる。
▼朝日新聞デジタル:4号機建屋内で汚染水8.5トン漏れる 福島第一 - 社会
『漏れた量は約8.5トンと推定。』
▼朝日新聞デジタル:漏えい水は8.5トン=4号機建屋配管、地下に流入―福島第1 - 社会
『東電は1日夜、漏えい量は推定8.5トンに上ると発表した。配管付近の床に漏れていた水量は約6リットル』
記者は書いている内容について正確に理解できているのでしょうか。配管付近の床に漏れていた水量が6リットルで、そして、全体として8.5トン漏れていた、ということがどのような整合性をもつのかについて、一切説明がありません。
報道って、このレベルなのですね。
ツイッター上で読者の人から以下の良いツッコミを頂きました。
『6リットルで8.5トンってどんな金属? 』
『トンでもありません...』
『6リットルのわけない…。でも6リットルぐらいなら、またあの政務官が飲んでくれただろうに。』
これくらいの鋭さが報道にあると良いなあと思います。
▼4号機、冷却水漏れは8・5トン 福島第1原発 - 47NEWS(よんななニュース)
『冷却水の流量を計測する機器の配管1本が接続部から抜けていた』
最初の報道では、『配管はステンレス製で、接続されている弁が外れるように壊れていた』(NHK)とのことでした。全く実態が違っていましたねえ。
これはすっかり配管が抜けていますねえ。
以上、2012年2月1日22:40時点での報道をまとめました。
いかがでしたか。ご意見、ご感想、お叱りなど、なんでもお気軽にコメントにくださいまし。
▼検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか
▼放射性セシウムが人体に与える 医学的生物学的影響: チェルノブイリ・原発事故被曝の病理データ

































































