2012年2月28日(火)、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。

東電ら電力会社3社が、文科省に巨大津波への警戒の表現を変えるように要求し、それを文科省は受け入れていたことが判明。これについて、原子力ムラの体質を説明し批判しています。


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▼20120228 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

=====(文字おこし、続き)

※「保安院 非常用復水器の配管の設計変更について放置「何の責任も取らないまま、ストレステストで安全を確認したとか言ってる」小出裕章 2/28(2)」からの続き

水野「じゃあもう1つお役所の話をさせてください。今度は文部科学省です。え…これはですね、宮城、福島沖での巨大な津波の危険を指摘する報告書を文部科学省の自身調査委員会事務局というところが、作っていたんです。それは東日本大震災の、わずか8日前のことでした」

小出「はい」

水野「巨大な津波が、来るという危険についての報告書です」

小出「はい」

水野「で…それを作っている最中にですね、東京電力など、原発をもつ3つの会社と、非公式な会合をしました。そうすると電力会社側から求められたことがあります。巨大な津波や地震への警戒を、お…もうちょっと、変えてくれと。警戒を促すような表現が、文部科学省、考えてたわけですね

小出「はい」

水野「でもそれをちょっと変えてくれというふうに求められて。で、この文部科学省側の事務局は、工夫しましょう、ということで。修正することを受け入れていたと

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小出「はい」

水野「いうことです」

小出「はい」

水野「…(苦笑)。あの、つまり、ても…そそそ、なんて言うんですか、こういうこと? 手心を加えるって言うんですか」

平野「手心加える、ですね」

水野「いわゆる」

小出「はい」

水野「ここ、文部科学省もですか」

小出「え…え、意外ですか? 水野さん(笑)」

水野「いや私は原子力ムラっていうのは」

小出「はい」

水野「経済産業省が中心だと思っていたんです。お役所としては」

小出「はい」

水野「で、文部科学省って科学ってついてるんだから(笑)、科学的にものを言ってるとだと思ってたんですっ」

小出「はい……すいません」

水野「あほですね、私が」

小出「そうですね。」

水野「うふふふふ(笑)」

小出「全くの誤解です(笑)。」

水野「私ホンマにアホやっておもいましたわ(笑)」

小出「はい。」

水野「そういうコトなんですか? 原子力ムラって、そんなに裾の広いんですか。」

小出「もちろんです。だって国という、そのもの自身が原子力発電を進めると決めたわけですから

水野「はあ!」

小出「え…国の組織である経産省も文部科学省も全部一体です。はい。それが一体になって進めてきたわけですし。」

水野「はあ」

小出「え…東京電力ほか、げ…電力会社、原子力メーカーを全部巻き込んでこれが進んできてるわけですから」

水野「ええ」

小出「え…そのなかで手心を加えるというのは当たり前のことなのであって。そういう歴史でやってきたのです。」

水野「はあーっ」

平野「まあ、文科省はやっぱこいうSPEEDIの問題がですね」

小出「はい」

平野「やっぱり今回も、運用をきちんと、そのままもちろん官邸のせいもあるんですけど」

小出「はい」

平野「きちんと伝えてないという、」

小出「はい」

平野「データーも国民に公表しなかったという」

小出「はい」

平野「これも犯罪的なねえ」

小出「はい」

平野「ことを、やっぱり文科省はしてますよねえ」

小出「そうです」

平野「うん…」

水野「そうですか…。信じるべき役所はどこなのかと、わたくしは聞きたいです」

小出「(苦笑)。私も知りたいです(苦笑)」

水野「もうあったら教えてください、みなさん」

小出「はい。」

水野「と、申し上げたいです。」

小出「はい」

水野「え…小出さん、どうもありがとうございました」

小出「はい。どうもありがとうございました」

平野「ありがとうございました」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました」

=====(文字おこし、ここまで)

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