2号機サプレッションチェンバー

2012年3月28日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。2号機の格納容器内の水位が底からわずか60センチだったと判明したことについて言及しました。

騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実

▼20120328 [1/2]たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

▼20120328 [2/2]たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

=====(文字おこし、ここから)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんにうかがいます、小出さん、こんばんはー」

小出「こんばんは」

水野「よろしくお願いします」

小出「よろしくお願いします」

水野「え…東京には近藤さんがいらっしゃいますー」

近藤「よろしくお願いしまーす」

小出「はい。近藤さんこんばんは」

近藤「どうもー」

水野「え…小出さんまずですね。今週お伝えしてきたお話で。福島第一原発2号機について、リスナーの方々からも質問をいただいております」

小出「はい」

水野「えー…。格納容器の水位が、ま、東電はこれまで3メートルほどあるだろうと、言っていたのが、わずか60センチしかないと、いう状況がわかってきました」

2号機水位 わずか60センチ! 意外な格納容器の構造が判明!

小出「はい」

水野「これはですね、つまり、どんなリスクが今あるっていうことを意味してるんでしょうか」

小出「え…60センチしかないということは、」

水野「はい」

小出「私はもう初めから、そうだろうと思っていました」

水野「ええ。そうですねえ」

小出「はい。なぜかといえば、2号機は3月10…え…5日(15日)だったと思いますが」

水野「はい」

小出「え…格納容器のサプレッションチェンバーと私たちが呼ぶ場所で大きな破損が起きたという……ことが起きたと思われています」

▼日本経済新聞が発表した図表。

2号機サプレッションチェンバー

※圧力抑制室=サプレッションチェンバー

水野「あの、下の方なんですよね」

小出「そうです。はい。で、そこであの大きな破損が起きていますので、いくら水を入れたとしても溜まるはずがないと私は思っていましたので」

水野「うーん…」

小出「え…60センチと言われてしまえば、まあそうだろうし、もっとひょっとしたら少ないかもしれないと、いうぐらいに思ってきました」

水野「はい」

小出「はい。で…そのことは何を意味してるかというと…」

水野「ええ」

小出「ようするに、まあ、それだけ大きな破壊があったということを、また裏付けた、わけですから」

水野「うーん…はい」

小出「えー、放射能を閉じ込める最後の防壁であった格納容器が、もうやはり壊れてしまっていたのだと、いうことを改めて知ったわけですし。水がもうすでにたまらないということで。溶け落ちた炉心を、どこまで本当に冷やせているのかなという、その心配がまた出てきていると思います。」

水野「ま、それでも冷却できているっていう見解ですよねえ」

小出「(苦笑)。はい。」

水野「東電は」

小出「はい。ただ、その、水の温度が50度だと言ってもですね。コンクリートを溶かしてどんどん下に沈んでいってる、炉心が、そういう状態であるとすれば、水がもう炉心を冷やせるということはないわけですし。」

水野「ええ…」

小出「水の温度が50度であっても何の不思議もないのです。」

水野「うん…だってそこにはほとんど燃料がもうないのだからってことですね」

小出「はい。ええっと…ま、水が接触できるような状態ではないということですね」

水野「ああ、なるほど。」

小出「はい」

水野「はい。え…それではここから今日の特集ということで、次に進ませていただきたいと思います。」

小出「はい」

水野「今日のテーマはですね。『福島の農業この1年、現場で今何が起こっているのか』と題して、え…もうお一方、議論に参加していただきます」

小出「はい」

水野「福島県農民連事務局長の根本敬(さとし)さんです。」

=====(文字起こし、続く)

続き:福島県農民連事務局長の根本敬氏と小出裕章氏の対談:根本「食べるべきではない、と、作るべきではない、を切り分けて欲しい」 3/28(2)