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2012年4月5日(木)、詩人のアーサー・ビナード氏が、伊方原発の再稼働の可能性について言及しています。やっぱりこの人は、知りたい情報を知りたいタイミングで、提供してくれるなあと。しかも興味をそそるような話し方で。

▼ソコトコ#2012.04.05(木)

=====(文字おこし、ここから)

アーサー「で、僕、あの、これは僕がちょっと、見てて思ったことなので。あの、まだ、全然確認はできてないんだけど。多分僕らが大飯(原発)だけをみて、おーい動かすなーって、言ってたら、もしかしたらダマされるかもしんない。っていうのはね、実は愛媛の伊方原発もストレステストの一次評価が終わってるんです。でこの間広島にいって、広島でいい活動をしてる人達と話してたんだけど。広島に一番近い原発でもあるわけ。で、そこは、でも、愛媛の場合は、伊方原発の場合は、30キロ圏は愛媛だけなんです」

メモ「福井原発大事故想定対策/福井・京都・滋賀・大阪&島根・愛媛」 - 鶴は千年、亀は萬年。(2012年3月17日  読売新聞)

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吉田「そうか」

アーサー「っていうことは、愛媛県知事さえ、それから自治体がOKを出せば再稼働はすんなりできちゃう。」

吉田「なるほどー」

アーサー「で、それはあの、政府はそれに気づいてほしくないと思う。つまり、おーいって言ってもめて、そうすると、京都府も入るし滋賀県も入るし、色々反対があって、おーいってやってる時に、スッと伊方が再稼働、するっていうのはありうるんです。だから伊方にも、あの、気をつけてちゃーんとここを見つめないと、いつの間にが再稼働があったって。で、その電力を関西に送るっていう融通がきくところで、それで夏の電力っていうごまかしにまた流れていく可能性があります」

=====(文字おこし、ここまで)

たしかに大飯原発は、UPZ(30キロ圏内)に、滋賀県、京都府があります。さらに大阪府も株主として声を上げています。つまり、地元とはどこだという複雑な議論が行なわれやすいとも言えます。

一方、愛媛県の伊方原発は、30キロ圏内は愛媛県だけです。

大株主を見てみると。

四国電力[9507] - 大株主 | Ullet(ユーレット)

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自治体の株主は、5位の「高知県」ですね。高知県は、大阪府のように株主として、物申すのでしょうか。

高知県庁ホームページ - 知事のページ - 知事の記者会見(平成24年1月23日) 

この会見では、大株主としてどういう振る舞いをするかに関しては、言及がありません。

アーサー氏の伊方原発の再稼働のシナリオは、なんかありがちな感じがしますねえ。

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