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東京電力HPにおいて、トラブルなどの報告が大雑把になってきている。

というのも、先日4号機で2次系のトラブルがあったことを調べていて気づいたことだ。

報道ベースでは以下のように報じられていた。

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6月4日 4号機の使用済み核燃料プールのトラブルを例に、東電HPを見てみる

【放射能漏れ】福島第1原発4号機プールでポンプ停止 温度に変化なし - MSN産経ニュース

『東京電力は5日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールで、プールを冷却する水を冷やす2次系循環水のポンプが停止したと発表した。予備のポンプで冷却を続け、プールの温度に大きな変化はないという。

東電によると、4日午後8時ごろに警報が鳴り、ポンプが自動停止。予備のポンプが約25分後に起動した。ポンプのモーターにつながるケーブルの端子に焦げ跡があった。東電が原因を調べている。火災はなかったが地元消防には連絡したという。』

これについて、東京電力はどのようにHPにて説明しているのだろうかと調べたところ、なかなかみつからないのだ。あれ? これまではHPのTOPページの下部に、それとわかる表記のリンクが簡単に見つかったはずなのに……。

トラブルの説明がどこにあるのかわからないのだ。

東京電力HPのプレスリリース欄にトラブル表記なし

東京電力株式会社

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ぱっとみてトラブルの説明とわかるリンクがない。

だが、HPに掲載されていないということはあってはならない。かならずどこかに表示されているはずだ。

ひょっとすると、と思って、以下のリンクをクリック。

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すると……。

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について|プレスリリース|東京電力

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下の方に掲載されていた。これじゃ、HPのTOPページからはすぐに辿りつけない。トラブルがあったことを知らない人は、僕のように探そうともしないわけで。

なるほどねえー。そういう戦術に出てきたか。

このページのリンクタイトルを見てみよう。

「2012年6月5日 東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について【午後3時現在】」

これじゃ、トラブルの名前がパッと見てわからない。つまりHPのTOPページは、トラブルを感じさせないものに演出されていると言える。

そう思って、同じようなタイトルがないかとチェックすると……。

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このように、毎日あるではないか。

つまりは、トラブルが起きたとしても、そのトラブルは、

「東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所の影響について」

というタイトルのエントリーの中で説明されるということになる。

東京電力HPのGoogle対策

これでは、Google検索においてトラブルの名前をキーワードにした検索に引っかかることが少なくなる。あえてSEOに不利なエントリーを作成し、 Google検索の上部に表示されないように工夫されているとも言える。基本的に、Googleの上位に表示されるためには、エントリータイトルに検索キーワードが入っていることが必要とされるからだ。

今回のケースならば、次のようにタイトルをつければ、Google検索において引っかかりやすいのではないか。

  • 『福島第一原発4号機 使用済燃料プール 2次ポンプ停止の不具合について』

かつては東電はHPにおいてこのような表記でトラブルを説明するエントリーを発表していた。しかしいつの間にか、それをやめて、

「東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所の影響について」

というタイトルのエントリー内でトラブルについて説明しているわけだ。

また、このタイトルを額面通りに受け取れば、トラブルは、東京電力のせいではなく、東北地方太平洋沖地震の影響のせいだよと、主張している事にもなる。すでに3.11から1年以上時間が経っている。今起きている細かなトラブルは、直接地震や津波の影響をうけたものとは言いがたい。

だから、

「東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所の影響について」

というタイトルのエントリーにてトラブルの説明を書いていくのは実態に合わない。東京電力は現在起きているトラブルにおいて自らの責任を感じていないことがはっきりと示されている、と僕は感じる。

このようにして、東京電力はトラブルをできるだけ人の目に触れさせないようなHPに仕立て上げているわけだ。

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これけっこう面白かったですね。きちんとSEOの都市伝説を統計データーで調べていて。読むだけで意識が高まります。おすすめ。
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