2012年8月16日(木)、小出裕章氏が、毎日放送たねまきジャーナルに出演。

女川原発3号機の燃料集合体で、金属カバーの一部がかけていたことに言及しています。


座間宮ガレイの著書一覧


▼20120816 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

=====

※「福島第一原発 セシウム吸着塔仮保管施設で白煙発生「セシウムを吸着したベッセルというものは猛烈な放射能を含んでいます 近寄ることすらが難しい」小出裕章8/16(2)」からのつづき

千葉「はい。それからですね、こんなニュースも入ってきておりまして」

小出「はい」

千葉「え…東北、ですね。宮城県の女川原発3号機の燃料集合体で、金属カバーの一部がかけているのが見つかった問題で、え…残りの1385体の燃料集合体を調べた結果、17体で同じような欠損、かけているのが見つかったということなんです。で、これは東日本大震災の揺れの影響ではなくて、溶接不良か、燃料集合体を移動した時に接触した可能性があるというふうにされているんですが。こんなことってよく起きることなんですか」

小出「はい(苦笑)。よく起きる、ことではないと、思います」

千葉「はい」

小出「え…1300いくつのうち、17体とおっしゃったんでしょうか」

千葉「ええ、ええ」

小出「そうすると、まあ100分の1を超えてしまっているわけで。」

千葉「はい」

小出「それほど、その、破損が生じるなんてことは、通常の状態ではありえないと思います。ですから何か、そのような異常な状態を引き起こす原因があったはず、だと私は思います」

千葉「はい」

小出「え、それが、東日本大震災に関連しているのか、あるいはそうではない、溶接…1つのまあロットの溶接に問題があったのか。私にそれは今、判断できませんけれども。いずれにして異常な発生率だと思いますので。きちっと原因を追究して、再発しないようにしなければいけないと思います」

千葉「はい。あの、燃料集合体の金属カバーの一部が欠けることによって」

小出「はい」

千葉「例えばどんなことが想定されるんですかねえ」

小出「え…」

千葉「どんな被害が起きるのかとか」

小出「よ…その欠けてるところの…場所によると思いますけれども。もともとそのカバーというのは、燃料集合体を保護すると同時に、原子炉の中で異常な流れが起きないように、1つ1つの集合体を区切っているものですので、それに欠損が生じているということは、え…燃料集合体を、まあその周辺で…原子炉の中の冷却材の流れ…が異常になるという可能性があるかもしれませんし。」

千葉「はい」

小出「燃料集合体を交換するための作業ができなくなるとかですね。場合によっては燃料集合体を釣り落としてしまうというような事故につながることに、もなっているのかもしれません。すいません。場所自身が私よくわかりませんので、判断をちょっと留保させて下さい」

千葉「まあ、あの、場所、が、もし場所がそういった危険性のあるところだったらそんな可能性も」

小出「はい」

千葉「ある、かも知れない」

小出「はい。あの、いずれにしてもちゃんと原因調査をしなければいけないと思います」

千葉「はい。わかりました。小出さんどうもありがとうございました」

小出「はい。ありがとうございました」

=====

「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場 (集英社新書)

座間宮ガレイの著書一覧