IMG_0407
=====
原子力委員会「秘密会議」で、電事連が語った「核燃料サイクル推進」の本音 「ざまあみやがれい!メールマガジン」vol.302
=====

昨日のメルマガでは、現在、中断している新大綱策定会議によって「原子力政策大綱」の改定が行われる目的は「核燃料サイクル」の推進であったことを書いた。具体的に言えば、原子力政策大綱の改定の目的は、六ケ所に2つめの再処理施設を建設することを進めようとするものだったということだ。

前回のメルマガは次のように締めくくっていた。
=====
『原発を維持するためには、もう核燃料サイクルの推進しか道はない。そういうところにまで日本の原子力行政は追い込まれている。

どうすれば、この難局をごまかして、六ケ所村にもう1つ、再処理工場を作れるのか。原子力委員会の狙いはそれであり、青森県や六ケ所村が欲しがっているカネを生み出すのもそれだ。』
=====

現在ある六ケ所村の再処理工場の使用済み核燃料が一時的に保管されている使用済核燃料プールは、97%が埋まっている。まもなく満杯になる。だから、もう1つ再処理工場を作り、使用済み核燃料を「一時保管」するプールも新設しようというのだろう。これが出来れば、使用済み核燃料の処理は、先送りが可能になるわけだ。

核燃料サイクルが中止になれば、六ケ所再処理工場の使用済み核燃料プールから、使用済み核燃料が各電力会社に戻されることになり、その使用済み核燃料を保管することができなくなった各原発は、運転を中断せざるを得なくなる。

だからこそ、電力事業者は、六ケ所に2つめの再処理工場を建設することを願っていた。電力会社の立場のモチベーションは、原発の稼働を続けて儲けたい、裏返せば倒産したくない、ということだろう。

そういう電力事業者の思惑が、核燃料サイクルにある。それが1つ目。

もう1つは、政治の思惑だ。野田首相はここ最近、「安全保障」という言葉を繰り返している。

この立場の違う2つの思惑が、核燃料サイクルにべっとりと絡みついている。立場によって思惑は微妙に異なるが、お互いがお互いを利用しながら、自分たちの権益保持に必死だといえる。

そんな電力会社の立場が改めてはっきりと分かる報道が、今日2012年9月5日の東京新聞に掲載されていた。

▼再処理 「原発維持のため」 電事連 秘密会で本音

この記事では、毎日新聞がはじめにスクープした原子力委員会の「秘密会議」において、電事連の幹部・原子力部長が、原発の維持のために、とりあえずは使用済み核燃料を処理できることがメリット、という意志をハッキリと示していたことが報じられている。

「再処理でなければ、使用済み核燃料の受け入れ先がなくなり、原発が止まってしまうことになる」

と原子力部長は述べていたとされる。

これは何を意味するのか。

これまでは、核燃料サイクルを掲げる目的は、「再処理」を行うことで「もんじゅ」という高速増殖炉による半永久的なエネルギーを手にすることや、高速増殖炉の挫折をうけて都合よくひねり出された「プルサーマル発電(プルトニウムサーマル発電)によって1度で2度美味しい核燃料の利用、というもっともらしいことだった。

だけども、原子力ムラの住民だけが集まる秘密会議の中で、電事連の原子力部長が語った本音は、高速増殖炉推進でもプルサーマル推進でもなく、「核燃料の受け入れ先の確保」だった。

つまり、使用済み核燃料という核のゴミが、電力事業者にとって最も深刻な問題だったということになる。

※続きはメルマガに書いています。

=====
メルマガの購読で、僕のブログ活動を支援していただけると嬉しいです。
ざまあみやがれい!メルマガ
ブログと別に、1日1記事。24時間ネット体制でつづるネットサバイバル術です。
PC・携帯に配信。購読すると当月配信分を読めます。
=====
このエントリーをはてなブックマークに追加