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2012年10月15日(月)、小出裕章さんが、文化放送「吉田照美 ソコダイジナトコ」に出演。

野田総理が、「復興再生の全ては除染だ」と述べたことについて、警鐘を鳴らしています。

環境省の大罪


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▼20121015 吉田照美ソコダイジナトコ「原発問題の今」 小出裕章

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石森「小出先生おはようございます」

小出「はいおはようございます」

吉田「すいませんめちゃくちゃ早くて」

小出「いいえ。お世話になります」

吉田「また今日もよろしくお願いいたしまーす」

石森「よろしくお願いします」

小出「はいっ」

石森「小出先生はこの番組はもう何度も電話などで登場されて。」

吉田「そうですね」

小出「はい。お世話になって来ました」

石森「照美さんともね」

吉田「ええ。何度もおじゃまもさせていただきましたけれども」

小出「はい(笑)」

吉田「ありがとうございました」

小出「はい。ありがとうございました」

石森「わたしあの、文化放送の記者で石森と申しまして。あの、初めましてになりますけどもよろしくお願いします」

小出「はい。はじめまして。よろしくお願いします」

石森「私あの、主に文化放送では政治の取材をしておりますので。まずはそちらの方向からお話を伺いたいと思うんですが」

吉田「そうだね」

小出「はい」

石森「野田総理大臣。今月7日なんですけども。東京電力福島第一原発を訪れて。最も多くの核燃料が保管されている、4号機の原子炉建屋を、去年9月の就任以来、初めて視察しました」

小出「はい」

石森「で、え…野田総理は原発や除染作業と、それから仮置き場を視察したあとに、こういったんですよね、小出先生」

小出「はい」

石森「復興再生の全ては除染だ。スピードアップしないといけない、と。言うんですが。これ先生、あの、今さら何をという感じが」

小出「(笑)」

石森「してしまうんですけどもね」

小出「そうですね」

石森「まああの」

小出「マンガの様な話ですね」

石森「本当ですよね」

小出「はい」

石森「震災から1年半が過ぎても、復興予算も被災地以外で使われている(苦笑)という状況ですから」

小出「はい」

石森「まあ、復興に政府が真剣に取り組んでいるとは思えないんですし」

小出「はい」

石森「また、復興再生の全ては除染という総理の言葉にも引っかかります。」

小出「はい」

石森「小出先生は、あの、総理の視察と、それからこの総理の言葉を、どのような思いで受け止められたんでしょうか」

小出「私は、元から政治にはまったく期待をしないというふうに、公言してきましたし、今度の野田さんの行為ということも、単なるパフォーマンスにしか見えませんし。全く、問題が…の深刻さというんでしょうか、何をしなければいけないということが、はじめから全くわかっていないという、そういう人だということが、私に改めてわかりました。」

※一同「うーん」

石森「この復興再生の全ては除染だというふうに総理は言っておりましたけれども。小出先生は除染については、あの、否定的な見方をされてましたよね」

小出「そうです。除染というのは出来ない、のです。え…除染というのは汚れを除くという意味ですけれども。放射性物質を除くことなんて出来ない、消すことは出来ない、のです。え…ある場所にある放射性物質を別の場所に移すということは、できます。ですから、どうしてもその、この場所にあっては困るというものを移すという作業は、それなりに必要ですけれども。いずれにしても放射性物質、消すこと出来ませんので。え…除染、除染といったところで、結局は大した効果にならないのです。もともと。それがだから何か唯一1番大切なものというふうに言うのであれば、はじめから間違った考え方です」

石森「では先生」

小出「はい」

石森「政府が、この問題に対して取り組むのに、1番大切なことは除染ではなければ何なのでしょうか。」

小出「え…まずはこれ以上の放射性物質の拡散を防がなければいけませんので。そのために4号機の中では現在も、沢山の労働者が被曝をしながら苦闘している、のです。え…野田さんが何分間か視察したそうですけれども」

吉田「5分でしょ、あれね」

石森「5分ですね」

▼参考:野田首相4号機視察 たった5分wwwwwチラ見wwwww

小出「はい」

吉田「すごい重装備で、で、あのかたは収束宣言も撤回してないですよね」

小出「そうですね。はい」

吉田「ひどいですよね」

小出「はい。もう、日夜、今の時間だって、労働者たちが被曝をしながら、働いているわけで。もうすでに1年半以上、そういう苦闘が続いているのですね。え…その作業も、一体、放射性物質の本体、つまり溶けた炉心がどこにあるのかわからないという、そういう状態のもとで作業をしている、わけで。野田さんがあえて4号機の使用済み燃料プールに行ったということは、4号機の使用済み燃料プールの中にもまだ危機が残っていて、それをどうするのかということが、ま、東京電力、あるいは政府としても、問題があるということを認識しているから行ってるわけで。事故は収束など全くしていないのですね」

吉田「そうですね」

小出「そのことをまずは言わなくてはいけないと」

吉田「まず謝ってからですよね」

小出「はい」

石森「ホントですよね。あの状況をみて、収束宣言を撤回しないっていうのはよくわかりませんけどもね」

小出「(笑)」

石森「それからですね」

小出「はい」

石森「政府の姿勢なんですけれども。それに関連しましてね。福島第一原発の事故を受けて建設を中止していたJ-POWER、電源開発の青森県にある大間原発をめぐっては、北村社長、J-POWERの北村社長が、今月1日に建設を再開したことを明らかにしました」

小出「はい」

石森「え…まずですね、この大間原発なんですけども、これ国内で初めてとなるフルMOX燃料の原子力発電所ということなんですが」

小出「そうです」

石森「これは、あの、ウラン燃料よりも不安定で危険だとも聞きました。」

小出「はい。えーと。もちろんそうですね」

石森「どうしてなんでしょう」

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環境省の大罪

続き:大間原発 建設再開 フルMOX原発とは何か わかりやすく説明 小出裕章(2)

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