原発と原爆
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『信じられない! 冷戦下でGE社が、ソ連のウラン濃縮サービスを利用し、得たウランを日本に輸出していた』

「ざまあみやがれい!メールマガジン」vol.379

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【まずは30秒で僕のオドロキをお伝えします】

今回のオドロキはハンパナイですね。歴史観が崩壊しましたよ!

今回僕が紹介する事実は、ウラン濃縮ビジネスにおいて、冷戦下のソ連とアメリカが、事実としてがっちり手を握っていたというお話です。更に驚くことに、ソ連が濃縮した濃縮ウランによって日本の原発は動いていたということです。

これは世界的なスクープだと思います。このスクープを掲載しているのは、いつも紹介している有馬哲夫さんの著書「原発と原爆」です。この本は100万部くらい売れればいいと思うほど内容が濃密で、オドロキに満ちています。胸を張っておすすめできる、買いの一冊です。

原発と原爆 「日・米・英」核武装の暗闘 (文春新書)


今回お伝えするのは、冷戦下でGE社が、ソ連のウラン濃縮サービスを利用し、得たウランを日本に輸出していたという、有馬哲夫さんが調査してお書きになった「原爆と原発」に記されている事実です。

ここから何が見えてくるのか。
  • 冷戦下のソ連とアメリカのリアルな関係「ウラン濃縮ビジネスという経済交流」

です。

  • 原発マフィアの「儲ける仕組み」……ウラン濃縮と原子炉販売の相互関係

も見えてくると思います。

この「冷戦下でGE社が、ソ連のウラン濃縮サービスを利用し、得たウランを日本に輸出していた」ことは、以下の歴史的な事実を意味しています。

  1. アメリカGE社が米国政府の許可を得て、ソ連のウラン濃縮サービスに、ウラン濃縮を依頼した。
  2. 依頼を受けたソ連が濃縮したウランを、アメリカが日本を始めとする西側諸国に輸出した。

驚くでしょ? ガタガタと歴史観が崩壊していくでしょう? 中には、やりかねないなと思った人もいたかもしれません。だけどもここまで具体的な形で、冷戦下のアメリカとソ連が協力していた事実は、皆さんにオドロキを与えたはずです。

僕がこれまで与えられていたイメージとは、かけ離れたソ連とアメリカの関係です。

その僕のイメージはどうやって与えられたか思い起こしてみると、ほぼ映画でした(苦笑)。あとは教育や報道かな。そういう意味では、映画や報道は、冷戦構造を演出する際に非常に役立ったといえるのではないか、と僕は感じています。

そういうこれまで僕が持っていたイメージとは異なる、ソ連とアメリカの思惑が絡んだ核濃縮ビジネスの証言が、アメリカの公文書に残っているのですね。

結論から言うと、アメリカGE社は、ソ連の核濃縮サービスを利用して、作った濃縮ウランに中間マージンを上乗せして、原子炉とセットで販売して儲けていたのですね。ソ連のウラン濃縮サーヴィスは、アメリカのものより3%~4%安いという調査報告もあったとのことです。

この時代は、濃縮ウランの保有量に応じて、原子炉を販売していたわけです。つまり、アメリカは、ソ連製の濃縮ウランを手に入れることによって、濃縮ウラン能力を高めて、原子炉の販売数を伸ばしたといってもいいでしょう。

逆を言えば、当時、アメリカは、ウラン濃縮能力の限界に来ていたのです。

ウラン濃縮能力が限界に来ているということは、原子炉の輸出ができなくなることを意味していました。だからこそ、ソ連のウラン濃縮サーヴィス利用をGE社がアメリカ原子力委員会に提案したのですね。

結果論ですが、ソ連とアメリカが手を取り合って、世界に原発を増やした、という風にも捉えることができますね。少なくとも公文書にはアメリカの狙いがハッキリ記されています。

ソ連も、アメリカGE社から濃縮ウランビジネスを持ちかけられることによって、外貨を稼いだということも言えますし、同時に、核濃縮をすることによって、濃縮能力が制限されたとも言えます。

公文書の内容によると、アメリカは、ロシア濃縮ビジネスによって儲けた分は、別のビジネスによってアメリカに帰ってくると分析しています。また、アメリカにはソ連のウラン濃縮能力を制限する狙いがあったことも記されています。

とはいえ、一番大きな目的は、アメリカが、ソ連の力を借りてでも、独占していた西側のウラン濃縮ビジネスを拡大し、原子炉を輸出していくことだったでしょう。

その狙いの先には、日本がしっかりとありました。驚くことに当時、日本は、アメリカとなんと13年分の濃縮ウランの契約をしていたのです。つまりアメリカからずっと濃縮ウランを買い続け、原子炉を買い続けるということを意味します。日本の原発はソ連が作った濃縮ウランで動いていたと言っても過言ではないのです。

では、これから、GE社がアメリカ政府に『ソ連のウラン濃縮サーヴィス』利用を申し出た文書を読んでいきます。

※お付き合いいただきましてありがとうございました。

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