東京電力福島第一原発にて、昨日2013年3月18日19時に全面的に停電が起きた。その発表は3時間後だった。

メールやHPにて一方的に情報を通知しただけだった。

会見は停電から15時間後に開かれた

ここまで、発表や会見を先送りにするのは、逆に、マスコミ対応がしっかりしているからなんだよね、多分。


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昨日2013年3月18日夜19時頃、東京電力福島第一原発にて停電が起きた。免震重要棟までもが一時的に停電した。
福島第一原発 停電 使用済み燃料プール等 原因と現状まとめ
その直後に免震重要棟の停電に関しては復旧したようで、東北電力から通電を受けていると発表した。

また1号機、3号機、4号機の使用済燃料プールの冷却システムが停止、汚染水浄化装置が全て停止、など、今なお危機は続いている。

だが、発表されたのは、18日の22時を過ぎてからであった。停電から3時間もたっていた。

東京電力は、2013年3月19日10時過ぎからの記者会見において、夜遅かったし、このように朝早く10時から会見を開いている、と釈明した。

だが、夜遅くといえど、記者も国民も情報を得たいと思っているのは明らかだ。特に福島県民は、会見がなかったために、不安な夜を過ごさなければいけなかった。東京電力はつねづね何かあればすぐに会見を開くと言って来たが、今回は、停電からおよそ15時間遅れ。

またもや国民1億人が裏切られた。

東電の情報発表のタイミングを整理するとこうだ。

  • 停電 2013年3月18日19時ごろ
  • 発表 2013年3月18日22時過ぎ(3時間後)
  • 会見 2013年3月19日10時過ぎ(15時間後)

と言うタイムラインだ。

  • 発表が停電から3時間遅れたのはなぜなのか。
  • 会見を翌日に開いたのはなぜなのか。

それは、マスコミへの情報発信のタイミングを東京電力は計算していたと考えるのが妥当だろう。

まず、発表が当日22時過ぎだった理由は、当日のうちにテレビニュースで報じられるのを避けようとしたのではないかと考えられる。

特に、21時のニュースで報じられることを避けたのではないか。

このタイミングで報じられれば国民的な関心は急激に高まり、翌日の新聞報道によって、東京電力批判は一気に噴出するだろう。その勢いは、昼のワイドショーにまで継続される。

つまりは、早ければ早いほど、報道攻勢にさらされるということになるわけだ。

文字だけで対応し、翌日の10時に会見を開くというスケジュールは、幾つものマスコミの取材攻勢を遅らせている。

  • 18日夜のニュース
  • 19日の朝刊
  • 19日の朝のニュース

この3つの報道を無力化することに成功したといえるだろう。

情報は遅らせれば遅らせるほど鮮度がなくなり、人々は関心を失う。そういう性質をきちんと理解した上でやっていると考えられる。

これはメディアコントロールの基本だ。実際福島第一原発事故の直後の計画停電においても、広報について社長室でTOPが協議して、「やらない」と決めていた事実がある。

東京電力は、いい加減なのではなく、しっかりやっているわけだ。

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