▼2013年5月29日:福島第一原発作業員の方の驚愕のお話。(おしどりマコ) | Daily NOBORDER

『作業員「事故直後の挙動の推定がつかないだけでなく、
建屋の中に驚くほど高線量の部分があるのも2号機なんです。

はっきり言ってしまうと、もし注水などに問題があり、冷却ができなくなる事態が起き、どうしようもない、といった過酷な状況になったとします。

1、3、4号機ならば、決死隊が被曝覚悟で駆け込んで何とかすることができるんです。

しかし、2号機は。

2号機の建屋は、非常に線量が高いところが多々あるため、決死隊が駆け込んでも、作業する前に死んでしまう、問題の個所にたどりつけない可能性が高いのです」』

数シーベルトを浴びると人間は死んでしまうと言われています。

それ以上の線量を浴びれば、その場で人間としての機能が失われてしまうのですね。

2号機の建屋内では、そういう場所が多々あるとされています。

福島原発事故 東電テレビ会議49時間の記録

福島原発事故 タイムライン2011-2012

2号機は、そもそも、サプレッションチェンバー周辺から、原子炉内の放射性物質が漏れたと推測されていますが、まだ推測以上のことはわかっていないのですね。

確かに4号機の倒壊への警戒は、これまでも繰り返し呼びかけられてきました。

ですが、もし4号機の倒壊が起こらなかったとしても、注水機能に不具合が生じて、それを回復できなかった場合には、別の次元での問題がとうぜん起こりうるわけです。

そういった、4号機使用済燃料プール倒壊の危機とは別次元の危機について、明確に告発がなされたことは、よいことなのかもしれません。

知らないより知っていたほうがよいのです。

今回は、ネットメディアによって、それも優れたインタビュアーおしどりマコさんによって、このことがきちんと表に出されましたが、これだけでは、周知が足りません。

今後、多くの既存メディアによって取り上げられるべき問題です。

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