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#横浜市長選挙 の総括で議論してレベルアップしよう。

 
これは東京新聞の出口調査から私が作成したグラフだ。

 
赤色の「カジノ反対層」は3候補に分散しており、

 
ここに多くの人が注目し議論が行われているが、

 
重要なのはそこではない。


 
私がシングルイシューの選挙をウォッチして、注目し続けているのは、グレーの「わからない層」だ。

 
「わからない層」の人たちは、「反カジノ」候補に投票する傾向が極めて小さい、ということが読み取れる。

 
「反カジノ」は、約2割の「分からない層」の受け皿にはならず、この約2割は、「反カジノ」以外に流れている。

 


 
更に深く洞察すると、

 
「反カジノ」は2種類にわけられる(が今回はそういう調査になってない)。

 
「積極的反カジノ層」
「どちらかと言えば反カジノ層」

 
の2種類だ。

 
この分類が大事なのは、
 

実は「どちらかといえば反対層」の票は、

 
「積極的反対」候補に多くが流れるわけではない、

 
という過去の結果が有るからだ。

 


 
原発再稼働の是非が問われた柏崎市長選挙において、

 
「どちらかといえば反対」層18%のうち、

 
再稼働反対候補には、8%しか流れなかった。


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今回の、横浜市長選挙では、「どちらかといえば反対層」がどれだけいたのかは、報道されていないが、

 
柏崎市長選挙とにたような傾向になっている可能性がある。

 


 
つまり、シングルイシューの弱点は

 
「どちらでもない層」「わからない層」

 
の票を逃すことになるということだといえる。

 
だから、勝つためには、総合力が必要になるのだ。

 
こういうことを選挙のお勉強会で、全国を回ってお話しています。


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