マディソン郡の橋

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イーストウッド監督作品中でも1、2を争う秀作
この映画を「熟年カップルの不倫」を描いたものだと言ってしまうのは余りに悲しい。クリントイーストウッドはこの映画で「真実の愛」を見事に描ききっています。ロバートはフランチェスカへの「思いやり」が故に身を引き、フランチェスカは愛する家族への「思いやり」が故にロバートを振り切った。濃密な4日間の逢瀬の後長い間お互いに連絡を取り合うことのなかった二人がロバートの死によって再び繋がることに。。。。。フランチェスカはロバートの死を伝える手紙でロバートへの愛が真実のものであったこと、ロバートが自分を心から愛していたことを思い知らされます。止まっていた時間が動き出したかのようにフランチェスカの中のロバートへの愛が堰を切って溢れてきます。フランチェスカの生きている間は家族への愛に生きた。死んでからはロバートのためにという言葉は重くそしてとても切ないです。そこにはロバートへの贖罪の気持ちもあったことでしょう。ロバートも別れのあと一切の連絡をフランチェスカにしていないことから自分の存在によってフランチェスカを苦しめる結果になってしまったことへの贖罪の気持ちがあったのでしょう。愛する人の思いやりがとても心に痛いのです。恋とは往々にして独りよがりなものですが愛とはお互いへの思いやりがあってこそなんだと考えさせられました。原作も素晴らしいですが映画も素晴らしいです。まだ見られていない方は是非見ていただきたいです。









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