2007年11月19日

\(^o^)/オワタはξ゚゚)ξ彼女に勝利を捧げるようです

584 名前:\(^o^)/勝利 1/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:45:18.58 ID:glEcRe1R0
球場は独特の熱気に包まれていた。
マウンド上の男は帽子を取り、空を仰ぐ。すると眩しい太陽が男の視界に入り込んだ。

\(^o^)/(うおっまぶしっ! ……それはそうと、ここが正念場だな)

流れる汗をユニホームの袖で拭ってから、帽子を被り直し、ふとスタンドを見つめた。
必死に応援する観客の歓声、そして相手側の吹奏楽部による演奏等が、そこからそれぞれ球場内に響き渡っていた。

そんな中、男は自身の高校の応援団がひしめく一塁側の内野席に視線を移した。
そしてその大勢の人間の中から、お目当ての人物を男は見つける。

ξ;゚゚)ξ「―――!!」

金髪のツインテールが特徴のチアガール。名前はたしかツンと言っただろうか。
汗にまみれながらも、必死に声援を送っている彼女。遠目であるが、男はしっかりとその姿を見つめた。

結論から言えば、男は彼女に恋心を抱いていた。
この大会の初戦で、必死に自分たちを応援してくれている姿を初めて見たその時から。

して、本日は全国高等学校野球選手権大会県予選、その決勝。
勝てば甲子園出場が決定するこの試合の最終イニング。
マウンド上の男、もといヴィップ高校エース、人生オワタは一人勝手な思考を脳内で描いていた。

\(^o^)/(俺、今日の試合勝ったら…あの娘に告白するんだ…)





\(^o^)/オワタはξ゚゚)ξ彼女に勝利を捧げるようです

587 名前:\(^o^)/勝利 2/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:46:49.46 ID:glEcRe1R0
\(^o^)/(で、その為には、コイツを打ち取らなければ……!)

(´・ω・`)「……」

オワタは視線を本来向けるべき相手に戻し、その人物を見つめた。
本日決勝の対戦チーム、ラウンジ高校、その4番、ショボン。
決勝までの七試合で、計六本塁打を放っている今大会屈指のスラッガーである。

\(^o^)/(最終回で既にツーアウト…コイツを打ち取れば、試合はオワル……けれど)

けれども、そう易々とはいかない。
たしかに現在、ヴィップ高校は対戦相手のラウンジ高校をリードしている。
だがスコアは3-2、その差は僅か一点。

そして現状。ツーアウトではあるが、ランナーが一塁にいる。
ホームランを打たれれば逆転される場面だ。

\(;^o^)/(おまけに…前の打席で、コイツにはホームランを打たれている……)

前の打席も同じ状況だった。ツーアウトランナー一塁。
そこでオワタは高めに甘く入ったストレートを外野スタンドに放り込まれてしまった。
オワタの今日唯一の失投だった。

589 名前:\(^o^)/勝利 3/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:48:17.39 ID:glEcRe1R0
/(((;^o^)))\(あばばばばばばばばばばばばばば……)

それを思い出すと、またしても打たれるような気がしてオワタは頭を抱えブンブンと左右に振り、思考を散らす。

( ^ω^)「おっお、オワタくん、ここはどうするかお?」

と、そこにキャッチャーの内藤が自分の元へと駆け寄ってきた。
狼狽える自分とは違って、彼はこの最終局面でも涼しい顔で微笑んでいた。

気温もかなり高いはずなのに、何故暑苦しい防具を身に纏いながら、
ちょい太めの彼が、汗ひとつ掻いてないのかという疑問がふと浮かんだが、とりあえずそれは置いておいた。

( ^ω^)「次の五番は今日まったく打ててないお。だから、敬遠という手もあるけどお……」

/(^o^)\「……」

オワタは考えた。たしかに、次の五番は今日の試合自分の球を全く打てず3三振。
敬遠というのはかなり有効で、魅力的な策であるように思えた。

だが

\(^o^)/「……いや、ここは勝負だ」

敬遠はしない。オワタはショボンに真っ向勝負を挑むことに決めた。それは何故か。
ここで敬遠など『逃げ』だ。そんなのは自身のプライドが許さない。(建前)
それに、ここでショボンを打ち取ればテラカッコヨスwwwあの娘も俺にメロメロだろwww俺の人生ハジマタwww(本音)

( ^ω^)「そうかお…把握したお! 絶対に勝って甲子園に行こうお!」

オワタの脳内が不純だらけのピンク色とも知らず、内藤は「か…漢だ…!」と感動しながらホームへ戻っていった。



591 名前:\(^o^)/勝利 4/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:49:41.02 ID:glEcRe1R0
(´・ω・`)「よろしくお願いします」

今大会屈指のスラッガーな彼は礼儀正しく、審判にお辞儀をしてから右バッターボックスに入った。
足元をならした後に、バットをトップの位置にまで持ってきて構える。
そのバットを構えたショボンから伝わる大打者特有の威圧感、オワタはそれをひしひしとその身に感じた。

\(;^o^)/(なんというプレッシャー、これは間違いなく打たれる予感……)

今更ながら敬遠しとけば良かったかな…などという弱気な考えが頭をよぎる。
そこでまたしてもオワタは視線をスタンドへと向けた。

ξ;゚゚)ξ「―――!!」

視線の先ではあの娘が同じように、必死に声援を送り続けてくれている。
その姿をじっと見つめ、オワタは弱気な自分に心の中で喝を入れた。

\(^o^)/(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…!)

弱気な自分を奮い立たせ、オワタは18,44m先の内藤が出すサインに目をやる。
その内藤の指示するボールは、

\(^o^)/(…内角低めへスライダー)

( ^ω^)(さっき打たれたのは高めだお。だからここは低めを中心に組み立てていきたいお。
      外し気味でも構わんお。コントロールミスだけは絶対に気をつけて欲しいお)

\(^o^)/(把握)

内藤のサインに頷くと、右足をプレートに乗せセットに入る。
そしてショボンへの第一球を、投げ込んだ。

594 名前:\(^o^)/勝利 5/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:52:02.52 ID:glEcRe1R0

・・
・・・

\(;^o^)/(よし…なんとか追い込んだぞ…)

オワタは内藤からの返球を受け捕ると、一旦プレートから足を外しロージンを付け直した。
一息吐きながら、オワタはここまでの配球を頭の中で確認する。

まず初球、内角低めにスライダーストライク、次に内角に外れるストレート、続けて外角低めにまたスライダー、
これをショボンは一塁側へファールにする。結果、ツーストライクワンボールとピッチャー有利なカウントに持っていけた。
そして次の第四球。内藤のサインは、

( ^ω^)(よし、ここでフォークを使うお)

\(^o^)/(フォークとな…)

( ^ω^)(外してもツーツーの平行カウント。だから思いっきり低めで構わないお)

\(^o^)/(うは、おk)

サインに頷き再度、セットに入るオワタ。
この一球で決める。そう意気込んでショボンへの第四球を投げた。


次の瞬間、球場には独特の快音が響き渡った。

\(;^o^)/「「ッ!!」」(^ω^ )

597 名前:\(^o^)/勝利 6/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:54:03.77 ID:glEcRe1R0
ショボンが真芯で捕らえたその打球に、球場の全ての人間は目を奪われた。

観衆から発せられる割れんばかりの大歓声。
それに後押しされるように、打球はグングン伸びてレフトスタンドへ向かっていく。
入れば逆転。一転してオワタたち、ヴィップ高校は窮地に追い込まれる。


(審判)「ファールボール!!!!」

打球は惜しくもポールの僅か左をすり抜ける。
観客、そしてグラウンドの選手たちは、それぞれ悔しがる者とほっと胸を撫で下ろす者の二通り。

しかしそんな中、オワタはマウンド上で一人ある疑問を抱いていた。

\(;^o^)/(なんでだ…なんで今のが打たれた…?)

いま投げたフォークボール。
リリースの瞬間、自分でもこれ以上ない最高のボールだとわかった。
しかし、それはいとも簡単に打たれ、あわやホームラン。

\(;^o^)/(いったいどうして……)

( ^ω^)「オワタくん!!」

そこで内藤からボールが返球された為、思考が中断された。
慌てて投げられたボールをキャッチし、オワタの目線は自然とホームへと移行する。

\(;^o^)/「な……!」

そこでオワタはとんでもないものを目撃した。

598 名前:\(^o^)/勝利 7/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:54:58.08 ID:glEcRe1R0
↓バット
.\    ∧_∧
\.\  (´・ω・`)  「Is this a Penis? No,This is a Bat.」
  \ \/⌒  ヽ
   \/ /  ノヽ_,             _( "''''''::::.
    ( /ヽ   | )__ ____,,,... --‐'''^~   ヽ   ゛゛:ヽ
    \ /   :::::::::....:""""  ・    ・  . \::.   丿←バット?
      (    :::::::::::::::::::       ・  ....:::::::彡''ヘ::::/
      |   /,,,:::::::::::::::::::::::::::::;;;;;,, ---‐'' "^~
      |  / /-‐‐ ''^~
      (  ) )
      | | /
      | | |.
     / |\ \
     ∠/   ̄

\(^o^)/「……」




\(;^o^)/(二刀流・・・だと?)

602 名前:\(^o^)/勝利 8/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:56:34.27 ID:glEcRe1R0
なんということか。ショボンはバットを二本持っていた。
その鍛え抜かれた逞しい腕に一つ。そして股間に立派なのがもう一つ。
まさかとは思っていたがこの男、現代は失われし二刀流打法の使い手だったとは…!

(´・ω・`)「ふふふ、まさか甲子園用の切り札をこんなところで使う事になるとはね……」

なるほど、あの二本目のバットなら先程のフォークボール、それどころかどんな悪球でも悠々届くだろう。
打たれたのにも納得がいく。しかし、これでは……。

\(;^o^)/(に…二刀流ともなれば、その打力は計算上通常の二倍…!
        いや、相乗効果で打力はもっとアップするやも知れん!
        一本だけでも厄介だというのに、これでは…)

――勝ち目がない。

瞬間、オワタの心を絶望と恐怖が支配した。
あの二本のバットが相手ではどんなボールでも簡単に打ち返されてしまう……。
このままでは敗北は必然。これはまさに…

\(^o^)/「人生オワt――」

( ^ω^)「オワタくん、諦めるのはまだ早いお」

いつの間にか、内藤がまたしてもマウンドに駆け寄って来ていた。
その顔は相変わらず涼しげに微笑んでいる。
この状況で何故そんなに余裕があるのか。オワタには理解できなかった。
なんで内藤は……


( ^ω^)「……こうなったら、アレを使うしかないお」

606 名前:\(^o^)/勝利 9/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:58:25.67 ID:glEcRe1R0
\(;^o^)/「本気か!? だってアレは練習でもまだ一回も成功したことないじゃないか!!」

( ^ω^)「でも、アレ以外僕らが二刀流打法に勝つ方法はないお!」

\(;^o^)/「しかし……」

内藤、何を考えているんだ。アレを使うなんて正気じゃない。
……たしかにアレは、上手くいけばショボンの二刀流にも対抗出来るやも知れない。

しかし、練習で何度か試したが、未だまともに決まったことがない。
あきらかに確実性に欠ける。酷く分の悪いギャンブルだ。
失敗すれば、単なる棒球になったアレを打たれ、甲子園出場の夢は断たれる。

( ^ω^)「頼むお。もう…これしか方法はないんだお…」

内藤が懇願する。もうそれしかないんだ、と。
どっちにしろやらなければ負けるんだ、と。負けたら甲子園は、僕らの夢は終わりなんだ、と。

それはもちろん、オワタだって諦められるわけがない。
これでもここに至るまでに、それ相応の努力をしてきた。
日々の辛い練習に耐え、厳しいトーナメントを勝ち進み、ようやくここまで来た。

どれほど渇望しただろうか、夢の舞台甲子園。そこに辿り着くまであとワンストライク。
勝利まであとたった一球。あとたった一歩なんだ。だがその一歩があまりに、重い。

一歩前に立ちはだかる、ラウンジ高校4番ショボン。
自分はただ一球、魂を込めて投げるだけ。ただ、それを成すのに踏ん切りがつかない。
この一歩を踏み出す勇気が欲しい。ポンと、背中を押して貰いたい。

誰か勇気を――

608 名前:\(^o^)/勝利 10/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 20:59:23.15 ID:glEcRe1R0
ξ;゚゚)ξ「頑張れーッ!!」

そこでオワタは、天の助けとも思えたその声をはっきりと聴き取った。
彼女だ。相変わらず必死に声援を送り続けてくれている。
この炎天下の中、汗にまみれながら、自分へと向けて。

「頑張れ」

不思議なものだ。たったこれだけの言葉なのに…
今の自分の背中を押して貰うには、この一言で充分すぎた。

\(^o^)/「……わかった。アレを使おう」

( ^ω^)「本当かお!」

彼女が応援してくれる。彼女が勇気をくれる。
彼女が自分に期待をかけてくれている。

これに応えられなきゃ、漢じゃない。

\(^o^)/(絶対に、勝つ…!)

内藤は駆け足でホームに戻り、思いっきり来いと言った感じにミットを一叩きし、構える。
打席のショボンは「やれやれ、待ちくたびれたぞ」とでも言いたそうに溜息を吐き、二本のバットを構える。
そしてオワタは、改めてセットに入った。

この一球で雌雄は決する。
投げる者も打つ者も、守る者も見つめる者も全神経を集中させる。

―― 一瞬、球場が静まりかえった。

610 名前:\(^o^)/勝利 11/19[age] 投稿日:2007/11/19(月) 21:02:23.05 ID:glEcRe1R0
左足を上げ、大きく前へ一歩踏み出す。


この一歩は勝利への一歩か。
それとも、敗北への一歩か。


しかしこれは、彼女から貰った勇気の一歩だ。
オワタはそれ故、迷いなくその右腕から放つ。

自身の全身全霊を込めた、魔球を――!


\(#^o^)/「オォォォォワタァァァァッ!!!!!!!」


投げ込まれたそのボール。それはド真ん中のストレート。
こんな場面で投げるにはあまりに単純すぎる。

(´・ω・`)(失投だ!!)


瞬間、ショボンはそう確信する。

振りにいったバットは、確実に真芯でボールを捉えた。


(´・ω・`)(勝った!!)

――しかし確信は脆くも、オワタの叫びと共に崩れ去る。

613 名前:\(^o^)/勝利 12/19[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:03:55.98 ID:glEcRe1R0
\(#^o^)/「ハジけて!!」

        ◎  ◎
     ◎        ◎

    ◎            ◎

  ◎              ◎

     ◎        ◎      ティウンティウンティウン
        ◎  ◎

(;´・ω・)「なにぃッ!!!?」


オワタが叫んだ瞬間、ボールは多方面に分裂して拡散。

そして――

\(#^o^)/「混ざれ!!」


彼がもう一度叫ぶと、ボールは元の姿に戻り、内藤のミットに収まる。


ショボンの二本のバットは、ボールを捉えることなく空を切った。

617 名前:\(^o^)/勝利 13/19[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:05:06.32 ID:glEcRe1R0
(主審)「ストライク!! バッターアウト!! ゲームセット!!!」

主審の右腕が高々と上がる。
それと同時に湧き上がるスタンドからの大歓声。

同じくして、ヴィップ高校の選手たちも各々思うままに歓びの声を上げた。

オワタは両手を上げその場で万歳し、
内藤は最後に捕球したボールを握り締めながらマウンド目掛け走り出す。

続いて、他のヴィップ高校ナインもマウンド目掛け駆け出し、ベンチの選手たちも飛び出してきた。

( *^ω^)「おおぉぉおぉおぉ! やったおッ!!」

普段アレだけ冷静な内藤も、ここぞとばかりに歓喜しオワタと抱き合う。

二人は駆け寄った選手たちにもみくちゃにされながら、それでも二人はその満面の笑みは絶やさない。


試合終了3-2

ヴィップ高校優勝、甲子園出場決定。


\(*^o^)/「俺の人生ハジマタ!!」

620 名前:\(^o^)/勝利 14/19[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:06:54.82 ID:glEcRe1R0

・・
・・・

試合終了後、ヴィップ高校野球部と、その応援団は、自身らの学校へと戻り、優勝祝勝会を開いていた。

監督の挨拶やらなんやら、いくつか堅苦しいこともあったが、
今ではみんな好き勝手に用意された料理を食い散らかしている。
そこにいるどの人も、みんな同じく満足げな表情を浮かべていた。

そんな中、オワタは一人、例の娘を探していた。

\(^o^ 三 ^o^)/(見当たらない……)

祝勝会には一般の生徒も参加出来る。
ましてや彼女はチアガールとして、初戦から応援を続けてくれていた。
ココにいないなんてことは、ないはずなのだが……。

\(^o^)/(しかし見つからない。人生オワタ)

お手上げだといった感じにいつものポーズをとるオワタ。
あぁ、彼女に言われた通り頑張ったのに、その彼女は何処におるのや。

\(^o^)/(……トイレでも行こう)

すっかり気を落としたオワタは、そこで軽い尿意を覚え、一人トイレへと向おうと外に出る。
と、その外への出入り口で誰かとぶつかってしまった。

Σ\(^o^;)/「アウッチ! 人生オワタ!」

622 名前:\(^o^)/勝利 15/19[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:08:06.13 ID:glEcRe1R0
\(^o^)/「いたた…すいません大丈夫ですか…?」

不注意から結構な勢いで誰かさんとぶつかってしまった。
怪我はしてないだろうか、オワタは先ずその誰かさんへ向け謝罪の言葉を口にした。

ξ;゚゚)ξ「あ…こっちこそすいまs…」

      m9 三 9m
     彡       ミ
    m9   (^o^;)  9m アッー!
     ヾヽ\ y ) 彡
      m9/三 9m
        ∪ ̄\)

Σξ;゚゚)ξ「うわっ!!」

なな、なんとぶつかった相手はお目当ての彼女。なんという偶然。
驚きのあまり奇声を発して、彼女をこれでもかというほど指さしてしまったオワタ。

\(;^o^)/(いかん! こんなことをしてはマイナスイメージ! 今日のせっかくの頑張りが無駄にオワル!)

\(^o^)/「ゴェェ!!ガハッ!ゴェェェ!! ……すいません、お嬢さん。少々お時間を借りてもよろしいですか?」

豪快に咳払いをし、オワタは自身でも最高と思えるほどのクールな美声(笑)で、彼女に尋ねた。

ξ;゚゚)ξ「え? あっと、別にいいですけど…なんの…」

なんと彼女はあっさり了承。これは幸先良いスタートである。

\(^o^)/「(俺の人生ハジマタ!)じ、じゃあ、ちょっとこちらへ…」

623 名前:\(^o^)/勝利 16/19[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:09:29.44 ID:glEcRe1R0
オワタと彼にホイホイついて来てしまったチアの娘――ツンは、共に校舎の外へ出た。

ξ゚゚)ξ「……あの、ご用件はいったい…?」

彼女は単刀直入にオワタへと問う。そりゃそうだ、なんの説明も受けてないもの。

\(^o^)/「……実は私は、貴女に伝えたいことがあるのです」

ξ゚゚)ξ「はぁ…」

ついにやってきたこの性器の……じゃなくて世紀の瞬間。
オワタは自分の心臓の高鳴り感じていた。正直、今日の試合の何倍も緊張する。
が、ここは漢らしく、真っ直ぐに告白だ! 逝くぞ! 三日三晩寝ずに考えた、最高の告白方法!!

             ヘ(^o^)ヘ 私は貴女に
                |∧
               /
                     /
                (^o^)/ ぞっこんラヴ!
               /(  )
             / / >

       (^o^) 三
       (\\ 三 シュッ
       < \ 三

 \
 (/o^) 付き合って下しあ
 ( /
 / く

628 名前:\(^o^)/勝利 17/19[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:10:55.46 ID:glEcRe1R0
決まった…! エクセレント…! 今日と今までの試合との相乗効果でバッチリのはず…!
ついに俺も彼女持ち…。なんというホワイトホール、白い明日が待ってるZE…!

さぁ、どうぞ遠慮なく。おkの御返事を!! 俺の人生ハジマタ!!

ξ゚゚)ξ「死ね」

しかし返ってくるのは辛辣な一言。

\(;^o^)/「はにゃーん!?」

あれ? What's happened? おかしいな…こんなのは俺の予定にはないぞ…?

ξ゚゚)ξ「なにあんた? ふざけてんの? 勘弁してよね。てゆーか、あんた誰なの?
       名前も名乗らずにいきなり告白て、非常識にも程があるんじゃない?
       というより、今の告白自体が真面目に見えないんだけど」

\(;^o^)/「あぅあぅあぅあ…」

ξ゚゚)ξ「ったく、なんなのよ。こんなくだらないことに時間とらせないで欲しいわ。だいたいあんたね……」

( ^ω^)「ブンブブーン♪ブンブンブーン♪……って、お? ツンにオワタくん?」

と、ここで乱入者の登場。本日苦楽を共にした相棒、内藤がやってきた! これはきっと天の助け!!

ξ*゚゚)ξ「あ…ぶ、ブーンじゃない…」

\(;^o^)/(オワ…?)

ん……なんだ? 彼女の表情がいきなり…。

630 名前:\(^o^)/勝利 18/19[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:12:59.22 ID:glEcRe1R0
( ^ω^)「おっお、ツン。こんなとこでなにしてるんだお?」

ξ*゚゚)ξ「べ、別になにもしてないわよ…ただちょっと外の空気が吸いたくなって……」

( ^ω^)「そうなのかお。そういえば、今日も応援頑張ってくれてありがとうだお」

ξ*゚゚)ξ「べ、別にあんたの為じゃないわよ!
       あたしの高校の野球部が甲子園出るってなれば、友達に自慢出来るからなんだからね!」

( ^ω^)「お、正しくはツンの彼氏の僕が、甲子園に出るって自慢したいんじゃないのかお?」

ξ////)ξ「ばばばばば、バカ!! なに人前でそんなこと言ってんのよ!!」

( ^ω^)「おっおww顔真っ赤だおwwwツンは恥ずかしがり屋さんだおwwwww」

ξ////)ξ「あ、赤いのは夕日の所為よ!!」

( ^ω^)「おー? でも、もう日は沈んでるおー?」

ξ////)ξ「〜〜〜〜!! も、もう知らない!! バカ!!」
ガチャ! バタン!!

( ;^ω^)「あ…やりすぎちゃったかお……。っと、オワタくん僕らも中に戻らないかお? そろそろ祝勝会も終わる頃合だお」

\( o )/「……いや、俺はもう少しココにいるよ」

( ^ω^)「お? そうかお? それじゃあ、先に行ってるお」
ギィ、パタン

/(^o^)\

631 名前:\(^o^)/勝利 19/19[] 投稿日:2007/11/19(月) 21:14:05.48 ID:glEcRe1R0
なんだろうこの気持ち


この気持ちを上手く表す言葉、誰か知らないかな…?


知ってたら、教えてプリーズ。ご教授下さい…


……って、そうだ。いつものアレがピッタリじゃないか



        \(^o^)/「人生オワタ」


        ◎  ◎
     ◎        ◎

    ◎            ◎

  ◎              ◎

     ◎        ◎      ティウンティウンティウン
        ◎  ◎




\(^o^)/オワタはξ゚゚)ξ彼女に勝利を捧げるようです-Fin-


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