アミーユブログ ~高齢者介護・住まいに関する情報満載☆~

株式会社メッセージの広報スタッフが、メッセージの事業内容、 介護付有料老人ホーム「アミーユ」・サービス付き高齢者向け住宅「Cアミーユ」・ジャパンケアサービスの在宅事業等での日々の取り組みなどをご紹介します!

介護現場スタッフ日記

【介護の現場から】困りごとは何か~「しんどい」の本当の意味~

(スタッフ通信【介護の現場から】~[e-MESSAGE]第114号)

桜が咲き始めました。
本格的に春の到来を感じ、
なぜか嬉しい気持ちになります。

しかし花粉症の方にとっては大変な時期です。
四季に対する思いも人それぞれということですね。
施設にご入居されている皆様は
春の到来をどのような気持ちで受け入れておられるのでしょう?

こんにちは、まっちょかです。

入居者様の困り事・要望を聞くことはなぜ大切か?

■全てのサービスで顧客の要望を知る事は基本だから
■顧客のニーズに合致していないサービスは存続できない
■顧客の満足度を上げる為
■顧客のサービスを事業者側の思い込みで行わない為
■要望を聞く事で顧客の価値が上がる(尊重されていると感じられる)
■顧客の自己選択と決定を目指す事ができる
 
・・・などなど、理由はたくさん挙げられます。
これらのことは当然のことであり、
常に顧客の困り事・要望を知る努力をする必要があります。

次に、聞き取った困り事や要望は
本当に顧客が伝えたかった内容と一致しているか?
に着目することも重要です。
 
アミーユには何らかの障害をお持ちの方が生活しておられ、
障害によっても困り事やご要望は様々です。
私たちは、その困り事・ご要望を
正しく聞き取る努力を行う必要があります。

例えば、「しんどい」という言葉の裏には、
体がだるい・めまいがする・お腹が張って苦しい・
頭が痛い・憂鬱な気分・気分が悪い・熱がある・・・などなど、
色々な要因が隠れている場合があります。

「しんどい」という言葉を聞き取ったのであれば、
「どのようにしんどくて困っておられるのか?」
まで聞き取れなければ、適切な対応を行うことはできません。
 
施設において、入居者様の困り事に対して
様々な対策を行っても改善が見られない場合、
それは入居者様の本当の困り事と、
私たちが聞き取った本人様の困り事の内容との間に
差異があるのかもしれません。
 
まずは、私たちの思い込みを捨てて、
“本当の困り事は何か”を
できる限り正確に捉えることから始めましょう。
聞き取りが難しい方であれば、
表情や行動をしっかり観察することが大切です。

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【介護の現場から】最期をともに歩む~介護と看取りケア~

(スタッフ通信【介護の現場から】~[e-MESSAGE]第113号)

花粉症の私は、数年前より随分と
楽に春を迎えることができるようになりました。
早めの服薬で、症状が抑えられ、
マスクの代わりに鼻に塗る薬や、花粉予防用の
お洒落なサングラスで、外出も快適です。
 
くま吉です。

自宅でくしゃみをしていると、
「花粉症で大変やね」と保育園の子どもに肩を叩かれながら、
花粉が通り過ぎる季節を待ちたいと思います。
同じ症状をお持ちの方、過ごしにくい季節ですが、頑張りましょう。

さて、ここ数か月、担当しているアミーユで、
入居者様とお別れをする事が続いています。
人は命ある限り、いつかはこの世と別れなければならないのですが、
どのように別れるのか決めることが出来る人は多くありません。
 
余命を宣告された高齢者がいる場合、
私たちはどの様に介護すれば良いでしょうか?
ターミナルケアを何度か経験しているのですが、
人それぞれ、要望は異なります。

A様は、癌に罹患され余命を宣告されていました。
余命を宣告されている方に見えない程、
日々活動的で、外出も楽しまれていました。
痛みもあまり無いようですが、病魔は確実に
A様の身体を蝕んでいました。
そんな中、介護者はA様とどの様にかかわれば良いのか?
何をお手伝いすれば良いのか、判らなくなっていました。

A様は、ご自身の事を良く理解されており、
「今は、死ぬ準備をする事を終活って言うらしいで。
僕も、もうそろそろ準備しないと駄目やなぁ・・・」と話されてしました。
 
そこで私たちも、人生の終わりへの活動をするに当たり、
行うべき事は何か?A様と一緒に考えていくことにしました。

「エンディングノートを作るのは如何でしょう? 映画にもなっていますよ」
「好きな食べ物は何ですか?」
「今まで食べた物の中で、一番おいしいと思ったものは何ですか?」
「もう一度、行ってみたい場所ってありますか? 思い出の場所ってありますか?」
 
A様と関わる職員も、A様の明るく生活される姿を見て、
様々な質問をぶつけます。
その姿を見ていた、ご家族様は、
「ホスピスへの転居を考えていたんですけど、
痛みを緩和する事がここで出来るのならば、
皆さんに囲まれて生活したほうが、父の為のような気がしてきました」
そんな話を聞くことが出来ました。

A様とは1年も待たずにお別れをする事となってしまいましたが、
ご家族様・往診医・友人・介護者のサポートを受け、
ご自身の希望された最期の過ごし方を満喫されたように見えました。
 
全ての方が、自身の最期を準備する事が出来るわけではありませんが、
A様を通じ、人の最期について考え、自分の事も考えられる、
大切な人の事も考えられる、そんな人間になりたいと思いました。

日本は、「死」という言葉を声に出したり、
書にしたためたりすることは、不吉であると考えられ、
タブーとされている傾向がありますが、「死」は、「身近」にあるものでもあります。
特に高齢者の方は、私たちより身近に感じることが多いのではないでしょうか?

皆さんも、普段、意識する事がない、自身の最期について、
少し考える時間を作ってみると、
今までと少し違った世界が見えてくるかもしれません。

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【介護の現場から】新しい環境~引越し当初の不安について~

(スタッフ通信【介護の現場から】~[e-MESSAGE]第112号)

こんにちは、チャオです。
3月、卒業式のシーズンとなりました。
通勤電車で、袴姿の学生をみかけるようになりました。

さて、今回は「地域」や「引っ越し」をテーマに考えてみました。
 
6月に、今住んでいる所に引越しをしたのですが、
家の前が畳屋さんでいつも娘の保育園に行く前、
必ず畳屋さんのおじさん、おばさん、
看板犬に挨拶をして出発するのが日課になっています。

はじめは抱っこでないと挨拶に行けなかった娘も、
今は一人で行けるようになり、
朝は「おはようございます」「行ってきます」、
帰りは「ただいま」と当たり前の事ですが、
あいさつを交わす、その事が楽しみとなっています。
 
その畳屋さんは子どもからお年寄りまで、
色んな方が集まる場所となっています。
それまでマンションに住んでいた私は感じなかったのですが、
休みの日は子ども達が町内の掃除をしたり、
学校の登下校時には高齢者の方々が、
子ども達に声をかけ見守っています。 
町内会の中で、それぞれ社会的役割ができています。
 
よく入居理由で、一人暮らしが心配なので
今住んでいる場所ではなく
家族の近くの施設へ引っ越されるケースがありますが、
その時点で今までの地域での役割そのものは失われ
新たな環境で新たな役割を見つけていくことになります。

私自身が引越しをして感じた
知らない場所で新たな人間関係を築いていかなければならない
という不安な気持ち・・・
高齢者の方が同様に感じておられるであろう不安を実感しました。
 
私たち家族は、今では、地域の方々の温かい心遣いに支えられて、
安心して過ごせるようになりました。
自らの引越しを経て改めて
アミーユに入居されたばかりの方のさまざまな不安について、
私たちに何ができるのかを考え続けたい、
しっかり傾聴し、また観察をして気付きを得て
解決へと行動していきたいと心新たにしました。

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【介護の現場から】症状と診断~認知症?実は数ヶ月前に頭を打ってはいませんか?~

(スタッフ通信【介護の現場から】~[e-MESSAGE]第111号)

梅の花が満開を迎えました。
鶯の声をききましたか?
朝の夕子です。
 
今回は、最近、
慢性硬膜下血腫で手術を受けられた方のお話です。
慢性硬膜下血腫とは、頭をぶつけた後、
数か月くらい経ってから症状が現れるという、
脳の表面に血液が溜まる病気です。

骨折や切り傷、擦り傷など、
その事故当時に出現する場合と違って、
頭がい骨の中のことで容易にわからず、
体の動きや意識状態、認知状態が悪くなってくるために、
「頭をぶつけたあの時の?」と、
時をさかのぼった事故の症状が現れます。
頭をぶつけたことを知っていなければ、
「最近、認知症が進行して、介護が大変なのよ」と、
この病気を見逃してしまう危険があります。
 
年明け早々、私の勤務するアミーユへ
自宅介護は限界・・・という方の相談がありました。
ご家族はとても熱心で、
日常の様子をとても細かに把握して介護しておられましたが、
「夜、眠らなくなってきた」「一人で出かけてしまって危険がある」など、
家族が心休めない状況が続いていたそうです。

初めてご本人様に会った時には、
すこし活力が低下しているような感じがあり、
夕べもあまり眠れなかったので・・・という説明に納得していました。
入居されてからも、落ち着きなく動かれ、
ずいぶん激しい言動も見られます。
穏やかな方だとうかがっていたイメージと
ずいぶん違うなぁと思いましたが、
すべては、入居間もないことでの混乱、
下腿の浮腫など体調が悪いせいだろうと、
引き続き状況に合わせた援助をさせていただいていました。

首は前傾し、左手はグーにして使用されず、
食事も自分で食べられないなど、
日増しに多くの介助を要するようになっていきました。
入居されて2週間、右脳梗塞既往の方ですから、もしや再発か?
とも思い、CT検査を受けていただいたところ、
慢性硬膜下血腫が分かり、すぐに血腫除去術を受けられました。
術後、すぐに左手が使えるようになり退院されました。

あれから2週間、
入居当初のような
落ち着きのないそわそわした感じはありません。
手術前は、椅子を倒してまわられるので、
困ってしまって「椅子を倒すと椅子が壊れます。
倒さないでくださいね」とお願いすると、
「椅子を倒した? だれが?」
「まぁ、私がそんなことをしましたか、許してください」
というようなやり取りがあったことを思い出します。
故意的なものではなく、せん妄状態だったのかもしれません。

慢性硬膜下血腫は、「治る認知症」とも言われます。
(すでに認知症の方の場合、その手術後は、
頭をぶつける前頃の認知状態までの回復です。)
 
認知症ではない方では「最近、認知症になったみたいだ」とか、
認知症の方でも、今までと様子がおかしい・・・と言う時には、
「認知症が進んだ」と思わず、
頭の検査を受けることが大切です。
血液サラサラの薬を服用している方は、
出血量が多く命に係わる場合もあります。

転んで頭をぶつけたことが確かな場合はもちろんですが、
日々の身体的・精神的な変化を細やかにみていくことが、
早期治療、早期回復へつながり、
今の生活を継続できることへつながると思います。

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【介護の現場から】将棋の師匠として~社会的役割の創造~

(スタッフ通信【介護の現場から】~[e-MESSAGE]第110号)

こんにちは、キラワレスギです。
このペンネームのとおり
この時期に天敵のスギ花粉が猛威をふるっていますね。
鼻づまりや目のかゆみがこたえます。

先日、私たちのアミーユに来られている
業者の女性の方が最近将棋の勉強をしている
という話しを聞きました。
普段はパソコンのゲームで対局しながら
腕を磨いているそうなのですが
仕事が忙しく教室にはなかなか通えないので
腕が上がらないとおっしゃっていました。

そこで私から将棋を趣味にしている入居者様と
一戦交えてみてはどうですかと提案しました。
業者の方もぜひと言っていただきましたので
入居者様に早速お話ししてみました。

その方は80歳の男性入居者様のS様ですが
妥協を許さない方で
ご自分より弱い人とはあまり対局されません。
うちのスタッフも全く歯が立たず・・・です。
ただ、初めての相手なので
試しに一度対局することになりました。
対局してみるとやはり力の差は歴然としていたようで
対局後、「もっと勉強を積んできて」とのお言葉。
すると業者の方が「Sさんの弟子にしてくれませんか」と
入門の依頼がありました。

はじめは「だめだめ、俺は教えるのは苦手だから」と
きっぱりとお断りでしたが
しばらくすると「この前の女の人来てる?」とか
「暇でしょうがない」などと業者さんのことが
やや気になるようなご様子。

私から「業者さんが来たときに声かけますので
S様が教えてみたらどうですか?
ご自分で教えた弟子の腕が上がれば
S様の指導力が証明されますよ」と
お話しするとS様もまんざらではない様子でした。

それからは不定期ですが
業者さんの「弟子入り」が決まり
S様が将棋の指導を行なっております。
S様の様子を観察していると「指導者の顔」となっており
お弟子さん得た頼もしさが出ておられるように見えます。
 
ご高齢の方は自分の役割が
年齢の増加とともに失われると喪失感が強くなり
意欲の低下などが見られてきます。
私たちはご高齢の方には
私たちでは代用できない大切な役割があること認識して
社会的役割の創造にも努めなければなりません。

S様の将棋の指導は
業者さんの将棋能力の向上に寄与しており
S様にとっての役割です。
今後も入居者の皆さまのやりがいのある役割づくり
生きがいのる生活のお手伝いをしていきたいものです。

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プロフィール

株式会社メッセージ

当社使命は【障がいを持った高齢者に対して、良質な住まいを提供し、生活を支えること】。
全国で介護付有料老人ホーム「アミーユ」・サービス付き高齢者向け住宅(高齢者専用賃貸住宅)「Cアミーユ」を運営しています。

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