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今年映画館で見た37本目の映画
鑑賞日 3月15日
シネマート新宿
評価 ★★☆

 韓国映画、ナ・ホンジン監督作品、156分。

 現代の韓国の田舎町を舞台に、家庭内の殺人事件が頻発し、謎の日本人に嫌疑がかかっていく過程を描いている。その謎の日本人を國村隼が演じているので話題に。

 何て言うんだろうか、呪いだとか悪魔の手先だとか、そういうこの映画の内容をそのまま受け入れられる人には面白いんだろうと思う。しかし大昔の物語ならいざ知らず、いくら田舎町とはいえ現代韓国が舞台で、しかも主人公(クァク・ドウォン)は警察官という職業なのに、そういうふうな筋書きで物語が展開されるのには、私としては違和感があった。警察官ともあろう者が、呪術だとか霊媒師だとかを最初からそのまま受け入れていいのか??

 だれが事件の黒幕なのか最後近くまではっきりしないし、作り手ははっきりさせようとも思っていないようだ。内容が内容だからはっきりしなくても構わないのかも知れないけれど、作品の作りそのものがいい加減だからじゃないか、というのが私の感想。韓国映画なのでシーンごとの迫力はかなりあるけれど。

 東京では3月11日の封切で、新潟市では今のところ上映予定がないが、長岡市ではTジョイ長岡での上映(5月)が予定されている。