今年の大河ドラマ「江」が始まりました。
それでNHKではこれまでの大河ドラマの見所を特集した番組がありましたが、古い物は全然知らないので新鮮でした。
それぞれの年代で印象に残っている大河ドラマは様々でしょうが、私の場合は「徳川家康」です。
滝田栄さんが家康役、母のおだいの方を大竹しのぶさんが、織田信長を役所公司さんがされていたような。
何だか分かりませんが、よく覚えているシーンがあります。
信長の下に人質にされている竹千代(家康)におだい殿が会いにやって来ます。まず信長殿がおだい殿に会われ、「土産は何を持ってきたか」と問うと、おだい殿は「はい、母の心を」と答えるのです。母の心ってどうやって土産になるのだろうと思っていると、「ではその土産いただこう」と手を差し出す信長の前で「どうぞお受け取りください、母の心にございます」とおだい殿は目に一杯の涙を浮かべ、そのしずくが信長殿の手のひらにぽとりと落ちると、「母の心、確かに受け取った」とのたまい、竹千代との面会になる、という内容です。
フィクションでしょうが、とても印象に残ってよく覚えています。