2011年01月08日

映画「相棒」

とうとう「相棒」の映画を見に行ってしまいました。
現実では新年からテロのニュースが流れて嫌になりますが、劇場で水谷さんとミッチー氏を拝見して、すこしいい気分に浸ろうとの思いもあり。。。

感想として、脚本が凄くしっかりしているうえ、丁寧なセリフのおかげで込み入っている内容が分かりやすかったです。そして、あ、そこへいくんですか…という刑事ドラマの最悪な展開が…。
そして、「あ、うそ」という展開が。冗談になるかと期待したのに、そのまま終わってしまったので、2時間ドラマの頃から見続けている者にとっては結構なショックです。
もう相棒も10年以上になるのですね。
感無量…とともに、これからのTVドラマでの展開が注目です。

  

Posted by ammy2005 at 23:56Comments(0)

2010年02月15日

アバター

3Dで映画「アバター」観てきました。
初めは3Dに「おお、ジェットコースターみたい」とびくびくしましたが、そのうち慣れて映画の内容も面白かったので、3Dだということさえ忘れて見入ってしまいました。
とにかく映像が、作ったものだというのを忘れるくらいに綺麗だったので、綺麗過ぎることで、あ、そうだ作り物だ‥と思い出すようなものです。ちょっと見はアニメみたいなものかなと思っていましたが、全然違いました。「もう一つの現実」を感じさせる映像世界です。
物語を見ていくとどうしても、先進国と先住民の争いに重なってしまい、妙に現実的でそういう意味でも見入ってしまう内容でした。地球人を悪く描いている点でも(それだけではありませんが)近年のSFでは優れた作品だと個人的に思いました。
ナヴィという他星の人々を言葉から創造するとは、トールキン並みの仕事です。作り物の世界をとても自然に感じるのは徹底した創造活動の賜物なのですね。とにかく、いろんな意味で感心してしまいました。  
Posted by ammy2005 at 10:00Comments(0)

2009年11月29日

鴨川ホルモー

ちょっと一息つこうとDVDを。
「鴨川ホルモー」を観ました。原作は読んでませんが、映画を観る限り読んでみたいと‥「ホルモー六景」とかも出てますしちょっと読んでみたいです。しかし今読んでるのがもう少しで終るのでそれから‥。
万城目さんの作品は鹿男もですが、単純に面白いです。ホルモーの設定は本当にそれあったらいいのにと思いますが、やっぱりないんですよね。映画の配役は栗山さんがとにかく面白かったので、私にとってはそれだけでも満足です。しかし、なんといっても部の代替わりにおける踊りが強烈に面白かったです。原作ではどのように書かれているのか興味がわきますが、なぜ「レナウンむすめ」を踊らなければならないのか、あんな振り付けだったろうかとか、あれは神々のリクエストでああなったのか‥とか、いろいろ考えたくなりつつ、今でも「レナウンレナウンむすめが‥」と頭の中でリピートしています。  
Posted by ammy2005 at 12:19Comments(0)

2009年11月22日

2012

映画「2012」を観ました。
地球滅亡がテーマの映画のなかでも、これほど徹底的に壊しつくした映画は観た事がありません。
理屈がどうの事実としてどうのというよりも、ただただ生き残れるのか、どうか、で終始はらはらしどうしでした。CGが、たぶん映画の90%‥近くを支えていて、TV画面よりははるかに映画館で見たほうが意味のある作品だろうなと思います。俳優さんたちがよくこの手の作品で顔になるような人たちではなく、味のある役者さん達ばかりだったので、より作品自体が立ってみえました。
パンフレットの解説や評を興味深く読ませてもらいましたが、「アメリカがこの手の映画を作るのはなぜか」とか、「我々がこの手の作品を見たがるのはなぜか」というあたりが、面白かったです。ああ、そうかもしれないな‥と、現状を重ねながら少し考えたくなります。
2012年を無事に迎えられることを願いつつ、今年もあと一ヶ月と少しになりました。  
Posted by ammy2005 at 12:47Comments(0)

2009年07月11日

字幕と吹き替え

「地球が静止する日」字幕版をDVDで初めて観ました。
スクリーンで観たのは吹き替え版だったので、字幕になるとやはり随分違うなと思います。
印象としては、字幕の方が良いと感じました。細かいニュアンスになると、実際日本語でしゃべる量よりは多くなる事もあるかもしれませんが、字幕の方がより説明できているのじゃなかろうか、と思います。

それで初めて気づいたのが、クラトゥが最初に銃で撃たれるシーンでのことです。ロボットがクラトゥを救おうと近づいて来ますが、なにやら電子音がして動きが止まります。抽象的な電子音かと思っていたのが、字幕をみると「クラトゥ・バラダ・ニクト」になっていて、あっ、そうでしたか‥と納得しました。
もとの作品では確か、傷ついたクラトゥが女性に「クラトゥ・バラダ・ニクト」という言葉をロボットに伝えるよう託したと思います。ロボットに言葉を伝えると、ロボットはクラトゥを宇宙船の中に運び込み蘇生させる‥という展開だったと思います。

 しかし、フィクションとはいえ「地球人は攻撃的で理性に欠ける、説得が効く相手ではない、いくら待っても彼等は変わらない」と言われると、すみません、そうかもしれませんと応えるしかありません。女性博士が一生懸命「私たちは危機に直面して初めて変わることが出来る」と言ってくれたのがせめてもの救いです。
  
Posted by ammy2005 at 09:52Comments(0)

2009年06月28日

剱岳・点の記

映画「剱岳・点の記」を観て来ました。
実際の現場で、測量隊と同じ順序で撮影されていったというので、是非大画面で観たいと思い金欠のなか行って来ました。
淡々とした映画だろうと思っていたのですが、これが予想外に面白い内容で、非常に物語としても楽しめましたし、役者たち全体の一体感といい、映像といい、脚本といい、近年まれに見る良い映画でした。個人差はあると思いますが私には非常に好みの映画でした。ご覧になった方は、役者の演技を忘れ、経験をたどる一体感が得られると思います。それにしても主役の浅野氏はとても淡々として自然で良かったです。松田氏が崖から落ちるシーンはほんとに怖かったですし、そんなとこほんとに歩くのかいというような所を歩いてたり、しかも皆さん平気な顔して淡々と歩いているので、ちょっとNHKのドキュメンタリーを観ている気分にもなります。
が、日本山岳会と国の測量隊と、どちらが先に剱岳初登頂を果たすのかというドラマがあり、この作品ちっとも地味じゃないと思うのですが‥。また観たい作品です。  
Posted by ammy2005 at 14:11Comments(0)

2009年06月13日

映画・桜の森の満開の下

篠田正浩監督の映画です、主演は岩下志麻。
原作は坂口安吾、内容については良く知られてるのではしょります。しかし桜の花の満開の下にいると気がおかしくなるというのは本当なのでしょうか。自分も桜の森でつい試してみたくなります。
映画は観たいな〜観たいな〜と思いながらいく年月、ついにDVDでお目見えしました。
とても原作のままの内容で、本当にそんなグロテスクなシーンを撮るのですかとドキドキしつつ、ヒロインが男女の生首でままごと‥人形さんごっこ‥みたいなことをするあたりは奇妙にユーモアで、これが絵になるのは岩下志麻の美しさと怖さがあればこそ‥などと考えていました。
また「おれは都なんぞ面白くねえ!」とごねる男の様子を見ていると、山賊ながら純粋で意外に染まる事のないキャラクターに奥の深さを覚えます。
桜の森に消えていく女と男のシーンは特撮なしでも十分の素晴らしい出来で、ストンとした幕切れも良く、思わずブラボー!と拍手したくなりました。(おおげさな‥)
監督はあのシーンをどういう思いで作ったのでしょうか。
こときれて微妙な微笑を浮かべたままの女に、男が手を触れようとした時「触らないで」と女の声が聞こえます。そこが何か可愛らしくもあり怖くもあり‥。
あんな恐ろしく美しい死に顔はなかなか見られませんが、それがとても印象に残りました。  
Posted by ammy2005 at 20:07Comments(0)

2009年06月11日

切腹

 小林正樹監督の映画です。
漫画「花よりも花の如く」の中で「参考にどうぞ」と主人公に手渡される時代ものの映画ですが、その殺陣が真剣であるという解説に興味を覚え、ちょっと観てみようと思いました。
主演の仲代達也‥どう見ても60歳代に見えるのですが20歳代で演じているそうです。共演の岩下志麻でさえこんなに若いのに仲代氏がこの年に見えるというのも凄いことですが、内容が素晴らしい。
刀が登場するシーンでは、役者が本当に刃に触れるのを怖がってるように扱いが慎重です。果し合いのシーンでは剣道の構えを思い出しましたが、それは基本に忠実だから? でしょうか。
 ストーリーはまるでこれは現代ものかと思われるような身につまされる、リストラ的な社会背景の中で起こる出来事です。締めくくりまでもが、まるで大企業のごまかしを見るような有様で‥でもいい作品でした。
見てて思ったのは、シーン毎の撮影が丁寧だなということと、脚本に無駄な説明が無く、食い入るように見いってしまう吸引力があることです。長時間緊張を強いる映画だなと思いました。武満氏の音楽も効果的でした。
おすすめです。
  
Posted by ammy2005 at 14:55Comments(0)

2009年05月17日

映画版・天使と悪魔

 原作を読んだときは「ダヴィンチ・コード」よりも好みだったので、早速観てきました。
見た方はきっと、大幅に原作を再構成していることに気づいたと思いますが、内容の重要性をそのままにとてもエンターテイメントに仕上げられていて楽しめました。
しかし、原作ファンにはやはり主要人物(カメルレンゴ)の出生にまつわるエピソードがはしょられていたことを残念に思う人も多いのではないでしょうか。私もその一人ですが、確かにそこを入れると3時間になってしまったかもしれませんし、あのスピード感からしたらやや冗長に思えるのかもしれません。けど、あのエピソードが原作の中では非常に深い余韻をのこしてくれるのでやっぱり残念だ、と思います。
 科学と宗教なんて分けていますが、化学という名の宗教であるし、宗教という名の哲学でもあるではないか‥などとちゃちゃを入れたくなります。化学が倫理観を教えてくれるのでしょうか。人間の普通にあり方だけが、倫理的進歩をもたらしてくれるのでしょうか。戦争のない世界で、人が何に気づいて何処を目指そうとするのか見てみたいと思うのは私だけでしょうか。
 映画を観ておもしろいと思われた方には、是非原作を読むことをおすすめします。  
Posted by ammy2005 at 11:58Comments(0)

2009年05月06日

 米国のオバマ氏が核縮小に向けて前向きな発言をされ、呼応するように麻生氏も同様の発言をされたそうですが、その背景には過去にかわされた核に関する条約の期限切れが迫っているという事柄があるそうです。

 ところで核に関する映画で印象に残っているもの‥、を思い浮かべてみました。
メリル・ストリープが主演した「シルクウッド」、プルトニウム工場での内部告発に関する事実を元にした作品です。
「アトミック・カフェ」核実験に関するドキュメントです。
「ダーク・サークル」やはりプルトニウム工場に関するもので、被害にあった方たちが登場するドキュメント。非常に残酷でショックを受けました。
 これらはその昔、特集を組まれて深夜に放送されてましたが、またやってもらいたいなと思います。
今では原子力発電は安全ですといわれていますが、私たちの世代にはまだまだスリーマイル島事故やチェルノブイリ事故など記憶に新しく疑問が残りますし、核は爆弾だけではないと思うのですが‥その昔「東京に原発を」という著作なんかもありました。依然として多大なリスクはあると思うのですが、どうなのでしょう。やはりそれでも最も有効な発電力、といえるのでしょうね? よく分かりませんが。
  
Posted by ammy2005 at 12:36Comments(0)