Amo la pasta!

水曜日はパスタの日。

2006年10月

前線が日本列島を通過し、昨日は雨。
その前線が太平洋沖に抜けたので、今日は天気が回復するはず。
この時期、風が吹いて雨が降ると空気中の塵も洗い流されて、直後が一番きれいに山が見える。
そういう意味では今日は空が澄んでいるはず。
ただ、まだ若干前線の影響が残っているので、午前より午後の方が回復して晴天になるような気がする微妙なタイミング。

なんとか早めに回復して、雲外蒼天を期待して燕岳へ。
朝のうちは案の定、雲に包まれている。
でも、もともとこの山は安曇野方面は雲が湧きやすい。
稜線に出ると、稜線の向こうは嘘のようにすかっと晴れていることが多い。
そんな期待を胸に抱き、頂上を目指す。

しかし、結果はあいにく。
残念ながら雲に包まれ水晶岳、鷲羽岳方面は雲間に一部が見える程度、槍ヶ岳の姿はまったく拝むことができませんでした。
でも、こんな日もあります。
そこにあるであろう絶景を想像して、しばらく佇んで、そこに流れる時間を楽しみました。
ただ風があり、気温が低かったため、自然の厳しさ、洗礼も全身で感じながら。

山行の様子はスライドショーでお楽しみください。


Image2.gif今日の天気図
低気圧が関東沖の太平洋上に抜けていき、天気は回復傾向。
もう少し良くなるかと思ったけれど、思いのほか低気圧の影響が残ったのと、気圧配置が不安定だったため雲が出てしまった。
明日なら穏やかに晴れたことだろう。

83d56ff7.jpg「ミートソースの豆乳クリームソース」
ずっと“豆乳のクリームソース”を一度作ってみたいといました。きっと色んな味に合うだろうし、牛乳より若干コクが出そうな気がしたので。色々と考えた末に、今回はミートソースとあわせてみました。

【材料(2人分)】
ミートソース 適量、バター 少量、小麦粉 少量、牛乳 少量、豆乳 100cc、粉チーズ 適量、塩、こしょう

【作り方】
1.ミートソースを作る。(詳しくはこちらをご覧ください。)
2.フライパンに少量のバターを溶かし、小麦粉をふるっていれ、弱火でよく混ぜてルウを作る。
3.牛乳少量を加えてのばし、豆乳を加えて滑らかになるようによく混ぜる。
4.ミートソースを加えて弱火で10分くらい煮詰めていく。塩、こしょうで味を整える。
5.茹で上がったペンネ、粉チーズを加えてよくあおる。
6.お皿にもりつけ、黒こしょうをかけてできあがり。
※小麦粉はしっかりと炒めることで、クリームソースの仕上がりをなめらかにします。
※豆乳は高温で熱すると分離する恐れがあるので要注意。牛乳少量でのばしたところに加え、弱火で煮詰めていくことで分離を防ぎ、とろりとしたソースに仕上げました。
※パスタはペンネ・リガーテを使用しました。

ルウでとろみとコクをプラスしつつ、豆乳を煮詰めていくことで思っていたようなミートソースのクリームソースができました。とろりとショートパスタにからみつつ、しっかりとした味なのでロングパスタよりショートパスタの方が相性◎。でもしつこさがなくて、とてもおいしくできました。このパターンを活用して、次は「きのこのクリームソース」に挑戦してみようと思ってます♪



【旬】
9月〜11月

【栄養】
カリウム、鉄分、ビタミンB2・D、食物繊維が含まれる。
ビタミンB2は、肌荒れを改善してくれる。
βーグルカンは抗ガン作用がある。
レクチンは、食べすぎを防いでくれる作用がある。
鉄分は貧血を予防してくれる。
シミの原因となるメラニン色素の生成を阻害してくれる成分がある。
食物繊維は、便秘を予防し、コレステロールを低下させる。


やはり槍ヶ岳、穂高連峰の眺めは絶景である。
何回見ても、どれだけ見ていても飽きることが無い。
『至福のひととき』である。
涸沢が目の前に見えるが、紅葉しているというより茶色く見える。
雪が降ってしまったせいで、今年の紅葉はあまりきれいではなかったのではないだろうか?
北アルプスの山並みに、しばし心を奪われ、ぼーっと眺める。
頭の中は真っ白だ。
登ってくる人は誰もいない。
この“ごちそう”を独り占めする贅沢。

下山に向けて、腹ごしらえをする。
おにぎり1個、ミニクリームパン1個。
後ろ髪引かれる思いで、この景色に別れを告げる。
この景色に出会えたことを、神に感謝する。

DSC01046.jpg12:00(0"00) 下山開始
しっかりと目に焼き付けていく。
心に焼き付けていく。
靴紐を強く結びなおし、「下山モード」に切り替える。


DSC01049.jpg最初は大きな岩場。
上から見ると余計急に見える。
全身を使って、慎重に下りていく。


DSC01050.jpg急登な分、下りも急なのでどんどん高度を下げていく。
左手に見える槍の高さが見る見る変わっていく。


DSC01051.jpg眼下に常念小屋の赤い屋根が見えてくる。
がれがれの岩場をまっ逆さまに下りていく。
段差を吸収するために、太もも、膝に負担がかかる。
足を踏み外さないように集中して下りていくため、気を抜くことができない。
登りの何倍も、下りは気を使う。


DSC01052.jpg岩だらけの斜面をジグザグに下りていく。
右手、安曇野方面を眺める。
こうして見てみると、斜面の角度がよくわかる。


DSC01053.jpg同じ目線に見えていた槍が遠ざかっていく。
寂しく感じる。


DSC01054.jpg12:40(0"40) 常念小屋
やっぱり誰もいない。
槍に秋らしい雲がかかっていた。


DSC01056.jpg雲を見ると、やはり“秋”だと感じる。
青空に滲んだ雲が面白い。


DSC01057.jpg見上げると常念岳の頂きがはるか遠くに見える。
このシルエットも見納めである。


DSC01062.jpg空は青いが、遠く安曇野方面は霞んでいてよく見えない。
下からも、今日の常念は霞みがかかって見えていることだろう。


DSC01060.jpg常念小屋、槍に別れを告げる。
後ろ髪引かれる思いである。


DSC01063.jpg稜線上にある看板。
小屋の赤い屋根も、槍の穂先も見えなくなった。
さあ、もう振り返ることなく、下山しよう!


DSC01065.jpg登山道の脇で見つけた赤い実。
赤と緑のコントラストに目を引く。


DSC01067.jpgシュールな看板
街中に設置されているならまだしも、こんな山の中の、しかも一本道で「右、穂高駅」と案内されても。。。(^-^;
穂高駅に行くには確かに下りていく必要があるけれど、めちゃめちゃ遠いし、まずは下山することが大前提なんだけど・・・。
なぜここにこの看板なのか? 謎は深まるばかり。


DSC01068.jpgはしごや階段を下りていく。
丸太でしっかりと組まれたはしご。
下りは足を踏み外さないように要注意。


DSC01069.jpg13:15(1"15) 最後の水場
とよから細く流れ出る。
もうしばらくすると、ここはガチガチに凍ってしまう。


DSC01072.jpg青い空、薄くちぎれた雲。
山は紅葉の時期が終わり、冬の訪れを待っているような表情を見せている。
冬は近い。


DSC01073.jpg右手には一ノ沢。
ただし「崖の下」である。
「落石注意」の看板が緊張感をもたらす。


DSC01074.jpg丸太橋から下を眺める。
右手は崖になっていて、はるか下に一ノ沢が見える。
なかなかスリリング♪


DSC01075.jpg福助落とし
ネーミングもすごいけど、見た目もなんとなくすごい。
実際はそれほどでもないんだけど。


DSC01076.jpg13:35(1"35) 一ノ沢の川原
ここで小休止を取る。
ミニクリームパンを食べ、お茶を飲む。
川の水で顔を洗うと、一気に疲れが吹き飛ぶようだ。
川の流れ。穏やかな日差し。優雅な時間。
はしごを登り、再び山道へと入っていく。


DSC01078.jpg下ってくるにつれて、一ノ沢の水の量も増えてくる。
実にきれいな水。


DSC01079.jpg紅葉している草の葉。
色彩のない晩秋の山道に、まさに“紅一点”である。


DSC01080.jpg岩の多いこのコースの中で、唯一このあたりはかなり岩が少なくて歩きやすい。
やや疲れがきている膝に優しい。
ほっとする。


DSC01082.jpg膝下くらいしかなかったクマザサも、いつの間にか背丈を超え、覆い被さるように生い茂っている。
そんなクマザサ林の中をぬうように下りていく。


DSC01085.jpgダケカンバとクマザサの林。
一面のササはなんとも圧巻、見ごたえがある。


DSC01089.jpgダケカンバの木に、少し柔らかくなった日差しが差し込み、色鮮やかな黄色に染まる。
幻想的な風景。


DSC01090.jpg斜めになっているもの、曲がっているもの。
自然の厳しさがにじみ出ている。
それがまた美しい。


DSC01093.jpg苔むした岩肌。
流れ出る小川。
なんとなく“もののけ”な雰囲気。
味わい深い風景。


DSC01095.jpg14:20(2"20) 烏帽子沢
林の中を抜け、はしごを下りると烏帽子沢に出る。
木々はすっかり頭上高くまで伸びている。
このあたりまで来ると、だいぶ下りてきた感じがする。


DSC01096.jpgこのあたりまで来ると、少し赤や黄色の色彩が戻ってくる。
樹林帯の向こうに、少し色づいた木々が見える。


DSC01097.jpg木々の中に差し込んでくる光は、時に幻想的な風景を作り出す。
神秘的でもあり、ドラマチックでもある。


DSC01098.jpg林の向こうに色づいた木がみえる。
何かそこだけ華やかなステージのようだ。


DSC01099.jpg緑、オレンジ、赤・・・。
様々な色彩にあふれる。
それでもやはり秋の終わりを感じさせる。


DSC01101.jpg14:35(2"35) 王滝ベンチ
ここまでくれば、残りもあと僅か。
道も比較的緩やかになってくる。
ここで小休止をし、ミニクリームパンを小腹に入れ、水分を補給する。


DSC01103.jpg小さな沢がたくさんあり、それぞれ水が流れ、その上を丸太で組んだ橋を渡っていく。
水の音につつまれる。
ここでは水の音だけがBGMだ。
それ以外、何もない。


DSC01104.jpg一ノ沢の水はだいぶ増えてきて、川幅も広くなってきた。
澄み切った水がごうごうと流れていく。


DSC01105.jpg水が流れているのは川?
いえいえ、ここはれっきとした山道。
とはいっても、「山道に水が入ってきちゃった」のではなく、「元々水の流れだったところに、人間が勝手に入ってきちゃった」のだが。。。
水をぴちゃぴちゃと跳ねながら、歩いていく。


DSC01107.jpgオレンジ色に染まるカエデ、苔むした古木、自然は実に美しい。
見るものすべてが美しい。


DSC01108.jpg途中でボキッと90度に折れてしまった木。
そのまわりを見守るように紅葉した木々が彩る。
自然の厳しさをひしと感じる。


DSC01109.jpgあたり一面に降り積もる落ち葉。
かさかさと乾いた音が響く。
下りで疲れた膝のショックを和らげてくれる、天然のクッション。
やがて土に返り、木々を育てることだろう。


DSC01110.jpg15:10(3"10) ヒエ平(登山道入り口)
「登山相談所」には人の気配もない。
今年は道が崩落したため、下の仮設テントで登山計画書を出すため、ここは実質使われていないのだろう。
もっとも、この時期になればもうシーズンも終わりなので、人も常駐していないのだが。


今日も無事に下山して来れたことを、山ノ神に感謝する。
素晴らしい景色に会わせてくれたこと、無事に下りてこれたこと、今日という素晴らしい日、素晴らしい山行に、ただただ感謝するばかりである。

DSC01112.jpgヒエ平からいこいの森までの帰り道。
例年はこの林道は車ですーっと下りていくところだが、今年は車が入れないため、ゆっくりと景色を楽しみながら下りていくことができた。
このあたりはまだ紅葉が楽しめる。
もこもことした山が色とりどりに色づいていて、とても美しい。
午後3時の日差しはやわらかく、山々を照らしている。
とても静かな景色。
こんな景色を独り占めしていいものだろうか?と思ってしまう。


DSC01113.jpg林道崩落現場
道の上を巻くように、登山者用の仮設歩道が設けられている。
写真の左右に道路があったのだが、道はなくなり、ガードレールが途中でちぎれている。
上から見ると道路がばっさり崩れ落ち、その下の土がすっかりなくなっていることがわかる。
復旧の目処が立っていないのもうなづける。
自然の前では、人間はまったく無力なものである。



大自然は
時に優しく私達を包み込み、
時に事もなげに厳しさを突きつけ、
そして感動的に美しい。


Image1.gif今日の天気図
高気圧に広く覆われ、風もなく穏やかに晴れる。

体育の日の3連休以降、10日も秋晴れの晴天が続いている。
上高地あたりも「黄葉が真っ盛り」というニュースが流れてくる。
そして今日もまたいい天気。
日本列島が高気圧に覆われて、風も無く穏やかに晴れそうな気圧配置。
こんな日は、山に行かない手はない。

DSC00947.jpg6:50 いこいの広場 気温9℃
7月の大雨の影響で、登山道入り口(ヒエ平)までの林道が崩れて通行止めになっている。年内の復旧の目処は立っていない。
5km下のいこいの広場駐車場に車を停めさせてもらい、ここから車道を歩いて登っていくことになる。
立て看板が注意を促し、仮設テントに登山計画書(入山届)のポストが設置されていた。


DSC00948.jpg朝日に輝く山。
木々が色づいている。
手前には紅葉したナナカマド。


DSC00950.jpg道路崩落現場。
手前から奥へ道路がつながっているのですが、右からの土砂に道路がバッサリと寸断されています。
左手のガードレールがぶら下がっているのが生々しい。
これでは通行できないのはおろか、どうやって復旧させるのだろうと考えさせられます。
歩行者用の道だけが、山手を迂回する形で仮設されているため、向こうに渡ることができました。


DSC00951.jpgさらにもう一つ。
どんな状況かわかるでしょうか?
左手にガードレールがあります。
つまり写真右手にも本当はガードレールがあったのです。
右手斜面から土砂崩れがあり、クスノキが直立したまま道路上に滑り降りてきて止まっているんです。(ミラクル!)
かろうじて人一人通ることができるスペースが残っていたので、ここを抜けていくことができました。
自然の脅威を目の当たりにしました。


DSC00952.jpg8:00 登山道入り口(ヒエ平)1,260m
車道を歩くこと1時間超。ようやく登山道に到着。
この行程だけで体力を消耗してしまい、時間を浪費してしまう。
いい準備運動になった、と考えて気を取り直す。
関節をほぐして荷物を整え、水分を補給し、いざ出発。
すでに日が上って気温が上昇してきているので、Tシャツでスタートする。
山道に一歩足を踏み出すと、気分が高揚し、厳かな気持ちになる。
軽い武者震いのようなものを感じる。


DSC00953.jpgここ「一ノ沢コース」はその名の通り、一ノ沢という沢沿いに登っていくコース。
つまり基本的には「川」である。
したがって登山道といっても、石がごろごろしているところが多い。
ごろごろの石に落ち葉が散らばっている、そんな道を登っていく。
土の道と違って、堅く、そして歩きにくい。


DSC00954.jpg8:15 山ノ神
歩いてしばらく行ったところに大きなトチノキがある。
そこに古びれた鳥居と祠、新し目の賽銭箱。
「山ノ神」が祀られている。
厳粛に手を合わせ、今日一日の山行の無事を祈願する。


DSC00955.jpgこのあたりは比較的緩やかな登りが続く。
大きな石がごろごろしている所もあれば、小さな石の所もある。
クマザサが茂る樹林帯に差し込む日差しが気持ちいい。
一ノ沢の川の流れ。鳥の鳴き声。
ただそれだけの世界。


DSC00957.jpg大糠沢
状況が分かるでしょうか?
手前から向こうに登山道が続いている。
右手から左手に沢が流れている。
そこに数本の丸太を組んだ橋が渡してある。
しか〜し・・・。
橋の上をざあざあと水が流れているじゃぁ、あ〜りませんか?
仕方が無いので、足を滑らせないように気をつけながら、ザバザバと歩いて渡る。
こんなワイルドな状況に、心が躍る。


DSC00959.jpg古池
ふっと右手に小さな池が姿を現す。
静まり返った水面に、光と木々が映し出される。
おとぎ話のような光景。


DSC00960.jpg見る角度によって違う表情を見せる。
自然が織り成す色彩の美しさに、しばし心を奪われる。


DSC00962.jpgしばらく行くと一ノ沢の川原のすぐ横に出てくる。
視界が開け、青空が広がっている。


DSC00965.jpg隆々と流れる水の流れ。
澄み切った水。
10日も秋晴れが続いているにも関わらず、沢には水が豊富だ。


DSC00966.jpgおいしそうなキノコを発見。
食べられるキノコを見分けることができないのが残念。


DSC00967.jpg少し林の中に入っていく。
このコースの中では珍しい、土と木の根の、比較的平らな道。
歩きやすくて、ずんずんと進んでいく。


DSC00968.jpg8:45(0"45) 王滝ベンチ
沢に面した山道の脇に、丸太で組んだベンチが現れる。
なんとも簡単な作りのベンチである。
小休止し、水を一口飲む。


DSC00970.jpg王滝ベンチの前に流れ出している水。
“とよ”になっていて、水が汲み易くなっている。
この水は飲めるのだろうか?
ほとばしる水は澄んでいて、少し冷たかった。


DSC00972.jpg沢には大きな岩がごろごろとしている。
その中をごうごうと、滝のように流れる水。
マイナスイオンが出ていそうだ。


王滝ベンチを過ぎてしばらく行くと、斜面が急になり、山を登っていく形になる。
さっきまですぐ左に流れていた一ノ沢が眼下に見える。

DSC00974.jpg折れた木。
朽ちて折れたのではなく、生々しい折れ口から、強風か何かで折れたと思われる。
まだ最近のものだろう。


DSC00975.jpg朝日に照らされる苔の絨毯。
あたり一面に鮮やかな絨毯が広がる。


DSC00977.jpg9:00(1"00) 烏帽子沢
一ノ沢に流れ込む、大きな沢に到着。烏帽子沢である。
この沢は今は涸れていて、水は流れていない。
そこを渡す長い丸太橋を渡ると、その先にはしごがかかっている。
ここでしばらく休憩を取る。
水分を補給し、買ってきたミニクリームパンを1つ食べる。
前回燕岳に行った時から「次はミニクリームパンにしよう。」と、心に決めていた行動食である。
おいしい♪


DSC00978.jpg烏帽子沢のはしごを登ると、山の中に入っていく。
一ノ沢の沢の流れが、左手に遠く聞こえてくる。
木が低くなり、ダケカンバのクマザサの樹林帯になってくる。
日差しがだいぶ差し込むようになってきた。
道には枯葉がたくさん落ち積もって、カサカサと音を立てている。
聞こえるのは鳥の鳴き声と、枯葉を踏む自分の足音だけである。


DSC00980.jpg9:25(1"25) 笠原
再び一ノ沢に戻ってくる。
目の前がぱっと開けた。
見上げると常念乗越(のっこし)が見えた。
黄色く黄葉した葉が、陽に照らされ、鮮やかに輝いている。


DSC00981.jpgダケカンバの黄色い葉は、やや茶色く色づいていた。
時期が遅いというより、体育の日の3連休に降った一足早い雪のせいで、黄葉する前に枯れてしまったのだろう。
このあたりのダケカンバの木々は、冬場の雪のせいか、みな斜めに曲がっている。


DSC00983.jpg右手に折れて、山の斜面を登っていく。
ここからしばらく登りが続く。
クマザサの中を歩いてく。


DSC00984.jpg岩が少しなくなり、土の木の根の山道を登っていく。
階段状になっている登りが、やや堪える。


きつい登りを過ぎると、いつしかまた一ノ沢の斜面の上に出てくる。
右は斜面、左手はるか下の方に、一ノ沢のせせらぎが聞こえてくる。

DSC00985.jpg沢の上に出てきた。
今日は晴天かと思ったら、ややうす曇の天気だ。


DSC00986.jpg
階段とはしごを下りて、一ノ沢の川原にコースを取る。
水の流れはだいぶ少なくなり、中くらいの石がごろごろと転がっている。


DSC00987.jpg水の音に見上げると、小さな滝のように水が流れ落ちていた。
岩肌は真っ黒に光っている。


DSC00989.jpgこの時期の花はとても目立つ。
トリカブトが秋枯れの風景の中に、花(華)を添えている。


DSC00990.jpg胸突八丁
川原を歩くコースから、再び右手に折れ、木で組んだ階段を登っていく。
ここが「胸突八丁」。
このコースの山場と言われている。
一気に登るため、あっという間に一ノ沢が左手眼下に遠のく。
登山道には厳重に丸太とロープでガードが設けられている。
ここで一歩足を踏み外せば、沢に転落し、大怪我になることは間違いないだろう。


DSC00991.jpgイワカガミの葉が紅葉している。
ぴかぴかとした色つやは、まるで作り物のよう。


DSC00993.jpg急な登りをすぎ、一ノ沢の上のほうに出てくる。
ナナカマドが紅葉している。


DSC00995.jpg丸太で組んだ立派な橋が続いていく。


DSC00996.jpg再び一ノ沢の川原を歩いていく。
石がゴロゴロとしていて歩きにくい。
コースには矢印や○、×がペンキで書かれているため、とてもわかりやすい。


DSC00998.jpg10:00(2"00) 最後の水場 標高2,100m
ここでしばらく休憩を取る。
おにぎり1個と、今回の必勝アイテム「レイズンシュガーマーガリンパン」を食べる。
超高カロリー!
普段は絶対に食べないようなものである。
ここからの登りに備えて、高カロリー食でパワーアップを図る。


DSC00997.jpg最後の水場の細い水の流れ。
「とよ」になっていて、水が汲み易い。
両手に汲んで、顔を洗う。
最高に気持ちいい。


DSC01000.jpg安曇野方面を見渡す。
思いのほか、薄曇の天気だ。


DSC01003.jpg苔と葉
そこに陽が差し込んで、ピカピカに輝く。
こんなところに心を奪われる。


DSC01004.jpg第1ベンチ
「最後の水場」から上は、急なのぼりが続く。
ここからがいよいよ“本番”といった感じ。
こまめにベンチが用意されている。


DSC01005.jpg階段上の道が続く。
木の根もまた段差を作る。
ここへ来て、段差のある登りはなかなかこたえる。


DSC01006.jpg第3ベンチ
丸太を組んだ簡単なベンチだが、ベンチが現れるとほっとする。
疲れが吹き飛ぶ。
あとちょっと!と思って、もう一踏ん張りできる。
(第2ベンチはなくなっている模様)


DSC01007.jpg木が少しずつ低くなってきた。
空が近くなってくる。
差し込む日差しが眩しい。


DSC01008.jpgダケカンバの葉はすっかり落ちてなくなっていた。
山肌が近くなってくる。


DSC01009.jpg急に木がなくなり、ハイマツ帯に入る。
ここが森林限界。
と、同時に常念乗越が目の前に見えた!


DSC01010.jpgついに常念乗越に到着!
感動の瞬間。


DSC01011.jpgおおおぉぉぉ、穂高連峰の峰々がー!


DSC01012.jpg槍だァーーー!
感動ーーーっ!


DSC01018.jpg10:45(2"45) 常念小屋 標高2,466m
登山客は一人もいない。
小屋にも人の気配がない。
穏やかな日の光、とてつもない静寂、壮大なパノラマ。
時間が止まっているようだ。


DSC01015.jpg右手を見上げれば、横通岳の牧歌的な稜線が広がっている。


DSC01016.jpg左手を見上げれば、常念岳の荒涼とした山容が迫ってくる。


DSC01022.jpg槍から大喰、中岳、南岳そして北穂とつながる山並みは圧巻である。
雲がいかにも秋らしい。
体育の日の連休には真っ白に雪化粧したアルプス連峰だが、その後晴天が続いたことで、谷あいに多少残っている程度で、ほとんどが溶けてしまっている。


DSC01020.jpg小屋の中にあった寒暖計。
気温16℃。
実に暖かい、穏やかな日だ。


今日は気温も高く、風もほとんどない。
この時期にしては珍しく暖かな日だ。
汗をかいたTシャツを脱いで、長袖シャツに着替える。
例によって小屋前のベンチに座り、目の前の“絶景”をうっとりと眺めながら、ほっと一息入れる。
お茶とおにぎりを2つ、ぺろりとたいらげる。
まさに『極上のランチ』だ。

デザートに、今回の必勝アイテムパート2「ラズベリー・ジャム・クッキー」をほおばる。
めちゃめちゃ甘い。甘すぎる。
「腹が減っては戦ができぬ」という“大義名分”のもと、普段決して口にすることのないような、甘いもの、高カロリーなものを食べられるのも、山の楽しみである。
「カロリーを大量に消費するので・・・。」ということで、何を食べても許されるような気がする。

DSC01023.jpg今回もまた、山頂までは行かないつもりだったが、誘惑には勝てなかった。
ここまできて、この景色を見せられては、さらなる“ごちそう”を手に入れたくなる衝動を抑えることができない。
我慢の出来ない人間である。
ここから先は、まったく別物の山となる。
木も土もなく、あるのはがれた岩ばかりである。
しかも直登なので、勾配がきつい。
足元に気をつけながら、一歩一歩慎重に登っていく。


DSC01024.jpg右手を眺めると、槍ヶ岳が同じ目線に見える。


DSC01025.jpg一気に高度を上げていくので、どんどんと見る景色が変わっていく。
岩を一歩一歩登っていくのは、かなりしんどい。
しかも標高が高く、空気が薄いので息が切れる。
はぁはぁと息をしながら登っていく。
さっき食べた「レイズンシュガーマーガリンパン」の油っぽさが、こみ上げてきて気持ち悪い。
やはり普段食べ慣れていないものは、こんな時とばかりに食べない方がいい。
特に「マーガリン」や「バター」はいけない。
いい教訓になった。今度は買うのをよそう。(反省)


DSC01026.jpgきつい登りがようやく終わり、少し緩やかな斜面になる。
常念岳の山頂が姿を現す。
もう少しだ。


DSC01027.jpg最後の急な登り。
大きな岩が続く。
ぐっと踏ん張って、這い登っていく。


今日は天気がいいが、“抜けるような青空”という感じではない。
薄曇といった感じだ。
遠くの山々も晴れてはいるが、なんとなく靄がかかったようだ。
暖かい秋晴れの日が続いているので、水蒸気が上っているのか?
ここのところ雨が降っていないので、空気中の塵が浮遊しているのか?

DSC01028.jpg11:45(3"45) 常念岳山頂 標高2,857m
小さな祠が祀ってある。
その向こうには穂高連峰が連なる。


DSC01029.jpg槍ヶ岳方面


DSC01031.jpg横通岳、白馬方面


DSC01032.jpg大天井岳


DSC01033.jpg穂高連峰


DSC01034.jpg上高地、乗鞍、御嶽山方面


DSC01035.jpg蝶ヶ岳


DSC01037.jpg富士山方面


db90219b.jpg「しめじとベーコンのトマトクリームソース」
しめじとベーコンはそのまま炒めても、巻いて焼いてもおいしい相性ばっちりの組み合わせ。これをトマトソースで食べたいと思いました。普通はトマトソースと生クリームを組み合わせるんだけど、生クリームは使いたくない。そこでこんな方法を試してみました。

【材料(2人分)】
しめじ 1/2房、ベーコン 適量、玉ねぎ 小1/2個、にんにく 1/2片、小麦粉 大さじ 1、白ワイン 50cc、水 50cc、ホールトマト 大さじ 3、牛乳 100cc、バター 少々、塩、こしょう、粉チーズ

【作り方】
1.フライパンにピュアオリーブオイル大さじ1、バター少々を溶かし、玉ねぎのみじん切り、にんにくの薄切り、1.5cm角のベーコンを弱火で10分くらい炒める。
2.小麦粉をふるって加え、きべらで混ぜながら弱火でじっくりと炒める。
3.白ワインを加えて、アルコール分を飛ばし、続いて水を加える。
4.つぶしたホールトマトを加えて、弱火で10分煮込む。
5.小房にわけたしめじ、牛乳を加えて、弱火で10分煮込む。塩、こしょうで味を整える。
6.茹で上がったパスタ、粉チーズを加えて大きくあおる。少しソースをパスタに吸わせるような感じで仕上げていく。
7.お皿に盛りつけて出来上がり。
※少量のバターを使って弱火で炒めることで、玉ねぎの甘味を引き出します。
※小麦粉を入れたら弱火でじっくりと炒めます。ここでしっかりと炒めておくことで、滑らかな仕上がりになります。
※パスタはリングイネを使用しました。

小麦粉を炒めるのは、いわゆる「ルー」を作るやり方。これに白ワイン、水、ホールトマトを加えることで、とろりと濃厚なトマトソースに。これをしばらく煮詰めて味を凝縮させたら、牛乳を加えて煮込むことで、とろりとしたトマトソースに仕上がりました。とろり感は狙い通り、そして味はなかなかグッド。牛乳を使って、濃厚なトマトクリームソースができました。これはいい!これからも時々この方法を使おうと思います。

Dsc00938.jpg「ジャガイモのニョッキ、ミートソース和え」
久しぶりにニョッキが食べたくなりました。ニョッキも一種の「手打ちパスタ」。家庭料理って感じの味わいがなんとも好きです。

【材料(6人分)】
[ミートソース]
牛ひき肉 400g、玉ねぎ 1/2個、人参 1/2本、セロリ 1/3本、干ししいたけ 2個、にんにく 1片、赤ワイン 100ml、小麦粉 大さじ1、鶏がらスープ 500ml、ホールトマト 400g、塩、こしょう、ローリエ、タイム、ナツメグ、イタリアンパセリ、粉チーズ
[ニョッキ]
ジャガイモ 3個、強力粉 120g、卵 1/2個、塩

【作り方】
1.鍋にピュアオリーブオイルをひき、細かいみじん切りにした玉ねぎ、人参、セロリ、にんにくを入れて、弱火でじっくりと炒める。
2.水で戻してみじん切りにした干ししいたけを加えて、さらに炒める。
3.小麦粉を加えて、さっと炒める。
4.フライパンにひき肉を入れて、しっかりと焼く。ぽろぽろに崩す。赤ワインを加えて、うまみをこそげ落とす。
5.ひき肉を鍋にあけ、干ししいたけの戻し汁、鶏がらスープ、ホールトマトを加えて強火にし、アクを取ったら弱火にする。
6.塩、こしょう、タイム、ナツメグを適量加え、ローリエを1枚入れてとろ火で1時間半煮込む。
7.ジャガイモの皮をむき、適当な大きさに切る。鍋に入れて水を加え、火にかけて煮る。
8.中まで火が通ったら、お湯を捨てて再び火にかけ、ゆすって水分を飛ばす(粉吹き芋にする)
9.マッシャーでしっかりとつぶし、強力粉、塩、卵を加えて、全体をざっくりと混ぜて一つにまとめる。
10.台の上で表面がなめらかになるまでよく練る。
11.1.5cmの棒状に伸ばし、2cmの幅に切る。切り口がくっつかないように打ち粉をする。
12.沸騰したお湯にニョッキを入れて、浮いてきたら氷水に落として引き締め、まわりのヌメリを落とす。
13.フライパンにミートソースを取り分け、塩、こしょうで味を整える。
14.ニョッキの水をしっかりと切ってフライパンに入れ、あおってよく混ぜる。
15.お皿に盛り付けパセリをふり、粉チーズをたっぷりとかけてできあがり。
※ミートソースは弱火でじっくりと煮込むことで、味をしっかりと封じ込めていきます。
※じゃがいもは水分を飛ばした後、熱いうちにしっかりとつぶします。
※ニョッキは一度氷水に落とすことで、ぷりっとした食感にします。

ジャガイモの素朴な味と、ぷりっ、もちっとした食感がおいしいニョッキ。ソースは色々と合うけれど、しっかりした味わいのミートソースはやっぱり定番で好相性。久しぶりに作ったけど、おいしかったです。またすぐに作りたくなってしまいました。

8243f944.jpg「サンマのスパゲッティ」
本当は違うメニューを考えていたのですが、スーパーでサンマの特売をやっていたので、思わずゲット。そんなわけで予定を変更して旬のサンマをいただくことに。

【材料(1人分)】
サンマ 1尾、アンチョビフィレ 1枚、にんにく 1片、唐辛子 1本、イタリアンパセリ 適量、白ワイン 少量、レモン汁 少々、醤油 少々

【作り方】
1.サンマは頭と尻尾を切り落とし、腹を開いて内臓を取り出す。流水でお腹の中をきれいに洗う。3cm幅のぶつ切りにする。
2.フライパンにEXVオリーブオイル、にんにくの薄切りを入れて弱火にかけ、香りを出す。にんにくが色づいてきたら火からおろし、唐辛子を入れてフライパンをゆすって辛みをオイルに移す。移ったらにんにく、唐辛子を取り出す。
3.フライパンにサンマを入れて中火で焼く。両面を焼いて身に火が通ったところでアンチョビをいれて箸でつついてつぶす。
4.白ワインを加えて、フライパンの底をこそげ落とす。イタリアンパセリ、レモン汁、醤油を加えて味を整える。パスタの茹で汁で濃度を調整する。
5.茹で上がったスパゲッティを加えて、大きくあおる。
6.お皿に盛りつけ、EXVオリーブオイルを回しかけてできあがり。
※サンマは身が崩れやすいので、パスタをあおるときは大きくおあって身を崩さないように。
※パスタはスパゲッティ(1.9mm)を使用しました。

「サンマ」を食す一皿。シンプルに作ってみました。にんにくと唐辛子の風味、アンチョビの塩味とコク、レモンの酸味、醤油の香ばしさがあいまって、とてもおいしくできました。ぶつ切りのサンマはぷりっとしていていい感じ。滅多に使わない醤油を今回はほんの少し使って、和風の味わいと香ばしさを出してみました。焼いたサンマに醤油にレモン、焼きサンマの王道の組み合わせを生かしたので、相性が悪いわけがない! しいて言えば骨が残って食べにくいのが難点ですが・・・。


このページのトップヘ