こんにちは、情熱のコールセンタートレーナーこと、藤木健です。
コメント入れるの久しぶりですね。

さて、世間では不況の波が押し寄せて、暗い話題が多く、気分まで暗くなってきます。
大手企業の減益報道とか、派遣切りとか・・・ほんとに落ち込みますね。
モノが売れなくなる時代に突入です。

先日、日経ビジネスアソシエ に、研修費を削減する企業が増えてきているという記事が掲載されていました。
ただ、人材育成に意欲を持っている経営者も多く、2〜3年で回復するであろう、という内容が補足されていました。
しかし、トレーニングや研修を生業としている私としては、頭の痛くなる話です。
・・・こんな時代になにをしたら良いんでしょうね。
寝ても覚めてもそんなことばかり考えています。


さて、コストという部分に着目して、本日はこの本。
ずいぶん以前に読破はしたのですが、いまだからもう一度読み直す必要があるかもしれません。




スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学

著者:吉本佳生
発行:ダイヤモンド社   2007年9月13日第1版
ISBN:9784478002292
定価:本体1,600円+税
おすすめ度:★★★★★

「買え!」とビックリマークまでついた、命令形のタイトルが気になっていた本です。
ダイヤモンド社が、日経や東洋経済と組んで出している、「ビジネス新刊案内」のメルマガでも、ひときわ目立ったタイトルでした。
それが、約2ヶ月の間に、主要書店の平積みに大きくスペースが設けられ、みるみるベストセラーとなった次第です。
タイトルの上手さもあるとは思うのですが、やはり、消費者が商品を購入するときに、どんなものにどれだけ支払っているのか? すなわちどんなコストがかかっているのか興味がある、ということなのでしょう。

本書では、身の周りにある「モノ」の価格について、その価格を構成している「コスト」をわかりやすく分解しています。
初心者でもわかりやすいように、ある程度ザックリと、でも誤解をまねかない程度に細分化しています。

全体を通して非常に重要と感じたのが、私たちが生活していく中で購入するモノやサービスの原価をつきつめて考えていくと、私たちの消費の大部分は、広い意味での「取引コスト」に対する支払になっているということです。
「取引コスト」とは、簡単に言うと、モノやサービスを提供する際に、準備しておく為にかかるお金のこと。
物流、製造費、店舗、人件費等の加工したり、運んだり、販売したりするときにかかるコスト等と解説しています。
このあたりの詳しい解説は、第1章ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか? に記されています。

さて、この本、実際のモノのコストに触れるには、人件費コストについて言及しており、コールセンター業界での人件費を考える際の参考になりました。
コールセンターの場合、コミュニケーターの提供する会話や情報をサービスと考えると、どれだけコストをかけたらよいのか、わかりやすいでしょう。

ちなみに、この本を読んでから、スタバではグランデ(大サイズ)を注文するようになりました。
今まで考えてなかったお得感が感じられるようになり、ちょっと得した気分です。