2017年06月18日

靴のかかとが擦り減るように、鞄の角も擦り減るものです。

どうしても擦れてしまう鞄の角。
いっその事、角が無い鞄があれば、そんなお悩みも解消されるのでしょうが…。
角の部分は他の部分より突き出ている場合が多いので
必然的に人や壁や地面に接触し易い場所となります。

ですので、靴のかかと同様に擦り減っていってしまう訳です。
かといって、靴のリフトの様に簡単に取り外せるように
なっている訳ではないので…。

ではではそんないけずな部分の補修事案のご紹介となります。
まずはこちら。
ビジネスマンの方がお持ちのタイプとしては、
この仕様は多いのではないでしょうか。
「縁取りタイプ」
BEFORE
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端の部分を革にてパイピングしてまとめているタイプ。
こちらはCOACHの鞄となります。
完全に縁取りが擦り切れてしまっております。
もう少し早めにメンテナンスを…。

郵送で送られてきたのですが、パスポートが入っており、
すぐにご連絡しましたら、明後日に海外に出張ということで
慌ててパスポートをご返却というドタバタがありました。

パスポートなんて、わたしがヤバい奴でしたら悪用されてしまいますよ…。
というか、逆にわたしが見つけて焦りましたが。
なにか事件があったら、わたしが疑われるのではないかと。
修理に出される際は、鞄の中身の確認をお願い致します。

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角の補修の際に、同時に底鋲もご依頼されることがあるのですが
ご覧の通り、かなりしっかりした底鋲が付いていてもこんな状態。
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底鋲って正直、活躍している鞄て見た事が無いです。
というのは、画像でも分かる通り底鋲部分は持ち上がっていますが
周辺は下に垂れ下がってしまっています。
荷物が入っていないでこの状態ですので…。

これって何故かといいますと、鞄の底に底板が入っているのですが
底鋲が機能するには、この底板がカチカチで絶対に曲がらない
硬質なものが入っている必要があるのですが、
基本的にどの鞄でも、ある程度の堅さのもので
どちらかというと、荷物を入れた時に底が撓まない為に
入れている設定だからだと思います。

かといって、カチカチの底板を入れると
鞄の雰囲気も違ってきてしまうかと思います。
身体に添わなかったり、形状の融通が聞かな過ぎて
持ち難くなってしまうのではないかとも思われます。

それと鋲の位置ですが、できれば四隅のぎりぎりに
付けたいところですが、それでは見栄えが悪い。
また、中央にもできれば一箇所欲しいところです。
中央が撓んでしまいますので。

それでは補修となります。
0618-109
擦れている周辺に縁取りを行います。
もとの縁取りを部分的に外して交換してもいいのですが
それですと費用も余分に掛かりますし、基本的に補強も兼ねて
革を被せるように二重に補修致します。

補修しても構造的に必ず擦れる部分ですので、二重になっていた方が
安心ではないかと思います。
また補修する範囲も本体のパーツの切り替えに合わせて
補強のようなデザインになるようにしています。
AFTER
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縁取りに縁取りを重ねますと、縁が厚くなるので
縫製が難しくなります。
ですので、まず片側を縫製したのですが、何となく納得がいかず
取り外してやり直した次第であります(両側とも補修)。
精進、精進…。
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製品の縁取りの革は、あまり厚い革が使われていません、
特に女性ものは。
厚い革ですと、先程も云ったように縁取りがし難くなります。
メーカーですと、バインダーと云うアタッチメントを
ミシンに取り付ける事で、半自動的にミシンを掛けていくと同時に
縁取りがされますが、これが革が厚いと難しくなるのだと思います。

わたしの場合は、もっぱらこつこつ手作業にて
縁に革を巻いて巻いて…。
その後、ミシンを掛けますので、少しぐらい革が厚くても
問題はありません。

耐久性を考慮し、気持ち厚めの革で縁取ってあります。
しかし、革が厚過ぎますと、ぼってりし過ぎになりますので
その辺はバランスとなります。

続いてこちら。
J&M Davidsonの小振りな鞄。
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このような小振りな鞄ですと、紳士の鞄のように
地面に置いたりすることは少ないので、対人や対物の擦れだけでも
このように擦れてしまい易いのだと思われます。
BEFORE
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こちらは「玉縁タイプ」となります。
樹脂の細い棒に革を巻いて、革の間に挟み込んで一緒に縫製されております。
これもやはり一番飛び出ているのが玉縁になりますので
必然的に擦れ易くなっています。
特に婦人鞄ですと、華奢な感じにする為か、革が薄かったりしますので
結構早くこのような状態になってしまいがちです。

中の樹脂の棒が折れてしまったり、飛び出てしまったりしますと
綺麗に治せないので早めのご判断を。
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ちなみにこちらも底鋲がありますが、やはり効果薄です。
女性ものはどちらかというと、装飾的な設定で付いている場合が多いです。

はじめは二箇所のご依頼でしたが(郵送)、現物を確認しましたところ
ほかの二箇所もぷかぷかしており、すでに薄い感じ。
でしたので、四箇所すべて補修ということになりました。

それでは補修となります。
玉縁補修には、端の処理が二通りあります。
まずは、漉き加工処理の場合。
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まずは、巻く革の厚みを調節します。
漉き機にて適度な厚みに全漉きをします。
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続いて、巻き易いように部分部分で厚みを手漉きにて調整。
端の部分は継ぎ目が分からないように
光が透けるところまで漉きます。
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擦り切れていた部分はできるだけ塞ぎまして表面を整えます。
その後、加工した巻革を丁寧に接着しつつ巻き込んでいきます。
AFTER
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綺麗に巻きすぎて、ほんとに巻いてるの?と思われそうですが
よく見ると角の周辺がぽってりしているのが確認できるかと思います。
継ぎ目の部分は黄色矢印部分となりますが、
比較的合わせ易い色の黒革でしたし、革のシボの雰囲気が
近いものがありましたので、ほとんど分からない状態かと思います。

続いて玉縁補修の端処理が段差補強タイプ。
BEFORE
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こちらは確かイタリアの紳士鞄でやや大きめサイズ。
この大きさですと、地面に置きたくなりますが、
痛むのでできるだけ地面に置かないようにされていたということでしたが、
やはり短期間で擦り切れて…。
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こちらもやはり底鋲がありますが…
こちは内部が二層に分かれているので、結局底板も分断され
その部分で屈曲してしまっています。

底鋲はこう事例を見てきますと、
効果はあまり期待できないのかもしれませんね。
ではでは、玉縁補修の段差補強タイプです。
AFTER
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補修は四隅になります。
鞄の形状が四角と云う事もあり、先程の端処理のように
漉き加工で行いますと、角の部分のぽってり感が
不自然に目立ってしまいがちですので、
四隅とも補強デザインのように、継ぎ目の段差がある
仕上げになっています。

先程の鞄のように、形状が柔らかいラインの場合は
補修部分のラインがぽってりと膨らんでいても、
目立ち難いとかと思います。
補修方法は、鞄の雰囲気を考慮致しますので
その都度、ご相談させて頂ければと思います。

また、革もネイビーの型押しですので、革の表面の感じも
ご用意できた革と若干異なっておりましたので、
馴染ませるよりはこちらのほうがということで。
例えばこれが一箇所だけの補修であれば、目立たないように
漉き加工処理のほうが宜しいかとも思います。

なお、玉縁補修の場合で補修ではなく全交換の場合は
構造上、鞄をすべてばらす必要がありますので
手間と時間が非常に掛かる為、費用も数万円掛かります。
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文章が続きましたので、或る日の「おさんじ」画像を挿入…。

ですのでお勧め致しませんし、当店ではスタッフわたしのみですので
他の修理品のスケジュールもあり対応はしておりません。
縁取りの全交換は可能です。

そのほか、鞄の角の補修方法としては、
「嵩上げ補修」「つまみ補修」「角宛て補修」などがあります。

他にも手段はあったかと思いますが、鞄一つ一つ、
お客さんのご希望一つ一つで補修方法は千差万別です。

その都度、わたしの引き出しが一つずつ増えてゆく次第であります。
ときどき補修手順が思い出せない時などは、
備忘録代わりに、このブログを検索したりしています。
もともとはその役割で始めたという事もあるのですが。

最後に、今回の補修を行っても強化されている、
または擦れの原因が改善されている訳ではありません。
鞄の構造上の必然ですので、あとは日頃のお手入れ次第で
現状維持できるか、または再来店されるかはあなた次第となります。

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文章が続きましたので、或る日の「差し入れ」画像を挿入…。

人の皮膚と同じで、革は乾燥してきますと擦れにより
ひび割れたり裂けたりしてしまいます。
色褪せも初期の段階であれば保湿にて現状維持可能です。
ですので、日々の保湿が重要となります。

市販の皮革用トリートメントとして入手し易いものですと
•「Renapur 社「ラナパー」
無香料。ついたかどうか分かり難いので塗り過ぎに注意。

• コロンブス社「ブリオ レザーコンディショニングクリーム」
塗布し始めはシトラスの香りがありますが、直に消えます。
艶がでやすく扱い易いかと思います。

それぞれAMAZONにて購入可能です。
ちなみに、いずれも靴にも使えると思いますが、
靴にはやはり補色効果もある靴クリームが向いております。

以上、長文失礼致しました。

店主

ampersandand at 22:46|Permalink 鞄と小物修理 

2017年06月15日

クラークスの修理専門店ではないのだけれど… その弐

「Although it is not a repair shop specializing in Clarks…」no.2

前回までのあらすじ

履き込んで中底が馴染んできますと、自分の足型に中底が沈み
凹凸がついてゆきます。
沈むということは、靴内部の容積が増えるという事なので
サイズが緩んでしまうと云う事にもなります。

それと同時に、本体の革も伸びていますので、
オールソールの頃にはゆったりめになっている場合が多いようです。
ですので、インソールを入れて履かれていたり、
羽が完全に閉じてしまっている靴も見受けられます。
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画像は革中底表面にバフ加工を行い、靴内部の湿気が吸湿され易いように
表面処理を行っております。

よく、革底から湿気が抜けると思われている方が多いようですが
実際は、中底が革の場合にはその部分へ吸湿されたり、
またはライニングが革の場合もその部分に吸湿されます。
もちろん、履き口からも放出されてゆきます。

靴は、一日履いたら休ませる事が必要と云われますが、
それはそのお休みの間に、それらに吸湿された湿気が
今度は排出されると云う訳です。
これが、革のすぐれた性質である吸排出効果というわけです。

この間もお客さんとそんな話しておりましたら、
「わたしも底から湿気が抜けるというのはおかしいなと思っていました」と。
であれば、「履いた後で靴底を触ると湿っていなければなりませんしね」と。
「確かに〜」ですね。
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ソール交換の際には、元の中底から型取りしまして
中底を革にて交換しますので、新品時のように中底面はフラットに戻ります。
またしばらく履き込んで頂ければ、足型の凹凸に癖がついてゆきますが
オリジナルのようなフェルト中底より素材強度があります。
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革中底を取り付け、底縫いを掛けましたら
それぞれご指定のソールを取り付けまして完成となります。
AFTER
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DESERT TREK
#2021/サハラカラー
スポンジ素材によりかなり軽量化され、クッション性があります。
ブラウン系のアッパーと合わせますと、クラシカルな雰囲気に。
ソールカラーは、ブラック/ダークブラウン/サハラより選択可能です。
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DESERT BOOT
#4014/アイボリーカラー
スポンジとラバーが混ざったような素材で
耐摩耗性と弾力性のバランスがとれています。
ソールカラーは、ブラック/アイボリーより選択可能です。
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DESERT BOOT/DESERT TREK
vibram #2060/サハラ(サンド)カラー
2021とほぼ同じですが、こちらはヒール部分に段差がついています。
2021より若干色味が濃い感じです。
ソールカラーは、ブラック/ダークブラウン/サハラより選択可能です。
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DESERT BOOT
クレープソール/ブラック染め
オリジナル同様の天然クレープ素材です。
この独特の履き心地は快適なのですが、ねちゃねちゃ症候群さえなければ…。
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DESERT BOOT
vibram #1136/アメ色
硬質なラバー素材ですので、耐摩耗性は他の素材に比べ
もっとも優れています。
ソールカラーをアメ色にすることで、アッパーのベージュと
相性が宜しいかと思います。
ソールカラーは、ブラック/ダークブラウン/アメ色より選択可能です。

それぞれソールの特性がありますので、ご自身の使用状況により
カスタマイズされてはいかがでしょうか。
以上、「クラークスの修理専門店ではないのだけれど…」でした。

ampersandand at 21:25|Permalinkクラークス 

2017年06月09日

クラークスの修理専門店ではないのだけれど… その壱

「Although it is not a repair shop specializing in Clarks…」no.1
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続々と毎月ごとに集合してくるクラークス…。
なので、現行品と20年選手が一緒に並ぶ事も。
中底や中敷きの仕様が現行品と違っています。
右/20年選手
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はたまた、新品のデザートブーツをソール交換するというのもあったり。
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クラークスといえばクレープソールですが、
これはソールでは唯一かと思いますが天然素材となります。
ゴムの木の樹液から抽出したものから、天然ゴムを作り出して
使用しています。

ですので、天然素材ゆえに気温によってベトベトしたり
カチカチになったりと変質し易い素材です。
また、素材の入荷時期によっては色合いや堅さにブレがあります。

しかも、接着するにもちゃんと表面を溶剤で処理しなければ
接着不良になるので、余計に手間が掛かったり、知識不足だったりと
修理店によってはあっさりと修理不可の塩対応を
される場合もあるようです。
*普通に修理できますのでご安心を。

では分解。
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クラークスは、ほとんどステッチダウン製法ですので、
底縫いを解きますと、アッパー(本体)とソールにぱかっと分かれます。
クレープソールの汚れ具合のグラデーション。
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分かれますと…
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こんな感じで抜け殻状態です。
ちなみにダナーのステッチダウン製法ですとこんな感じ。
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通常はソールを剥がしてもこのような感じで中底と
アッパーは一体化していて、中底はソール交換でもそのまま残ります。

これらのクラークスの場合は、中底兼ミッドソールとなっております。
ミッドソールと云う名の中底になっていますので、
ソール交換の際には中底も交換になります。

現行品のクラークスは、中底がフェルト状の素材でできておりますので
ソール交換の際にはほとんど亀裂が入ってしまっております。
亀裂部分から底縫いが解けてしまい、ぱかっとなってしまう場合も。
ですので、当店では丈夫なショルダー部分の革中底にて交換を行っています。
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なお、クレープソールはソールの中で恐らく一番柔らかい素材ですので
履き込んでいきますと、徐々に足型に潰れてゆきます。
一般的な靴でも履き込みますと潰れるのですが、クレープソールの場合は
柔らかいので沈み込み方も半端ないのです。
ちょうど、新品と20年ものがありますので沈み込みを比べてみましょう。
左/20年 右/新品
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これでは分かり難いので、定規を宛てて沈み込みを見てみます。
定規の影に注目してみてください。
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影がなみなみになっているのが分かるかと思います。
これは踏みつけ部分と親指部分が歩行の際に
強く踏みつけられているので、ソールが凹んでいるという事です。
最深部は、5.0から9.0mmぐらいは凹んでいるのではないでしょうか。
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右足の親指部分は、ミッドソールも貫通してしまい
クレープソールにまで浸潤しています。

これだけ中底が凹んでいるということは、どういう状態かといえば
いい意味では、「馴染でいる」と云えますし、
悪く云えば「緩くなっている」とも云えます。

ですので、中底が凹むという事は…

眼がしょぼしょぼしてきましたので、今日はこの辺で。
「その弐」に つづく…。

ampersandand at 23:32|Permalinkクラークス 

2017年06月08日

TUMIの残念なところ 「合皮、ダメ。ゼッタイ。」

本体のナイロンは、防弾チョッキにも使われているという素材。
なので、摩耗にはなかなかお強い。
常に修理依頼される部分といえば、持ち手の革部分の擦り切れと
肩パット合皮面の交換。
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これらの部分は、問題なく革にて交換できますのでいいのですが、
今回は…
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このモデルは一見よくご依頼されるモデルかと思いきや
ちょっと違う様子。
ちょこちょこと、合皮のパーツが埋め込まれています…。
またまた余計な事を…。
どうせなら革でおやりなさいな…。

この部分も補修希望でしたが、なにせ埋め込まれているものですから…。
ナイロン素材の鞄の場合は特にそうなのですが、
補修の為に一部を分解してみますと、その内部では
幾重にも他のパーツと縫い重ねられていたりしてしまい
迷宮に入り込んでしまいがちです。

また、ナイロンは縫製されている部分を解きますと
繊維がぱらぱらと端からほどけてきやすいので注意が必要です。

今回の部分はそのような理由と、そもそも分解して掘り出して
再度その部分を元のように縫製するには一度外装をすべて分解しないと
内装まで一緒に縫製されてしまうので、何れにせよ修理できない箇所となります。

なぜ、TUMIはそんな場所に箇所に合皮を使うのでしょうか…。
早く買い替えさせる為?

AFTER
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銃弾を防ぐ素材なのに、合皮の劣化には勝てないとは…。
メーカーはそんな矛盾にはじめから気づいていると思うのですが。

ampersandand at 23:09|Permalink鞄と小物修理 

2017年06月05日

小さな LOUIS VUITTON。 内装交換編

こちらは前回の大きな LOUIS VUITTON。
今回の内装交換は外装と内装が別体になっていて
内装だけを取り外せますので、劣化している合皮の内装は
取り除きまして新しく製作、交換致します。
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before
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表面が剥離してきています。
典型的な合皮の劣化となります。
あとあとこのような出費や後悔をしない為には、
ご購入の際にはタグの、外装/内装の素材表記を
今一度、ご確認して頂ければと思います。

分解
合皮はふにゃふにゃになっているので、分解する過程で
形状が崩れ、寸法も狂ってしまいます。
ですので、裁断型を製作する際には微調整と感が必要になります。
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裁断
想像していた型とちょっと違っていて、なるほどと。
勉強になります。
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ロゴ移植
これにて LOUIS VUITTON らしく.。
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内装完成
内装は型採りの際に微調整してはいますが、やはり若干の狂いは
あるはずですので、本体と組み合わせる時の微調整が再度必要。
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合体
もとの縫い穴にひと針ひと針、こつこつと…。
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完成
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LOUIS VUITTONの修理をしていますと、時々お客様に
「これは本物かしら、」と尋ねられることがあります。
私には真贋の判断はできませんし、お答えして間違っていてもまずいですし、
また仮に分かったとしても、

「これは偽物ですね」とは面と向かって云い難いですし…。

その時のお答えとしては、
「LOUIS VUITTONに修理の相談と然うして尋ねてみる」となります。
もしそれが偽物の場合は、「偽物です」とは云われずに
やんわりと、遠回しに修理できませんと
云われると伺った事があります。
または質屋さんに聞いてみるか。

真贋の判断には、製造番号や、ロゴの具合など、
判断のポイントはいくつかあるらしいのですが、
わたし的には修理過程で感じる、芯材の入り方や、
縫い目の止まる位置の正確さ、縫い返しの数だったりといった部分の
正確さで???と思う商品はときどきあります。

たまたまその商品を縫製した LOUIS VUITTONの職人さんの手癖なのか、
はたまたアジアンなテイストなのかは…。

ちなみに真贋についてのこの内容は、
今回の修理品とは関係ありませんのであしからず。

ampersandand at 12:24|Permalink鞄と小物修理 

2017年05月29日

6月営業日のお知らせ

0601

6月営業日のお知らせ

24日 土曜日
25日 日曜日 となります。

別途、ご返却日をすでにお伝えしております場合は、
その日程でお渡しが可能ですのでご来店ください。

お受け取りのご都合が合わない場合は、
HPのお問合せからご連絡頂けましたら
お渡し日の調整をさせて頂きます。

*営業日以外の電話応対は、申し訳ございませんが
 作業の都合上行っておりません。
 HPよりメール(またはFAX)にてお問い合わせ願います。

なお、修理についてのご相談は、修理品の画像(または現物)を
見てでないとご案内が出来ません。

また営業日ですと、受付業務が大変混雑しておりますので
お電話ではなく、まずは一度メールにてご相談をお願い致します。

スタッフが店主の私のみですので、お手数をお掛け致しますが
何卒、ご理解を頂けますと有り難いです。

営業日が限られておりまして、ご迷惑をお掛けしておりますが
どうぞ宜しくお願い致します。

店主

*ご確認下さい*
お問い合わせフォームにご入力されました
アドレスが間違っており、ご返信出来ないお客様がいらっしゃいます。
1週間過ぎましてもこちらからの御連絡が無い場合は、
再度、アドレスをご確認頂きましてお問い合わせをお願い致します。

または、ご入力されたアドレスがエラー送信に
なってしまっている場合もありますので、
初めとは異なるアドレスでのお問い合わせが宜しい場合もあります。

ampersandand at 10:31|Permalinkお知らせ 

2017年05月24日

ロンシャン の ル • プリアージュ をお仕事用にしてみる。

LONGCHAMP Le Pliage
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よく通勤途中で見かけるこの鞄。
付け根部分が壊れそうだな〜なんて思っていましたら
修理のご依頼です。

修理のご依頼は付け根ではなく、底の角部分の擦り切れ。
鞄のこの部分の損傷は、もう仕方ないのです。
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靴のかかとが減るのと同じです。
物理的に擦れれば減る、擦り切れると云う事です。
特に、今回のように角部分がナイロンやコットンですと
使用方法にもよりますが、角の擦り切れが早いかと思います。

で、いつも気になっていた付け根部分を見てみますと
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この持ち手は、革が一枚でできております。
通常ですとこの厚みの持ち手だと、付け根部分は革が二重になっています。
この部分は伸び易く負担が掛かり易いので、厚めの革の場合は
一枚でもいいのですが、この革の厚みですと二重が基本です。

見たところ外観は大丈夫そう、では裏面は。
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やっぱり切れています。
この鞄の生地は、ナイロン生地の裏面に樹脂をコーティングしてある
だけですので、やはり耐えられないだろうと。
現状は、コーティングの部分が裂けていますが
このままいくと、本体のオレンジの生地も裂けてしまいます。

このコーティングは、生地強度を増す為という訳ではなく、
見た目の為のコーティングな感じですので、実質薄手のナイロン一枚仕立て。
ですので、縫製に使われるナイロンの糸の縫い目に、
生地が耐えられず、縫い目で裂けている状態です。

革でも生地でもナイロンでも、この付け根部分は
鞄の中で一番負荷が掛かりますので、
通常は、力布的な補強の芯材などが宛てられています。
(まは本体の生地が二重に折り込まれていたり)

ご依頼主さんは、お仕事用で使われていて
ナイロンで軽いし、一泊の出張でもちょうどいいサイズですし
マチがあるのでお弁当も平に置けるので使い勝手がいいとの事。
で、結構な荷物を入れてしまうと。

大きい鞄だからといって、たくさん荷物を入れるのは禁物です。
大きな本体に細い持ち手、なんていう鞄をよく見かけますが
それはデザインというだけで、実用と云う訳ではありませんので。

このル•プリアージュも、使用目的としては
サブバック的な範囲の仕様と云う感じでしょうか。

補修するかどうか、新しい鞄も探してみたが、
なかなか丁度いいものがないので、修理してでも使いたいと。
(また、同じ鞄を購入しても同じようになってしまうし)

それでは補修です。
角部分には革を宛てて補強します。
角の補強革のサイズは、その場でラインを描きサイズを決めて頂きました。
付け根部分も内側に補強の革を宛てます。

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ル•プリアージュで使われている革は、シボの型押しがされています。
なので、色味だけでなくシボも必要となるのですが…
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オリジナルも手に触れる部分と、蓋の部分ではすでに
革の色がちょと変わってきています。

持ち手の部分に近い色の革はありますが、シボが無い。
蓋の部分に近いシボありのブラウンの革が
残り僅かですが、革棚から発掘できましたので、今回はそれを用います。
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とんがりコーン的な補強パーツを製作。
そして本体にそれぞれ縫製します。
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今回は一枚仕立てですので内側に縫い目ができますが、
通常の内装ありの鞄の場合、内側に縫い目がでないように
補修する事も可能です。
AFTER
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もともとも縫い割り部分に補強パーツの縫い割りのラインを
合わせて加工しますと、もともとついている感じで仕上ります。
間近でもみても、後付けとは分からないと思います。
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付け根部分の補強四箇所。
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用意できた革もしなやかな革でしたので、
本体に縫い付けてもナイロン生地に添うようにくったりと。

受け取りに来られたご依頼主さんにも
「もともとみたい〜」と、一番のお褒めのお言葉。
修理しました、と云う感じだと残念ですし。

ここでお客さんの予想外の行動。
鞄を畳み始めたのです!

確かにこのル•プリアージュは折りたたみができる鞄ですが
それはナイロンの状態であります。

革で角を補強しましたし、まさか畳まないという前提だろうと
勝手に思っていましたので、

動揺を隠せず、
「畳めないんじゃ…」とぼそぼそと云いつつも、
お客さんは、ぱたぱたぱたと畳んでいく…。

なんとかぎりぎりホックボタンで閉じる事が。
ですが、補修後は一応畳めない仕様になりますので、
あしからず。

こちらは、もう何件も同様の補修をしているBALLYのトート。
毎回、このロゴの配置が微妙に違うような気がします。
AFTER
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この角のパーツというのは、恐らく昔は補強目的の
デザインだったのでしょうが、
今では、鞄正面だけの角に革のパーツがあしらわれていたりと、
有名無実化していたりします。

ちなみに靴のキャップトゥ部分も、昔は指先の保護をする為に
その部分は革が二重になっていて、
補強の役目を担っていたらしいのですが、
今はキャップは二重ではないのですが、
硬質になる芯材を入れる事で、同様の役割をしています。

ampersandand at 16:36|Permalink鞄と小物修理 

2017年05月09日

私、足癖が悪いのです…。  A子の告白編

ときどき女性のお客様が、

「わたし、足癖が悪くて…」

と、やや恥ずかしげに靴をお持ちになられる事があります。
かかとのゴムの外側だけが、いつもいつも減ってしまって…と。

普通に歩行が出来ていれば、かかとの外側から着地し、
小指から親指へと体重移動が自然と行われますので、
はじめに地面に接し、加重が掛かる
かかとの外側のゴム(リフト)が真っ先に
摩耗してゆくのは道理となります。

逆に歩行の際に、かかと後方を地面に平行に
接地するように歩こうと意識しますと、変な感じになります。

ちなみにですが、かかとゴムの内側が片減りする場合は、
歩き方などに問題がある場合がありますのでご注意ください。
冬場ですと、UGGなどのムートンブーツの形状の靴を
履かれている方に、内側片減りの症状が多く見受けられます。

何故なのか理由ははっきりとは分かりませんが、
その歩き方を眺めておりますと、
サ、サ、サ…と、摺り足ぎみで歩いているのが原因な気がします。
靴のデザイン的に、足が靴の中で踏ん張れないのか…?

それでは、片減りした場合の補修についてですが、
例えばこんな感じの、一般的な紳士靴の場合、
0501-100
(1)は、全体に取り付けられている底部分の厚みで、
(2)は、ヒールの土台部分の高さになります。
通常は(3)の部分が磨り減りましたら、一段取り外して
交換できる仕様になっております。

ではソールが一体型やスニーカーでは補修できる?かですが
0501-51
0501-54
こちらはソールが一体型のドクターマーチン。
見事に外側が強く片減りしております。

かかと後方から、かかと全体にかけてひどく外側が摩耗しております。
だいたい一番深いところで9.0mmほど摩耗しています。
片減りが全体に及んでおりますので、後方部分だけを補修しても
かかと部分を平行に戻す事ができませんので
0501-50
減っている部分の深さまで、全体を9.0mm削り落とし、
かかと部分を一旦フラットな状態に戻します。
このような、一体型のブロックラバー(樹脂)ヒールは
軽量化の為に中が空洞になっております。

ですので、素材自体が柔らかかったり、空洞の範囲が広く
土台になるフチの面積が少ない場合は、強度の心配がありますので
一段削り落とさずに部分的な嵩上げ補修になります。
コンバースなどは、底が摩耗しますと土台部分は
へにゃへにゃですので、早めに補修しないと修理不可となります。
または、はじめに一段リフトの取り付けする事をお勧めしております。

削り落とした分と同じ厚みのラバーリフトを取り付け
元の高さに戻りましたら完成となります。
AFTER
0501-600501-59

それではこのようなスニーカーの場合の補修は、
(画像はすでにかかと部補修済み)
0501-56
かかと後方部分のみ、傾斜板いわれる楔状のラバー素材で
斜めに減っている部分を嵩上げし補修しています(矢印部分)。
傾斜板を取り付ける場合は、丸く傾斜している面を
傾斜板と同じ形に加工し、パズルのように嵌め込みます。
*スニーカーの仕様により、部分補修できない場合もあります。
AFTER
0501-570501-58


こちらはビルケンシュトック。
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0501-45
底面がフラットシューズの場合は、かかとの片減りがひどいと
直に、靴底全体が外側へ外側へと傾いた状態で摩耗してゆきます。

かかと部分が傾きますと、着地の際に足が外側へより
傾いて着地しますので、前側も外側へ、外側へと傾いてゆきます…。

そして、どんどんどんどん… 

外側へ…

靴が…

傾いてゆくのです!!

これぞ、「傾きのスパイラル現象」や〜

ですので、基本的にかかとが 〜6.0mmぐらい磨り減った時点で
(コンバースなどは始めに)傾きのスパイラルに陥らない為に
部分補修を行い、かかとを一度フラットな状態へ
戻された方が宜しいかと思います。

深く片減りした状態で履いておりますと、靴本体も捩じれたように
変形してゆき、靴が傾いておりますので、
靴の中の足も外側へ押し出されるようになり、過加重により
小指部分の革の裂けの原因の一因にもなります。

先程のドクターマーチンのように、独立したヒールではなく、
ソール全体が繋がっているソールの場合、
かかと部分をフラットに補修しようとしますと、
前側部分は傾いておりますので、
その合わさり目の高さの辻褄が合わなくなってしまう場合もあります。
(ソールの外側が全体的に減っているので、かかと部分のみを
フラットに治すと接合面の内外の高さが合わない)
0501-44
部分的に斜めに補修する予定でしたが(郵送依頼)、
インソールの様子から、もしやと思い伺ったところ、
やはり怪我をされて、足の長さが異なるとの事でしたので、
歩行の際に、より安定するフラットな状態へ戻した方が良いと思いまして
一段分削り落としまして、ラバーを一段はめ込む方法での補修となりました。
AFTER
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土台の白い部分は柔らかいスポンジで、部分的に黒のラバーが
はめ込まれておりましたが、一段ラバーを埋め込む事で、
かかと面の摩耗強度も均一になりますので宜しいかと思います。

懸案の補修の際の、接合部分の内外での高さの辻褄は
なんとか合いまして、フラットに繋がっております。
0501-40
こちらもビルケンシュトックのスニーカータイプ
矢印部分が補修箇所。
形状が丸くなっておりますと、削り難いですが補修は問題ありません。
AFTER
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0501-66
こちらナイキのスニーカー。
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AFTER
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白いスポンジは直ぐに磨り減ってしまったという事で、
またすでに土台の黒いスポンジまで浸潤。
その部分のレベルまで削り落としまして、
減り難い厚めのラバー埋め込みます。

ご覧の通り、皆さん外側ばかり減っておりますので、

「わたし、外側ばかりがいつも減ってしまう…」と、
あまりご心配なさらずに。

ただし、著しく靴全体が外側にひどく傾くような減り方や、
片足のみがひどく片減りし易い等の場合は、
歩行癖や身体などに、なにか問題が生じている場合も
あるかと思いますのでご注意ください。

ampersandand at 13:47|Permalink靴修理 

2017年05月04日

5月営業日のお知らせ。

0412-2

5月の営業日は、

27日 土曜日
28日 日曜日 となります。

別途、ご返却日をすでにお伝えしております場合は、
その日程でお渡しが可能ですのでご来店ください。


お受け取りのご都合が合わない場合は、
HPのお問合せからご連絡頂けましたら
お渡し日の調整をさせて頂きます。

*営業日以外の電話応対は、申し訳ございませんが
 作業の都合上行っておりません。
 HPよりメール(またはFAX)にてお問い合わせ願います。


なお、修理についてのご相談は、修理品の画像(または現物)を
確認しませんとご案内が出来ません。
また営業日ですと、受付業務が大変混雑しておりますので
お電話ではなく、まずは一度メールにてご相談をお願い致します。

スタッフが店主の私のみですので、お手数をお掛け致しますが
何卒、ご理解を頂けますと有り難いです。

営業日が限られておりまして、ご迷惑をお掛けしておりますが
どうぞ宜しくお願い致します。

*ご確認下さい*
お問い合わせフォームにご入力されました
アドレスが間違っており、ご返信出来ないお客様がいらっしゃいます。
1週間過ぎましてもこちらからの御連絡が無い場合は、
再度、アドレスをご確認頂きましてお問い合わせをお願い致します。

または、お客様のメールソフトの設定やご契約のサーバーにより
エラー送信(または迷惑メールフォルダーへの振り分け)
となってしまっている場合もあります。

返信が無い場合は、初めとは異なるアドレスなどでの
お問い合わせが宜しい場合もあります。

店主

ampersandand at 13:25|Permalinkお知らせ 

2017年04月27日

オールソールするんです。 DANNER LIGHT篇 vibram##1220

前回のダナーは、かかと部分補修のご案内でしたが、
今回のダナーは、オールソールの修繕事例となります。
前回の部分補修記事はこちら。

before
0912-700912-71
土台部分のスポンジに問題がなければラバーソールのみでの
交換ができますが、今回はミッドソールやスポンジソールの間に
水が侵入したりして、剥がれたり浮いてきてしまっておりますし、
またその隙間から、禁断の「市販の接着剤の注入!」がされておりますので
すべて交換となります。
0912-740912-73
ミッドソールにも浸水の跡が。
0912-77
ステッチダウン製法ですので、ミッドソールを剥がすとこんな感じ。
中底ありのタイプですので、剥がしても抜け殻状態にはなりません。
ちなみに中底なしタイプのステッチダウン製法は剥がすとこんな感じ。
0927-41
画像はクラークス。

ミッドソールを取り付け、底縫いを掛けます。
その後オリジナル通りにスポンジの土台を削りだしまして
vibram#1220を取り付け完成となります。
AFTER
0912-45
0912-690912-670912-650912-680912-64


ampersandand at 08:00|Permalinkオールソール