2012年02月20日

ファスナーは消耗品です。

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ファスナーが壊れる原因は、無理して引っ張ることですが、
これは、ファスナーの取り付け方にも原因があるように思われます。

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画像のように、引き手部分のパーツが、両脇の革に圧迫されているのが分かると
思いますが、これでは引き手(スラース)の動きが悪くなります。
確かに、このほうが見栄えは良いのですが、壊れてしまっては意味がありません。

その結果、強引に引っ張るので、引く部分のプレートが、
割れて外れてしまったりします。
(安いパーツでは、簡単に割れてしまうものもあるようです)

もしくは、動きが悪いので、コイル部分が付いている、両脇の
生地の部分が解れてしまいます。

なので、ある程度引き手のパーツ、スラースが動き易いように、
両脇には遊び部分が必要かと思われます。

引き手(スラース)の交換では、費用はそこまでかかりませんが、
ファスナー自体、コイルが外れたり、生地が解れている場合は、
全体を交換になりますので、その場合は、縫製をすべてバラして、
セットし、再度同じ針穴に縫製を掛けるという手間がかなりかかりますので
費用もその分、割高となります。

また、靴によっては、底を剥がしたり、ヒールを外さなければ
ならないなどもでてきます。
(まだありませんが、底縫いが掛かっているような靴では…
 かなり割高になると思われます)

また、一番壊れ易い部位は、くるぶしの部分です。
この部分は、凸になっていますので、スラースを上げてゆくと
この部分の山で、一度、ひっかかります。
そして、ぐっと引っ張るので、他の部分に比べ、
負荷がかかりますので、生地の部分が解れやすくなります。

ファスナーは、こういった凸のように、その進行方向が
変わったりする場所では、ひっかかり易いので、
ビジネス鞄などで、コの字にファスナーが付いているものは、
方向が変わる、角の部分で壊れる場合が多くなります。

また、通常に使用していても、金属の引き手と、プラスチックのコイル
部分では、摩耗してゆきますので、限度を超えるとコイルの噛み合わせ
が弱くなり、ファスナーが締っていかないという現象も起きます。

急いでいるときでも、なるべくファスナーは、無理なく上げ下げして
履かれたほうが、お財布には優しいと思われます。


ampersandand at 14:36│ 靴修理