2015年09月19日

飛び出すサンダル。 もっと編み込み希望篇

BEFORE
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断られ断られ当店へたどり着いたサンダル。
私も実物を見ていましたら断っていたかもしれませんが、
郵送依頼で画像判断でしたので、ある意味、写りが良く
なんとかなるかとおもいきや…。
なかなかの代物です。
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そもそも小指が当たる部分の編み込みが大きくなっており、
小指の腹がその穴からでてしまうようなデザイン。
それでは突き破るように徐々に裂けてしまうでしょうに…。

左右4箇所の内、3箇所は裂けております。
ご自身で、ちまちま裂けてしまった帯を手縫いにて縫製してあります。
なんとも痛々しい感じです。
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しかしその縫われた部分は、痛んでおりますのでとりあえず
痛んでいる帯部分はカットしてしまいます。
その後、同様の帯を作りましてちまちま編んでいるように
見える様に編んだり、継いだりと試行錯誤…。
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とりあえず接着で繋いでいるので、あまり捻ったりとオリジナルのような
編み目では出来ないのですが、くぐらせたりしてそれっぽく。
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そうしまして、ちまちまとやっていきますと、
それっぽくなりました。
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しかし、これではハリボテです。
次に裏貼りをして補強を行います。
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チーズのようなパーツ。
裏貼りしようにも、穴が埋まってしまいますので
(埋まっても良いという事でしたが)
目印をつけて穴を抜きまして、合わせた時に開いているようになればと。
AFTER
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裏貼りと帯のハリボテ部分とともにジグザグに縫製してゆきます。
こうすることで、メッシュですが面で負荷を耐える事が
できますので大丈夫でしょうと。
編み込みの穴も余計に編み込んで、小指が飛び出さないように。
補強をしても指が飛び出れば裂け易くなりますので。

以上、飛び出すサンダル篇でした。

ampersandand at 21:03│ 靴修理