2016年03月04日

カンペール海外部隊 ニュージーランドからの刺客篇

こちらはカンペールpeuモデルになります。
このモデルもソールに埋まっている特殊モデルになります。
*peuモデルでも、ソールに埋まっていないステッチダウン製法や
マッケイ製法のモデルもあります。

before
0229-710229-70

ニュージーランドから遥々やって参りました。
といっても、海外発送はやっておりませんので
一時帰国の際に受付をして、ご返却はご実家経由で行うという
ときどきある海外カンペール部隊のオールソールになります。

今回は修繕のフルコースといった感じであります。
修繕を進めるにつれ補修箇所が次から次へと発覚!
0229-60
0229-48
ソールを剥がしてみたら、パルプの中底は崩壊しておりますし…。
カンペールのタグは劣化し折れかかっております。
0229-530229-52
中底は同様の素材で全替え。
タグは革で代替えを。
0229-49
次に、ソールとの境目が裂けておりましたのでその部分の補修を行います。
お客様で破れた部分を内側からボンドでくっつけてしまっております…。
よく破れた部分をこのようにボンドで固定しようとDIYされることが
しばしばありますが、その後修理を依頼されるのであれば
そのようなことは決して行わないことをお勧め致します。
0229-56
0229-54
革を宛て裂け目を縫製。
0229-55
そもそも裂けるぐらいの負荷が掛かっておりますので
接着では耐えられません。
またボンド等で接着しますと、その部分は硬化してしまいます。
補修の際は、硬化した部分はすべて取り除く必要があります。
ですので補修費用は嵩みますし、見栄えも悪くなってしまう
可能性がありますので、百害あって一利無しと云う感じです。
0229-51
0229-41
カカト内側も生地が裂けており、芯材が剥き出しになってきております。
この部分も革にて補修を行いました。
革は、水色が無いので、革巻部分に使用する革で揃えました。

AFTER
0229-440229-430229-420229-400229-270229-25
このソールの仕様であれば、カカトが擦り減った場合、
ニュージーランドの修理店でも部分補修は
可能だと思いますので、海外リペア対応の仕様になります。

ampersandand at 00:32│ カンペール