2010年11月14日

 J-castニュースに「「さぼり」か「パクリ」…昼ワイド独創性なさ幼児並み」というなかなか過激な見出しの記事があったのでこれについて少し。http://www.j-cast.com/tv/2010/11/12080457.html

 本当に、ニュースを見ていていつも思うのは、どのチャンネルと回しても話題は殆ど一緒で、放送する順番が違うだけ。よく日本のマスコミは中国の情報統制を批判しますが、日本のマスコミも私から言わせればあまり変わりません。

 特にテレビのワイドショーの政治解説等を見ていると、自分で取材するということを忘れてしまったのかと言いたくなる状態です。新聞記事を紹介し、それに対するコメンテーターと言われる人の一言二言のコメントを流すだけで、お茶を濁しています。

 そのため、コメンテーターに求められるのは、前の人とかぶらないことを、短く、気の利いた風に言える才能で、これはこれですごいと思いますが、到底本格的な分析とは言えるものではありません。

 テレビに本格的な分析を求めるのが間違っていると言われればそれまでかもしれませんが、簡単に手に入った情報は、簡単に失うもので、そんな短時間に言われたことは、聞いたときは「なるほど」と思っても、しばらく時間が経てば誰も覚えていないのが大半です。

 確かにテレビが、新聞や週刊誌も情報源の一つなのだから、どこで手に入れた情報を基に報道しようがかまわないだろうと言えばそうなのですが、それでは全く競争が生まれません。

 他の業界に対しては自由競争が良い、規制緩和が良いと言っておきながら、自分達は電波法や記者クラブという規制に守られてぬくぬくしてきたマスコミの体質がそのままでております。これについては、門外漢の私がどうこう言うより、上杉隆氏が徹底した記者クラブ批判を展開されておりますので、そちらを参照して下さい。(『ジャーナリズム崩壊』 幻冬舎新書)

 そういった意味で今回の尖閣諸島のビデオがyou-tubeに流されたのはもはや既存のマスコミに頼らなくてよくなったことを改めて認識させてくれたという意味で、極めて喜ばしいことだ思います。

 朝日新聞の神田記者がツィッターで何故マスコミ(自分)に情報提供してくれなかったのかとつぶやいておられてますがhttp://togetter.com/li/67923、私が同じ立場であれば、やはり、マスコミに情報提供はしなかったと思います。

 マスコミは企業です。企業である以上、自社の利益を追求するのは当然で、仮に今回これだけの情報が提供されれば、きっと自社の利益のために最大限利用したでしょう。それが、結果として、視聴者(消費者)の利益にもつながっていれば、何の問題もありません。

 しかし、利益を最優先する以上、政府との駆け引きに使われるのではないかとか、スポンサーを説得する材料にされるだけではないのかとか、他社に高く売りつけて費用の二次回収を図るのではないかとか、どうしてもいろいろなことを考えてしまいます。

 それに効果という点でも、テレビで44分のテープを何回全面公開してくれるか、公開されるのが結局日本だけではないのかなど、どう考えてもデメリットしか思いうかびません。

 これだけ信頼を失ったのも、他人を批判するだけで、自分達のことはろくに批判もせず、何も変えてこなったことが最大の原因と考えますので、願わくばマスコミも更なる規制緩和、自由競争に身を投じていただければと思います。

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凜amuro001 at 12:43│コメント(0)トラックバック(0)マスコミ(日本) │

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