2011年01月18日

 環球網の記者が韓国人の中国問題専門家、丁海勛韓国北方圏交流協会理事長を取材した記事http://world.huanqiu.com/roll/2011-01/1435958.htmlが大変興味深かったので、これについて少し。

丁氏
           (取材を受ける丁海勛氏、上記HPより)

 記事は中国は韓国の最大の貿易相手国になっており、中国にいる外国人は韓国人が一番多いと、中韓の結びつきを強調する文言から始まっております。

 韓国北方圏交流協会とは、韓国政府が1990年に作った半官半民の団体で、丁氏は、いわゆる親中派で300回以上の中国への渡航歴があることなどが紹介されています。

 彼は中国で、「反韓感情」が起こった原因として、ここ20年で中国の経済はめざましい発展を遂げたが、こうした時に、若者は自分の国に対し強い自信を持つようになる、こうした自信を持ちすぎた者にとって、韓国の一部の者が韓国は中国より進んでいると主張することは、受け入れがたいもととなる、こと等を挙げております。続けて、こうした心理は高度経済成長中の国家にはよくあることで、日本もアメリカも韓国にもあったことで、中国も成熟するば段々こうした現象は消えてなくなるとしております。

 私はここの部分を読んで、丁氏は自分のことを、親中派と言っておきながら、こうした主張自体が、韓国は中国より先んじている国家だといっているわけで、何とも言えない感じがしました。それに、よく韓国から批判を受ける日本からしてみれば、韓国がいわゆる「成熟した国家」であるかどうか、検討の余地があるのではないかと思います。

 その後で中韓交流の話が始まるわけですが、最初に丁氏は韓国のことを「未だ嘗て他国を侵略したことのない、平和を愛する国家」とことわってから話し始めております。

 その上で、近現代の韓国は親日、親米派が勢力を持っている。中韓関係が発展してきたことに伴い、親中派も段々増えてきたものの、まだまだ数が少なく、勢力も弱いとしております。だからこそ、中国が親中勢力を韓国で育成することを希望し、そういう人たちが韓国政権を担うことになれば、中韓関係はより一層の発展を遂げるだろうとしています。

 最後に、中国の若者は愛国心が非常に強く、これは良いことで、韓国の若者も見習わなくはならないとしつつも、本当に強いものは包容力があり、様々なことを受け入れることができるものだとしております(つまり中国の愛国主義に苦言を呈しているわけです)。そして、中国は世界の敵となってはならず、まず地理的に近い韓国と友人になることができれば、アメリカや日本、ひいては世界中が中国の友人となるとしています。

 さて、これを読んで、皆さんはどういう感想を抱いたでしょうか。私は、はっきり言ってすごい上から目線というか、外国との交流活動をやっている方にある意味、よく見られる典型的なパターンかと思いました。日本でもNGO活動を行っている者で、似たような方はおり、発展途上国の手助けしていると言えば聞こえは良いかもしれませんが、上から手助けをしているわけで、どうしても対等ではなく、手助けをしてやっている、交流をしてやっているという感じがにじみ出ているわけです。

 さて、これに対してコメントが18日の午後8時現在で、400以上もついており、その大半がかなり厳しいものとなっており、「棒子」(韓国人に対する蔑称)という言葉を使ったコメントも散見されます。

 中国ではよく団体の代表というだけで、その道の「専門家」として取り扱われることがあります。そして困ったことに、この方も全く悪気が、あるわけではなく、中韓関係にとって良いことを言っていると思っているわけで、確信犯的に悪口を言っているのではないだけに、かえって難しい面があります。


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凜amuro001 at 20:37│コメント(0)トラックバック(0)嫌韓 │

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