2012年04月08日
私も記事を投稿させてもらっているBLOGOSで、「Facebookで『リア充』演じてますか?」という話題が議論されており、そこで参考とされているサイトの記事が興味深かったので、これについて少し。
ちなみに参考とされているのは、以下の2つです。
利用者の「約7割」がストレスを経験「Facebookの利用状況に関する調査結果」-プレスリリース
キャラが違う、リア充を演じる--Facebookユーザーの7割がストレス-CNET Japan
1 アンケートの結果
これは、株式会社ジャストシステムが行ったアンケート調査を基にした記事で、実際にFacebookを利用している900名の方を対象にして行われた調査です。
それによると、Facebookを利用していて、「何らかのストレスを感じたことがあるか」という問いに対し、「ある」「時々ある」「まれにある」と回答したのは68.4%で、約7割の人が感じたことがあるそうです。
そして、「実際に面識ある友達・知人のフェイスブックのふるまいに対して、自分が知っているその人の印象と異なり、違和感を抱いたことがありますか」という問いに対し、34.4%の方が「ある」と回答しているわけですから、かなりの高率です。
その理由としては、「無理に作っているような感じ」「ネットと現実での振る舞いが全く違う」「自分を良く見せようとしている」「キャラを作っている」など、「『実際の自分とは違う自分を演じている』ことに違和感を抱いた方が多く見られ」たとしております。
後は「上司・先輩などからの友達リクエスト」には、31.0%が「承認したくないが承認せざるを得ない」と回答し、リアルとネットの関係の難しさを表す記事となっていました。
2 偽っている自分
この2つしか数字が示されていないので、他にどのようなアンケート項目があったかわかりませんが、これを見て面白かったのが、「他人が自分を偽っている」ことに対しては、かなりの方が不満をいだいていることです。
まともに考えれば、「自分が自分を偽っている」ことの方がつらいと思うのですが、それはアンケートの項目の中にはなかったのでしょうか。
ただ、ある意味「本当の自分」などというものが存在するかどうか疑わしく、皆多かれ少なかれ、職場なり、家庭なり、学校なりで、与えられた役割を演じなくてはならないという面もあるので(ユング心理学がいうところの「ペルソナ」)、あまりつらいと思わないだけかもしれません。
なお、こうした「自分を偽っている」という観点については以前書かせてもらったので(「ソーシャル・メディア(進むも地獄、退くも地獄)」)、ここではこれ以上触れません。
3 他人の不幸は蜜の味?
それと他人が「自分を良く見せようとしている」ことに対してて、違和感を覚えるということは、他人がそんなに素晴らしい人ではないということを言わんとしているような気がしてなりません。
人はどうしても他人と自分を比較して、他人より優位に立ちたいという意識が表にでることが多いわけですが、ある意味これもその1つの表れかもしれません。
だからこそ人は知らない人がどうなろうが、基本的にあまり関心がありません。やはり、大好きなのは知っている人(もしくは知っているような感じになれるテレビなどで見たことのある人など)の良くない噂話だというところでしょうか。
何にしろ、本来好きで始めたFacebookなのに、それが原因でストレスを感じるというのは面白いことではないなと思った次第です。

