中国格差

2015年05月19日

 今日は久しぶりの中国ネタです。環球網がお得意のネットアンケートで「日本へ行く中国人観光客に“売国奴”のレッテルを張るのは妥当だと思いますか?」というのを行っており、いろいろ興味深かったので、これについて少し。


1 記事の紹介

 このアンケートには関係記事として外交学院日本研究センター周永生副主任の「日本游火爆不是幻象」という記事が紹介されておりました。

 これは日本の自然や食事は普通で、多くの製品は中国製で何故日本に観光に行く必要があるのか、単なる「幻想」に過ぎないのはないかという意見などに対抗して書かれたものです。

 確かに日本の自然はずば抜けて素晴らしいというわけではないが、中国人観光客の評価は高いとしています。
 
 その理由としては、清潔な道路、素晴らしいサービス、良好な社会秩序などが深い印象を残すからで、これらは全て中国人に欠けているものであると述べています。

 大声で話す人も少なければ、礼儀正しく、車もきちんと交通規則を守るし、中国で問題になっている環境悪化や、食品の品質問題なども全て解決済みで、中国は日本に学ぶべきだとしています。

 そしてサービスの行き届いた例として、日本人は通常冷たい水を飲むが、中国人観光客の習慣を考えて日本旅館では通常お湯を用意してくれていることなどを挙げています。


2 アンケート

 この記事を受けてという形で、「日本へ行く中国人観光客に“売国奴”のレッテルを張るのは妥当だと思いますか?」というアンケートが実施されています。

 先に結果を述べると妥当としているのが84%、妥当ではないとしているのが16%という数字がでております。

 引用されている記事そのものが、日本人の私が読んでも少し日本を美化しすぎているという感じの記事で、これを見て一般の中国人がどう思うかとなると反感を持つのもわからないではありません。


3 美化

 正直私がここのところ引っかかっているのが、最近良くネット記事などで見かける日本礼賛の記事です。

 確かに日本にも素晴らしいところは多いのは間違いありませんし、公衆道徳という面では中国とは比較にならないものがあります。

 かといって、日本万歳的な記事ばかりを見ていると「又か」という気になるのも確かで、必要以上に日本を卑下する記事同様、私はあまり好きにはなれないという話です。

 実際、元記事にあった日本旅館のお湯の話は、別に中国人だからという話ではなく、お茶を飲むために用意してあったものを、「わざわざ中国人のために」と勝手に高評価をつけただけの様な気がしないでもありません。


4 最後に

 正直、日本の言ったら「売国奴」呼ばわりする意識はどうかと思います。実際、そんなことばかり言っていたら中国人は西側諸国のどこに行ったらよいのかという話にもなりかねません。

 何度か書いているように中国は貧富の差が激しいので(中国で忘れ去られた人々(写真)中国のいかにも成金といった人たちの写真)、海外に行ける人は何度でも行って、好きなことをしてくる一方、食うや食わずの生活を送っている人も未だにおります。

 結果、こうした日本などに自由に行ける人に対する恨みやひがみがこうしたアンケートの数字につながっているという可能性もあるのかと思っております。



凜amuro001 at 21:59│コメント(8)トラックバック(0)

2014年06月22日

 更新の間隔空いてしまってまことに申し訳ありませんが、今日は翻訳ネタで『北京青年報』が掲載していた「薪酬大涨 部分蓝领工资超白领」という記事が興味深ったので、これについて少し。


1 記事の紹介

 中国でブルーワーカーの給料が上がっているという記事です。それも人によっては、去年の2倍近くまで上がっている方もいて、ホワイトカラーを超える給料も貰っているという話です。

 元記事では、具体的な数字を出して説明をしているのですが、結構長い記事なのと、以前の中国人の給料を知っている者にすれば、確かにここまでもらえるようになったのだという感じがあるのですが、日本人から見るとまだまだ安い金額なので、そこいらは割愛させていただきます。

 そして元記事では、この原因として3つの要因を提示しています。1つ目が、労働力市場の需要と供給の結果で、北京の生活コストも上がっている現在、ある程度高い金額を提示しないと人を雇うことができない。

 2つ目が、あまり見栄えのしない仕事、きつい汚い仕事である結果。3つ目が専門技術の結果だとしています。そして、アメリカの水道管工が、中産階級に属する様に、肉体労働者が頭脳労働者に対して、比較的高い報酬を受けることができるのは、社会の進歩であるともしています。

 そして最後に国有企業はそんな高い企業を払うことができないがどうしたら良いかという問題を提起し、それに対しては、福利厚生や、研修の充実などを提示しております。


2 人不足

 確かに中国の場合、いろいろ言われておりますが、それでも他国から見れば高い経済成長を維持しており、労働力の不足、特に日本でも一時期話題となった3Kに人が集まらないのはわからないではありません。

 確かに見ようによっては貧富の差が激しい中国にとって、肉体労働者の給料が上がるというのは、格差是正の一面もあり、悪いことではないという解釈も成立するのかもしれません。

 ただ、バブルを経験した日本にしてみれば、現在のこうした中国の状況がかつて自分たちも経験したことのある道にしか思えないというのが正直なところです。

 どうしても今の日本の現状を見ると、かつて「フリーター」がもてはやされた時代と中国のこうした状況が重なって見えてしまいます。

 ただ、いわゆる非正規労働者が今日本でどのような不利益を受けているかを考えると、私は今の中国の現状を「社会の進歩」などとのんきに見ることはできないという話です。


3 最後に

 もちろん、中国の場合、職場に対する忠誠心が日本とは異なり、条件が良ければいくらでも転職することがあたり前なので、日本とそのまま同じ状態になるとは限りません。

 それに、中国は国土が広く、国内での経済発展レベルも様々なため(実際、農村部は都市部の植民地といっても良い面があります)、確かに日本の様に、ある時期を境にして単純に風船が破裂するような、バブル崩壊という形ではないのかもしれません。

 ただ、農村部もそれなりに高度経済成長の恩恵を受けるようになってくると、これまでのような単純に安い労働力を供給することができなくなってきており、中国全体がかわりつつあるのは間違いないかと考えます。

 ちなみに、中国は自国がバブルであることを正式には認めておりません。しかし、そうは言っても私としては、これだけの好景気を維持してきたのは、一種のバブルであることは間違いなくと考えており、好景気がいつまでも続くはずがないと思っているという話です。



凜amuro001 at 03:41│コメント(4)トラックバック(0)

2013年12月19日

 『レコードチャイナ』が配信していた「月面着陸報じた国営テレビ女子アナに質問殺到=『貧しい子が多いのに意義あるのか?』―中国」という記事がいろいろ興味深かったので、これについて少し。


1 記事の紹介

 香港紙『明報』の記事を紹介しているもので、「中国の月探査機『嫦娥3号』が月面着陸に成功したのを受け、国営の中国中央テレビ(CCTV)の番組で同ニュースを報道した女性アナウンサーのミニブログには月面着陸に関する質問が殺到した」というものです。

  アナウンサーの張泉霊氏は「『月面着陸と古びた山村の学校に通う子供たちにはどんな関係が?』との質問に」対し、「インターネット技術は米国の月面着陸技術に由来する。今では多くの学校がインターネットで授業を公開している。これは山村部の学校教育向上に役立つ」と回答したそうです。

 「学校に通えず、ご飯もまともに食べられない子供にとって、月面着陸の意義は?」という質問に対しては「気象衛星を発展させることで、災害の被害を軽減することができる。これは貧困の解決に直接的な関係がある」と答えました。

  他にも「米国にはすでに上述の技術があるのに、なぜ中国は月面着陸にこだわるのか?」と質問に対しては「月面着陸に使われる燃料は大気汚染の改善に役立つ」と答えたそうです。

 ただ、張泉霊氏は「『宇宙の研究や探索にどんな意味があるのか』といった類いの質問に答えるのは結構疲れる」という意見も書き込んでいたとしております。


2 プロパガンダ

 中国のマスコミは共産党の宣伝機関という位置づけなので、テレビのアナウンサーが自分の意見を自由に公表できるはずがありません。

 ただ、今の時代原稿をそのまま読んでいればOKということはなく、当然アドリブも求められることが多いわけで、ある意味これもその1つということでしょうか。

 ただ、そうは言っても「万が一」があるので、テレビであれば、ある程度予め質問を選定しておくなどの対応がとられることとなります(温家宝首相のラジオ出演)。

 今回も記事を読む限り、絵に描いた様な模範解答で、最初に誰かがつくった模範解答があってそれを適当にアレンジして使っている様な気がしてなりません。


3 葛藤

 ただ、人間なので、そうはいっても自分の思いと違うことを話し続けることは結構つらく、いろいろあるのは当然かと思います。だからこそ今回彼女もいらだちを見せたという面は否定できないと考えます。

 そういう意味で、誰がどう考えても国内にこれだけ貧しい人がいる中国で、何の役に立つのかわからない月面探査を行う金があるなら、他にやることがあるのではないかというのは当然の意見ではないでしょうか。

 中国はアフリカ諸国などに援助を行っておりますが、その一方で、先進国から支援を受けており、こうしたことを見ても何をしているのかという思いを援助する側が抱くのは当然かと思います。


4 月面着陸の意義

 ロケットなら軍事目的という話もあるので、いろいろ意味があるでしょうが、月面着陸に何の意味があるのかという話もあります。今更、月の石を拾ってきて何になるのでしょうか。

 実際、意味がないから、アメリカはアポロ計画を終了したわけで、資源など使えるものがあれば別でしょうが、地球に持ってくるコストと割が合う話とも思えません。

 中国政府にしてみれば、国威発揚(国の団結を強める)ということなのでしょうが、今時そんなことをして何の意味があるのかという話です(全仏優勝勝利インタビュー)。

 こういう話をすると中国的には「日本ができないからヤッカンデいる」という発想をする中国人がいることも事実です(日本のコンプレックスを主張するのは中国のコンプレックスでは)。

 ただ、今回のアナウンサーに対する質問のように、当然いろいろ疑問に思っている方、くだらないと思っている中国人がいることは確かです。


5 最後に

 最後は結局いろいろな人がいるという話になってしまうわけですが、日本でも小惑星探査機「はやぶさ」の活躍にはいろいろ胸を熱くした人はいるわけで、自国(の技術)が頑張っているというのは感動を呼びやすいというのはあります。

 当然「はやぶさ」に対して否定的な見解を述べる人がいたことも事実で、それをして「日本人は、はやぶさに対して否定的な見解を有している」というのはおかしいのと同様、今回の嫦娥3号の月面着陸について、肯定的な意見を持っている中国人の方が多いのは確かかと思います。

 ま、もちろん、今回の話を日本のはやぶさと比較するのであれば、中国のロケット技術がどこまで中国産と言えるかとか、月面着陸は既に世界で初めてではないなどの要素も勘案しなくてはならないわけですが、そうなるといろいろ考える要素が多くて難しいのでここまでにしておきます。



凜amuro001 at 02:54│コメント(8)トラックバック(0)

2013年12月09日

 『サーチナ』が掲載していた「世界汚職指数で中国は順位を上げるも非難多数=中国版ツイッター」という記事がいろいろ興味深かったので、これについて少し。


1 記事の紹介

 「世界各国の汚職の度合いを調査しているドイツのNGOがこのほど、2013年の『汚職指数・国別ランキング』を発表し」ました。この中で、「中国は清潔度100点満点中で40ポイントを獲得し、177の国や地域のうち80位とな」りました。

 これを受けて「中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は『3年連続の上昇』と評価し、政府の反腐敗キャンペーンが功を奏していると自画自賛した」そうです。

 これについて簡易投稿サイト・微博を見ると「わが政府は恥知らずとしか言いようがない」「など、80位であることを誇らしげに報じたことに対する非難のコメントが多く見られた」としています。 

 「そもそも、このランキングの結果ですら、『金で買ったに違いない』という意見が出るほど、中国人にとって汚職や腐敗、賄賂といった問題は非常に深刻であるといえるのではないだろうか」ともしています。


2 中国の腐敗

 何度か中国の官僚の汚職などについては触れていますが、中国の場合、「関係」と呼ばれるコネが人間関係を維持していくうえで、極めて大事です(開店祝いとコネ、「私の父親は村長よ」事件)。

 そのため、贈り物文化が日本以上に盛んで、自分もしてもらった以上はいろいろしてあげなくてならず、便宜を図りあうのが当たり前と思っている人もいる位なので、下手をすると汚職行為をしても「汚職」という認識がない方もいるかもしれません。

 実際、こうしたことは至るところで見られ、医者なら先に診てやるただで検査をしてやる、教師なら知り合いの子にはそれなりの便宜を図るといったことはよく聞きます。

 皆こうした便宜の図り合いを行っているわけで、これら全てが「汚職」だとなると、中国の社会そのものが立ちいかなくなってしまいかねずいろいろ厄介です。

 実際、パソコンが起動しなくなった、配線がおかしくなって電気がつかなくなったときなども業者を頼むのではなく、知り合いの詳しい人に頼むこということはよくあります。


3 社会背景

 どこかで全てをリセットしてしまうか、線を引いてしまえれば良いのでしょうが、物事はそれほど単純ではないかと思います。

 貧富の格差が激しい国なので(中国で忘れ去られた人々(写真)中国のいかにも成金といった人たちの写真)、貧しく何のコネもない人たちにしてみれば、益々もって不利益を被るようになるという話です。

 日本の場合も採用の時にコネなどの話はよく聞きますが、一般的にこうした関係は少なくなっており、何かしようと思ったら金を払って業者を呼ぶというのが一般的になっています。こうした社会背景も汚職とは無関係ではないのではないでしょうか。


4 発展途上国

 おそらくこうしたことに影響を与えたのが、中国は発展途上国だったという事実で、実際物資の流通が今ほど便利ではなかった時代、慢性的な物資不足で、デパートに行っても、「没有」と断られたことは数知れません。

 斯様に金を持っていてもモノが手に入らないことは以前は良くあり、そうなると金よりコネが重要視されたのはわからないではありません。

 それが急激な高度経済成長で、物資が溢れるようになり、金を出しさえすれば何でも手に入るとなれば、かつてのコネが金にとった変わられるわけで、結果、皆が皆金を求めるようになり、拝金主義となるのもわからないではありません(中国の拝金主義(『朝日新聞』記事より))。


5 最後に

 それに共産党一党独裁が結びつくと、言論の自由が制限され、官僚に対する批判も(相手の官僚の地位が高ければ高いほど)自由にはできないとなると、益々腐敗に拍車がかかるのは当然の話かと思います(中国の縁故採用)。

 当然こうしたことは一般論としては、中国政府も認めている話で、汚職撲滅キャンペーンなどを行っているわけですが、(中国の「反腐敗」に世界が注目している?)個別具体論となると自分のくびも関係してくるので、いろいろ難しいというのが実情です。



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2013年12月04日

 『産経新聞』が掲載していた「中国は隠れた『自殺大国』 就職難で次々飛び降りる大学生たち」という記事を見ていろいろ思うところがあったので、これについて少し。


1 記事の紹介

 中国の若年層に自殺をする者が多いという記事です。「国営新華社通信は、中国の疾病管理予防センターの分析として、自殺が15~34歳の中国人の主な死因となっていると伝え」ました。

 「米国の自由アジア放送(RFA、電子版)は11月9日付で、その理由について「大学入学の競争激化と、新卒の非雇用の増加」が背景にあるなどと」しているそうです。

 実際、「中国ではこれまでにも学生による自殺はたびたび報道されて」います。「広東省の深セン大学で今年10月21日、4年生の男子学生が寄宿舎の15階から飛び降り自殺を図」りましたし「その翌日には19歳の女子学生が同様に飛び降り自殺を図っ」ています。

 「過去には、年間約3千人もの学生が正常でない死を遂げたとの報告もある」そうです。「タイム誌は、学生の自殺の背景に、中国では長らく教育が成功への道だと信じられてきたが、景気の減速によって、そうではなくなったと指摘」しています。

 就職難はひどく「2013年の卒業生約700万人のうち、就職先を見つけられたのは35%に過ぎず、前年から12ポイントも下落したと」されています。

 他にも「大学入試での過度な競争もあ」り、「一人っ子政策の中で育てられた学生らは、親の過度な期待を背負い、プライドが高いのに、プレッシャーには極端に弱」く、「大学生活で『未来』を感じられなくなり、貧富の差が拡大する社会に絶望してしまう」ともしています。

  疾病管理予防センターでは、「中国では毎年、約28万7千人が自殺し、これは死者数の3・6パーセントを占める。自殺の75%は農村地帯で、とくに女性の自殺率が高いのだという。生活難と家庭内暴力などが主な原因とされるが、これも都市部と農村部の格差が広がっていることが遠因」と見ています

 「同センターは、毎年200万人が自殺を試みているとみて」おり、「タイム誌は中国の保健当局の発表として、自殺率は、都市部が10万人あたり6・41人、農村部が同10・01とし、学生の自殺は同1~2人だとしてい」ます。


2 大学生の事情

 確かに中国でも先が見えなくなっているという現状はあるかと思います。確かに以前は大学の数が少なかったこともあり、「大学生=エリート」で大学を出されすれば後は国営企業に就職し、一生保障されたも同然だったという時代がありました。

 ところが、大学の数が増えたり、大学時代が金儲けのために、受け入れる学生の数を増やしていけば、当然こうした状況は変わってきます(中国で大学入試申込者が減っている原因)。

 就職先も以前の様に国営企業だけでなく、給料が高いがそれに比例して忙しい外資や、中国の高度経済成長にあわせて急速に発展してきた新興企業など、選択肢が以前とは比べ物にならない程増えております。

 選択肢がなければ人は迷いませんが、選択肢が増え、更に中国の場合は変化が激しすぎるため、どの企業が「良い」かとなると、本当のところ誰もわからないという状況があります。

 それに中国の大学生は受験勉強だけでなく、大学時代も基本的に暗記中心の詰め込み教育が重視されているので(日本と中国の「詰め込み教育」と平均点)、彼らにとって、こうした判断がいきなり求めるのはきついのは間違いないかと思います。


3 中国の事情

 ただ、中国の場合、日本の様に企業に一回就職してしまうと転職が難しいという社会ではなく、同じことをするのなら、一円でも給料が高いところに転職するのが当たり前という社会です(「搾取工場」とチャイナ・リスク)。

 ただ、結果いつまで経っても競争社会という話で、より条件の良いところに転職するためには、当然気を休めず、就職してからも努力していかなくてはならないことを意味します。

 これが完全競争であれば、皆それほど不満はないのでしょうが、実際中国はコネ社会で、就職にあたってはかなりひどい不公平な取り扱いがなされているのが事実の様です(中国の縁故採用)。

 公務員試験のような学生に人気のものは言うに及ばず、大学は全国共通試験なので、いろいろ問題はありながらも(別荘を買えば大学入試の点数も追加される?)かなり公平性が保たれています。しかし、大学院進学は大学ごとに行うので、大学院進学となるとコネが重視されます。

 そうなると当然ですが、就職してからの出世にもコネがものを言うのは当たり前という社会です(勤めて3年の24歳女性が大学の副院長に)。この事案は派手にやりすぎたため、新聞記事になっただけで、似た様な事案はどこにでもあるかと思います。


4 最後に

 斯様に激しい競争社会で、コネがあったり、これを乗り切る能力を有している方にとっては、いくらでも上に行く機会があるので、素晴らしい社会ということになるのかもしれません。

 しかし、コネもなく、能力的に今一つで、ゆっくり生きたいと思っている方にとっては、かなり厳しい社会であることは間違いなく、結果社会の格差などにいろいろ絶望し自殺する人が多くいたとしても私はあまり不思議には思いません。



凜amuro001 at 05:49│コメント(6)トラックバック(0)