コネ社会

2014年05月30日

 最近このパターンばかりですが、前回のエントリー(中国の行動は「中2病」の結果か?)昨日に引きでもいろいろ興味深いコメントをいただくことができたので、これに関連して少し。


1 政治と潔白性

 前回「確かに中国ほどではないかとしれませんが、汚職は日常茶飯事ですし」と書いたところ、「清廉指数世界18位の日本、汚職は日常?なら全世界の汚職は日常です。あなたの日本に対する過小評価は驚いだ。」とのコメントをいただきました。

 これに関しては「まあ、仕事でいろんな国の人と話をしていると、ほとんどの国の人が自国の政府の腐敗ぶりに悪態をついているので、正直どこがひどいかはなんとも言えないところがあります。」というコメントを別の方からいただきました。

 「清廉指数」は中国での呼び方で、日本では「腐敗認識指数」と訳されているようですが、どうしても自国の政治については、良い面以上に悪い面が目につき、こうしたロクでもない事案があったというのが浮かぶので、自国には辛辣になるという話です。

 その点外国の事案はよく知らないので、外国に対して過度の期待を持つことはよくあるパターンで、実際これは「隣の芝生は青い」という諺もあるとおり、外国だけでなく、自分たちの身の回りでも良くあるものです。

 ま、それ以前に私の場合は(国際)政治学が専攻で、パワーポリティクスの影響を大きく受けていることや、政治とはこういうものだと割り切っているところもあるので、そういう書き方になったという面もあります。


2 政治と潔白性2

 これに関連して、もう一つ興味深いコメントを紹介したいと思います。

 例えば、「汚職のない民主主義国家」、「たまに汚職のある民主主義国家」、「汚職だらけの民主主義国家」、「汚職のない独裁国家」、「たまに汚職のある独裁国家」、「汚職だらけの独裁国家」の内、皆さんはどの国に住みたいですか?

 自分としては、汚職のない民主主義国家は、どこかうそくさいと思います。

 また、汚職のない独裁国家は、いつ大規模な粛清が起こるかわからない怖さがありますし、まあ、汚職だらけの独裁国家が最低なのは、論をまたないでしょう。

 一番無難なのは、「たまに汚職のある民主主義国家」だと思います。そしての我々、日本人はこの「一番無難な国」に生活しているのですが。

 寛政の改革を行った松平定信は田沼意次が推進した重商主義政策を否定し、緊縮財政、風紀取締りを行いました。結果、庶民にまで倹約を強要したことや、極端な思想統制令により、経済だけなく、文化面の停滞まで招いてしまいました。

 当時、「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」という狂歌が流行ったのは有名な話かと思います。

 実際、私も汚職を全くするものがいないなどという社会はどうかと思っております。というのは、汚職かどうか微妙な事案というのはいくらでもあるわけですが、そうしたものさえないということは、ひどい恐怖政治が行われている可能性が高く、かなり息苦しいだろうなと考えるからです。


3 贈答文化

 中国の場合は「贈答」が日本以上に文化になっており、贈ったり、贈られたりのやり取りが本当に盛んです(世界の高級品消費の22%を中国が占める現状)。

 更に、メンツを重んじることが国柄というか、既に常識となっており、それなりのものを贈って当たり前的なところがあり、もらう相手もそれを当然と思っているようなところがあります(中国人のメンツ重視と拝金主義)。

 実際、どこまで賄賂か微妙な事例もあるわけですが、こうした贈り贈られがコネ(関係)強化となっているのが中国の実情で、結果、取扱いに差があることが多く、コネがない人から見れば、不公平なことと思うことが多々あります。

 日本でもかつては同じようなことが言われていたわけですが、法律で禁止されると行わなくなる(悪い意味では融通の利かない)のが如何にも日本で、それでも何とか抜け道を探し出そうとするのが中国的だと勝手に思ったりしております。


4 最後に

 そういう意味で私は中国の賄賂を一概に否定するつもりはありませんが、こうしたコネを持てない(贈り物をすることができない)貧しい人たちにしてみれば不公平極まりないというのはわかります(自国の法制を全く信用していない中国人中国の縁故採用等)。

 そのため、「否定するつもりがない」などと言えるのは、外から中国を見ているから言える話で、もし私が中国人でこうした不公平を散々実感していれば言えることでありません。

 逆に私はコネをたくさん持っている中国人であれば、逆にこうした社会情勢こそが望ましいと思っているかもしれません。何が言いたいかというと、所詮人は自分の置かれた状態でしか、ものを見ることができないという話です。



凜amuro001 at 19:54│コメント(21)トラックバック(0)

2013年05月13日

 『法制日報』が掲載していた「调查称96.22%受访者对食品安全存信任危机」という記事がいろいろ興味深かったので、これについて少し。


1 記事の紹介

 最初にいつものとおり、記事を翻訳したものを簡単に紹介させていただきます。

 「ここのところ食の安全を巡る問題が多く発生しているが、その原因は何だと思うか」という質問に対し、83.35%の人が監視体制が弱く、法の執行能力が不足しているからだと答えている。

 11.35%の人が、「法を執行するに当たり、難しい問題に直面すると、量刑が定まりにくく、不法分子はそうした隙間に乗じている」と、4.8%の人が「食の安全に関する法制が不足している」と思っている。

 中国には数多くの食堂などがあり、管理監督の厳しさは世界でも有数だ。しかし、いくつかの地方の法執行人の態度は厳格とは言いにくい。

 今回のオンラインの調査では、91.58%の人が食の安全という問題に出会ったことがあり、「食の安全に対する危機感」では、96.22%の人が「ある」、3.7%の人が「ない」と答えている。

 ヨーロッパの食品管理は厳格でないとは言えない。しかし、「馬肉事件」が発生しており、厳格な管理体制の下でも、食の安全問題を防ぐことができないことを示しており、全世界が直面する共通する問題となっている。

 更に中国では、零細企業が90%を占めており、メディアは大企業に注目するが、困難なのは、この90%の部分だ。

 食品監督のどこに問題があると思うかという質問では、50.91%の人が、「能動的な法の執行」、積極的に動かない政治を挙げた。36.74%の人が一部の地方管理官と業者との癒着、腐敗問題を、12.35%の人は、似たような部門が多いこと、「たらい回し」と責任逃れを挙げた。

 「どのようにして食の安全の問題を抑制するか」という質問では、53.02%の人が、食の安全を見逃す行為に処罰を儲けるべきだとしている。37.75%の人が、故意に食の安全を脅かせば厳罰に処するべきだと答えている。

 9.23%の人は、直ちに違法犯罪の手がかりを見つけることが大事なので、捜査態勢の拡充と、大衆による告発効果を高めるべきとしている。

2 個人的感想

 本当はもっと長いのですが、だいたい言わんとすることは既に出尽くしているので、記事の紹介はここまでとさせてもらいます。

 何といってもこうした数字から中国人の一般的な特徴として、全く自国(中国)の「法制」を信頼していないことがで、大変良く見て取れるかと思います。

 実際これまで何度も書いてきている通り、中国はコネ社会です(中国人が行列を作らず、物を奪い合う要因)。そのため、中国で快適に生活する上で最も必要なのは、こうした法の執行官に対しコネ(関係)を持つことで、コネがあれば多少のことはお目こぼしをしてもらえます。

 更に商売などでは、商売敵に対して徹底的に不利になるようにいろいろなことをしてくれることまであるので、全く誰も法(の執行)などは信用しておりません。

 それでも中国は一応「法治国家」という建前になっているので、いろいろ厳しい法律があります。例えば、その典型として贈収賄や売春などがあるわけで、建前ではこうしたことをすれば、結構厳罰に処せられることとなっております。

 しかし、中国の役人の腐敗は世界的に有名で(中国の「反腐敗」に世界が注目している?)、毎年死刑になる者も出ているわけですが、あくまで一握りにしかすぎず、大半の者は甘い汁を吸い続けております(本音)。

 それにあくまで摘発されるのは、地方の者に限られているのが現状で、本当の意味で中央と関係のあるものは、まず摘発される恐れはないので(中国の縁故採用)、こうした腐敗が一向になくなる気配はありません。

 ただ、何があると建前が生きてくるのが中国の怖いところで、こうした中央の官僚も後ろ盾をなくせばいつ厳罰に処されるかわかりません。

 売春も同じで、本音では、かなり派手に行われているわけですが、建前では禁止なので、日本人ビジネスマンがいろいろな理由(公安の賄賂の確保、日中関係が揉めている時の日本への嫌がらせ等)で公安に狙われることがあるのも中国の怖いところです(日本人売春容疑で逮捕?)。



凜amuro001 at 22:47│コメント(2)トラックバック(0)

2012年07月12日

 7月10日にミスインターナショナルの重慶市の地区予選が行われ、ミス1名と準ミス2名が選出されましたが、彼女達の容姿が普段見慣れている「美人」とは多少異なったものであったため、中国ですごく話題になっており、いろいろ思うところがあったので、今日はこれについて少し。

1 美人?

 今日はいつものようにどれか1つの記事を翻訳するという形ではなく、いくつかの記事をまとめて紹介させていただきます。

 ま、一言で言ってしまえば、この容姿で、美人が多いと評判の四川省にある重慶市代表にこれはないだろうという批判です。

 そのため、何と言っても「関係」(コネ)が何より中国でものを言う中国なので、疑われたのが、これらのミスは誰か有力者の後ろ盾があり、それで選ばれたのではないかということで、かなりの批判を浴びることとなってしまっております。


ミスインターナショナル



2 有力者からの圧力?

 実際、『広州日報』の記事「重庆选美主办方否认评委受到压力 望网友厚道」では、選考委員が「ある圧力がかかった結果で、自分たちが選んだものとは違う、我々もこの結果には失望している」と述べたという報道があったとして組織委員会に取材に行っています。

 ちなみに組織委員会では、「そうした発言をしたとされる人の名前は知ってはいるが、その人は選考委員になっておらず、どうしてそのような話になったのかわからない」と回答したそうです。

 実際、最も流布している写真がこの記事でも掲載している写真ですが、これについても組織委員会はたった一枚の写真で判断してもらいたくない。彼女達はを選ぶにあたっては、自己紹介、英語のスピーチ、特技、表現能力など総合的に加味して判断したとしております。

 確かに、言われて見ればその通りですが、ネットで書き込まれたものを見ると、かなりひどいものがあります。

 例えば、「左のはまだいい。真ん中は歯の矯正をすればいいだろう。右のは韓国に行って、徹底的に整形しないとだめだ。」などと言ったものもありました(重庆的妹纸不是很美的吗!国际小姐前三强把黑幕写在脸上的奇葩啊!) 。

 どうも、この向かって右側の女性が集中砲火を浴びているようなところもあり、宇宙人になぞらえて、頭の骨の形がそっくりだとかなりひどい揶揄を行っているものもありました(重庆小姐?屌丝们都被骗了,地球有危险了!马上就要毁灭了!)。


3 化粧の所為?

 それと話題になっていたのは出場者の化粧です。実際『広州日報』の記事には、彼女たちの普段の写真が掲載されており、これを見ると正直普段の様子の方がきれいに見えます。

 『潇湘晨報』の「主办方回应重庆选美三甲争议 灯光化妆造成」はこの問題に言及しており、以下のように記事にしております。

 3人の受賞者の素顔は既に、ネットユーザーにより検索されている。これに対して、あるネットユーザーは「実際、ネットで見た彼女たちの素顔は、それほどみっともなくない。もしかして、これは化粧や服装を整える者に問題があったのではないか?」と述べている。

 これに対し、執行主席は「照明、化粧、セットなどいろいろ至らないところがあった。選ばれたミスの写真も残念なもので、これらに対し謝罪する。ネットユーザーが理解を示してくれること、我々の代表を信じてくれることを期待している。」と述べた。

 記事の標題が、この「重慶におけるミスインターナショナルの選定における争いは、ライトアップ、化粧が生み出したものだと、主席が回答」となっており、これも確かに1つの理由になるのは間違いないでしょうが、自分たちの不手際であることは間違いなく、あまり褒められたものではありません。


4 ネットによる攻撃

 大津市のいじめ事件でも加害者側の情報がネットにもれ、いろいろなことが起こっているようですが(日本の「いじめ」(大津市の「いじめ」事件より))、ある意味今回の事件でも同じようなところがあるようです。

 実際、彼女たちの普段の写真が掲載されてしまっていることからわかるように、それ以外の個人情報も大体特定されてしまっております。

 思うに、その結果、嫌がらせ等を受けている者がいるのは間違いなく、いろいろひどいことになっているのではないでしょうか。

 中国の場合、コネのある者があまりに大きな恩恵を受けるので(典型が役人)(開店祝いとコネ、「私の父親は村長よ」事件)当然の如くそうした者に対する批判は強くなる傾向があります。

 彼女達が本当にそうしたコネを使ったのなら、仕方がない面もありますが、もしそうでなかったのなら、少しひどいことになっているなと思った次第です。



凜amuro001 at 23:08│コメント(0)トラックバック(0)

2012年01月10日

 たまたま記事を見ていたら、警察関係の記事が2つ目にとまり、何か如何にも経済発展を謳歌している中国という感じを如実に表れしているようで、面白かったので今日はこれについて少し。

1 銀行への送迎

 1つめは『CFP視覚中国』が報道していたものです(「储户存款30万 警方全程“护驾”」30万預金者は警察が全行程を保護)。


送迎


 

送迎2


            (画像はどちらも上記HPより)

 標題を見ただけで大体内容はわかってしまいますが、大金(今回は30万元、日本円にして約420万円)を銀行に預けなくてはならない顧客が、110番すると警察が銀行まで送ってくれるというサービスを桂林の公安が始めたというものです。

 これは、1月6日に南京市で、銃を使った銀行強盗(犯人が元公安だったことや、これまでにも強盗事件を重ねており、数名の者を殺害していることなどから、中国ではかなり話題になっている事件です)が起こったことを受けて、開始されたそうです。

 ちなみに今回の女性が初めての利用者で、彼女は通信会社の職員とのことです。流石に顔ははっきりとは写しておりませんが、かなり大々的に報道されているところを見ると、今回の南京の事件の犯人が元公安で、なおかつ未だに逮捕されていないことから、公安に対する批判を少しでも和らげようと考えたが故の半分宣伝のようなものかとも考えます。


2 白バイ先導による自転車視察

 もう1つの記事も警察絡みですが、浙江省温岭市で起こった事件で、温岭市の指導者達が自転車で市内を視察するにあたって、その前を白バイが先導していたというものです(『新民晩報』「“警车为自行车开道”难以体察民情」”警察先導の自転車”では庶民の暮らしはわからない)。

 そのときの様子が写真にとられ、マイクロブログで公開されるや、一躍話題となり、記事になったという、中国のおけるいつものパターンの事件です。

自転車

         (画像は『南方日報』のHPより)

 視察自体は悪いことではありませんし、その際警備に警察がつくのも良くあることなので、これだけだと何が問題になったのかわからないかと思います。今回批判を受けたのは、『新民晩報』などの報道によると彼らが視察という名目で行ったのは、単に公園を1周しただけだったというところにあります。

 それもゆっくりとしたこぎ方で、大体20分もかけて、かなりの数の指導者(『南方日報』によると100名以上)が公園を1周しただけだそうです。その間写真にあるように10台位の白バイがずっと先導していたということですから、どれだけ資源の無駄遣いをしているのかという至極当たり前の批判が起こったというわけです。

 これに対し、温岭市では、これは視察ではないと真っ向から否定しております(『南方日報』「警车为领导自行车开道疑作秀 官方否认」)。ではなんだったのかと言うと、公共の自転車を住民に対し提供するサービスを始めたことに伴う式典で、その様子が撮影されたものだそうです。

 式典でこれだけの自転車が道を走ったので、交通整理のために白バイを用意したというのが温岭市の主張です。確かにそう言われれば、それはそれでスジが通っておりますが、何にしろ資源の無駄遣いには間違いありません。

 最初の事例と併せてある意味これだけ余裕がある今の中国が羨ましくもあり、その反面何をやっているのかと呆れてしまう事件でもありました。



凜amuro001 at 20:42│コメント(0)トラックバック(0)

2011年11月01日

 昨日に引き続き今日も日本の新聞記事をネタもとにしたエントリーになります。10月30日の『朝日新聞』「ルポチャイナ」で中国の拝金主義に関する記事が掲載されており、興味を引かれたので、これについて少し。


1 中国の拝金主義

 この記事は一言で言えば、行政だけでなく、教育や医療の現場まで拝金主義が入り込んでいるというものです。教員の採用試験で受かるために現金を要求され、点数が上でも現金を渡さないと教員になれないことや、医師に現金をわたすかどうかによって、入院費などが異なること等が紹介されています。

 行政機関は言わずもがなで、規則違反があったとしても担当者に賄賂を渡せば、罰金が大幅に減額される。本来こうした状況を批判的に報道するはずの報道機関も賄賂を受ければ報道を差し控える、挙げ句の果てに都合の良い記事を書いてもらうために、賄賂を要求する者もいる状態。

 こうした記事の難しいところなのですが、どうしても記事のおもしろさを追求すると、多少極端な事例を探してきます。それにこうした事案があるのもまちがいありませんが、数を並べられると受け取る方はどうしても、相乗効果を生みます。

 そのため、この記事を読んだ人は中国の拝金主義、腐敗はここまでひどいのかと思ってしまうかもしれません。そして中にはこうしたことをやっているから中国はだめなのだとか、こんなことをしていたのでは中国はだめになってしまうと思う人もいるのではないでしょうか。


2 変わらない中国

 ただ覚えておいて損はないと思うのは、中国は別に最近こうなったというわけではなく、昔から「関係」と言われる特別扱い(コネ)を重視してきたということです。貧しいときは確かに今ほどの拝金主義はなかったかもしれません。しかし、他人に何しかしてやると、その見返りと要求することを基本とする「関係」(コネ)は以前からありました。

 そのため、医者は知り合いとそうでない人との医療における差をつけることもあれば、学校関係者とコネがあれば就職できるということも以前からあったことであり、単にそれに「金」という新たな媒体が結びついただけと私は基本的に考えております。

 そのため、現在の中国の状況を擁護するつもりは毛頭ありませんが、そうした社会形態でも現在のような発展を成し遂げたのが中国です。それには理由があり、こうした腐敗がある一方で熾烈な競争社会でもあり、腐敗だけでないという当たり前の現実があるからだと思います。


3 中国の競争主義

 中国の大学入試試験の厳格さは定評のあるところです(いろいろな点数の上乗せ等がありますが、他にあるようなひどい不正はありません)。大学入学後の勤勉さ(勉強時間)も、とても日本の大学生とは比較になりません。

 中国が豊かになったことに伴い、どうしようもないボンボンの2代目もいます。しかし、小さい頃から金にあかせてエリート教育を受けた者もおります。ピアノなどの習い事は言うに及ばず、留学経験も当然だという方々です。

 そうした方々はエリート同士で「関係」を結び、互いに相手に融通を図る事を通して、自分の利益を確保します。労働者は労働者で、自分の利益になることはないか常に探しており、日系企業で技術を学んだ後で、より給料の高いところに転職されるということは何度か聞いたことがあるかと思います。

 これも拝金主義ですが、1元でも高いところに自分の労働力を売りつけようとするたくましさと言えるかもしれません。こうした競争は至る所にあり、これが中国の活力の基になっている面は否定できません。こうした競争の中で、金のあるものは金を使い、コネのあるものはコネを使い自分に有利になるようにしてきたのが今の中国です。

 そうなれば金もコネもないものはかなりひどい取扱を受けることになるので、私もこの制度が良いとはとても思えません。しかし、こうした面もありながら発展してきたのが中国で、こうした面があるからだめだという発想だけはすべきはないと思ったが故のエントリーです。



凜amuro001 at 20:44│コメント(2)トラックバック(0)