パクリ

2015年10月22日

 『トピックニュース』が掲載していた「『なんでも鑑定団』の鑑定結果に悲劇 400万円払った陶器が偽物だった」という記事がいろいろ興味深かったので、これについて少し。


1 記事の紹介

 「20日放送の『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)で、依頼人が退職金をつぎ込んで購入した陶器に『偽物』という鑑定結果が下った」という記事です。

 何でも、依頼人は「骨董収集歴は20年、コレクション品は100点に及」び、自分でも「『自分の目には自信があります!そんじょそこらのコレクターには負けません!』と豪語していた」そうです。

 「退職金400万円をはたいて『唐三彩の小壺』など4品を購入した」ものの、4000円との鑑定結果を受け、「依頼人は大きくしょげかえり、スタジオからは悲鳴に近い声が上がった」としています。


2 本物

 真贋については、小林秀雄が大変すばらしいエッセイを書いており、機会があればそれを見ていただければ幸いです。


 依頼人は自分が買った唐三彩には400万円の価値があると思って購入したわけで、素晴らしいものを買ったと満足して毎日眺めていたのではないかと考えます。

 それが4000円と鑑定されてしまったわけで、今までと同じように眺めることができるとは思えません。 

 ただ、その唐三彩自体では、鑑定前と鑑定後で、何か変わったことがあるわけではありません。以前「永仁の壺事件」(嵐のサイン偽造事件と真贋)で書いた様に、重要文化財とか国宝とかいった肩書を望んだわけですが(今回は「本物」という承認)、それをもらい損ねてしまっただけに過ぎません。


3 自己満足

 理屈から言えば自分が気に入ったものを持っていれば良いだけなので、誰が何と言おうとも気にしなければ良いだけです。

 しかし、私自身、アイコンを見てもらえばわかりますし、以前書いた様に(他人の趣味を批判する人の趣味)、化石の収集を趣味としており、当然本物と思って集めているわけですが、これが偽物となればたぶん同じ気持ちになるでしょう。

 実際問題、何にも偽物があり、化石の世界も例外ではありません(中国を知っていますか?(中国と化石2))。

 化石の中には、本当にきれいなものもあり、それが素晴らしいと思っているのですが、それが偽物とわかれば、今にして思えば不自然にきれい過ぎるという感想になることは想像に難くありません。

 そのもの(化石)自体は変わっていないのに、見る方の目が変わってしまえば、評価が180度変わってしまうわけで、かなりおもしろいなと思った次第です。


4 自信

 あと、今回の事案では、依頼者がかなりの自信を持っていたとされていますが、それが全く外れてしまったという話で、極端な話、井の中の蛙にすぎませんでした。

 依頼者にしてみれば、20年もいろいろ見てきたという自負があったのでしょうが、こうした道の専門家から見れば、所詮素人ということになるのでしょうか。

 ただ、実際問題普通の人は自分でもっているコレクションなどは売ろうと思いませんですし、それで金儲けをしようともあまり考えていないかと思います。

 家にあったブランド品も売ろうとして初めて、それが偽物とわかったという話もよく聞きます。

 また、複製品や印刷物を喜んで飾っている人もいるわけで、何が何でもオリジナルの本物でなければならないということもないでしょう。


5 最後に

 そういうことを考えると、益々自己満足で納得するという選択肢も当然ありかと思います。

 ただ、それが売買とか、他人との交流(交換)などという話になるとそうはいかないわけで、結果今回のような悲劇が出てくることも起こり得ます。

 審美眼はどうしても自己満足と切っても切り離せないところがありますので、最後は他人と自分の価値観をどう折り合いをつけるかという話かと思います。

 極端な話、趣味の世界に関しては、引きこもって自己満足にふけるという選択肢もないわけではなく、だからこそいろいろな考えが存在しうるわけで、興味深いと思ったが故の今日のエントリーでした。



凜amuro001 at 23:25│コメント(2)トラックバック(0)

2015年06月05日

 「幸福の科学」の大川隆法総裁の長女が、お茶の水女子大の卒業論文で「無断引用」をしたというニュースがいろいろ興味深かったのでこれについて少し。


1 事件のあらまし

 J-castニュースの「幸福の科学総裁の長女が卒論で『無断引用』 お茶の水女子大は指導教授を厳重注意に」によると、幸福の科学出版から出版された卒論を収録した著書『神国日本の精神』を読んだ人から指摘があったのがそもそもの発端としております。

 これを受けて、大学で卒論を精査したところ、「4人の著作や論文から段落ごと計22か所で無断引用があり、全体の3分の2ほどにわたっていた。著作や論文は、参考文献にも挙げられていなかった」ということがわかったそうです。

 更に、「指導教授は、無断引用を見落とし、長女の卒論に最高評価を付けていた」わけですが、「学士については処分規定がなく、学位は取り消されない」としております。


2 盗用

 最初にことわっておきますが、私自身、苦労して書いたブログがまるパクリされたことが何度かあり(著作権の侵害について)、最初それを見た時は本当に複雑な思いを抱いたことがあります。

 更に、所詮私は遊びで書いているだけですが、これで金を稼いでいる人たちにしてみれば、死活問題となるわけで、とても許せる話ではありません。

 それに、私自身中国に滞在していた時に、嫌というほどパクリ商品を見てきており、こうした問題にはかなり心を痛めているというのが本当のところです(中国での「クレヨンしんちゃん」関連グッズ販売を巡る争い)。


3 論文

 ただ、その一方で今回の論文の「無断引用」は一概に厳しい目では見たくないというのも本当のところです。

 最初に念のため補足しておきますが、私は基本的に新興宗教が大っ嫌いで(震災がれき受け入れ反対と新興宗教)、今回の問題の当事者が「幸福の科学」の関係者だから好意的なことを書いているということは全くありません。

 前置きばかりが長くなってしまいましたが、何が言いたいかというと、自分の経験を振り返って思うのは、所詮学士レベルで書けるものなどたかがしれているという話です。

 初めて「卒論」という名の「論文」らしきものを書くわけですが、初めてなので、何をどう書いたら良いかすらわからず、参考文献を本当に「参考」にしてらしきものをまとめるというのが実際のところではないでしょうか。

 確かに今回は3分の2が「無断引用」だったわけで、多すぎるかもしれませんが、皆、似たような状態というのが本当のところかと思います。


4 引用

 実際、私自身恥ずかしながら、卒論で丸山眞男の論文を引用したことがありますが、そのままではあまりに恰好悪いので、少しなおして使おうかと思ったところ、彼の書いた文章があまりに素晴らしく、手直しができないまま、使用してしまったことがあります。

 どういうことかというと、なおすと意味が違ってしまうために、「てをには」以外殆ど手をつけられなかったというわけです。当然参考文献に挙げておいたわけですが、かなり苦い思い出です。

 私は以前書いたように、最初から個性などというものがあるとは思っておらず、最初は他人をまねるしかなく、それが「学習」だと思っております(日本と中国の大学教育)。

 そうした模倣を繰り返したのち、如何に自分らしさをだせるかが本当の勝負で、模倣なくして個性も発展もないのも確かかと思っているので、学士レベルの卒論であれば、未だ模倣の段階もやむを得ないのではないかとも思っております。


5 最後に

 そもそも論文というもの自体が如何に他人の先行研究を踏まえて自分の論を展開するかというものなので、そういう意味でもあまり厳しくしすぎるのもどうかというのが本当のところです。

 ただ、その一方で、出版という形で金儲けをするのであれば、話は別という思いもあり、金をもらうのであれば、他人の物まねは最低の行為というのも間違いないかと思います。

 それに今回の事件は参考文献としての記載すらなかったということですから、礼儀という面でも如何なものかというのは間違いなく、一般論としては擁護する気があっても、今回の個別事案としては、とても擁護する気にならないというのが本当のところです。



凜amuro001 at 23:03│コメント(2)トラックバック(0)

2014年07月25日

 今中国ネタでやはり最大の関心は食の安全かと思います。テレビなどでは、上海の食肉加工会社「上海福喜食品」が使用期限切れや青カビが生えた肉を日常的に使っていたことや、劣悪な衛生管理がこれでもかという感じで放送されています。


1 記事の紹介

 今日、紹介したいと思ったが『環球網』に掲載されていた「日本麦当劳全面停售中国产鸡肉商品 转向泰国采购」という記事です。

 表題をみただけで、すべてわかってしまう感じの記事なので、内容については相変わらず時間がないこともあり、簡単な紹介とさせていただきます。

 共同通信の記事を翻訳しているもので、日本マクドナルドが25日に、今後は全面的に中国産の鶏肉食品を使用することを停止したという記事です。

 マクドナルドは、今後はタイから輸入することとし、この決定に至ったことについて、「中国産の鶏肉に対する不安があまりにも大きすぎるが故の決定」と社長談話を公表しているそうです。


2 コメント

 この記事だけなら、私も何も紹介する気もなかったのですが、興味を引かれたのがこの記事についていたコメントです。

 当然中には監督機関の責任を問う感じの、「監督部門の人は多く食べるべきだ」などといったものもありますが、「これは貿易戦争か」というものもありました。

 そして、何とも言えないのが、今回問題を起こしたのはアメリカの会社の支店なのだから責任を中国に押し付けるなというものが結構あったことです。

 毒餃子事件について触れて、日本は問題を中国の食品問題として大々的に宣伝するなどという書き込みさえありました。


3 食の安全

 確かに自分たちの責任を認めるのは難しく、いろいろ言いたいことはあるかと思いますが、こうした食の安全で最大の被害を被っているのは、自分たち中国人だという認識がないのかという話です。

 おそらく「またか」位の認識でいるのかと思いますが、外資系企業が絡んでくると、真っ先に責任をそこに転嫁する(イタリア政府による中国企業の「イタリア製商品」の取り締まり、そして日本が関係すると、日本批判を先に持ってくるというのがいつものパターンですが、これで何か問題が解決するのでしょうか。

 正直、中国で生活していると聞いたことのないメーカーの商品は正直多少安くても買う気がしないのが本当のところで、それなりに大きいところだと大丈夫だろうという感じで生活するしかありません。

 ただ、それも最後まで信用できないことは言うまでもありません。つまり、高ければ、外国産ならそれなりの品質だろうと思って生活するしかないという話です。

 むろん、そこに付け込んで、外国産を謳って粗悪品を売り込む中国人もいるわけで(高級品家具とダヴィンチ・コード)、そういう意味では全く信用できるものがないというのが本当のところです。


4 最後に

 実際問題日本の外食産業は競争が激しく、中国産なしでは競争に勝てないという面があるのは確かかと思います。

 マクドナルドの検査もそれなりにやっているわけですが、最初から騙すつもりで、やられるとそれを見つけるのは難しいという話で、他の企業もきちんと検査をしているという話ですが、いろいろ思うところはあります。



凜amuro001 at 23:39│コメント(2)トラックバック(0)

2013年11月08日

 嵐やAKB48のサインを家族で偽造してヤフオクなどで販売したとして、「一家」三人が詐欺の疑いで逮捕されるという事件があり、妙に興味をひかれたので、これについて少し。


1 事案

 『スポニチ』の「嵐、AKBのサイン偽造…“家族”でコツコツ製作し販売」によると、「2012年6月ごろから、インターネット上で見た実物のサインの筆跡をまねた色紙など約3300点を販売し約400万円を売り上げていたとみられ」るという事案です。

 なお、“家族”となっているのは、妻と元夫と長女の3人で行っていたためで、妻と元夫は離婚してからも同居をしていました。

 「偽物の出来が精巧だったのか、購入者はいずれも本物と信じていたようで、販売実績が多いにもかかわらず被害届などは出ていなかった」ものの、「千葉県警のサイバー犯罪課が、ネット上の不審な取引などを監視するサイバーパトロールで、同じ人間が多数のサインを出品していることを確認し、発覚した」ものです。

 捜査担当者が「被害者から提出を受け、所属事務所やタレントに本人のものか確認をしたところ、その後“本人が触ったのなら偽物でも返してほしい”という被害者もいた」そうです。


2 判断

 今回のこの事件を見て本当に思ったのが、「本物」とは何かという点です。テレビでは「開運!何でも鑑定団」等の番組が報道され、鑑定額が表示され、はっきり偽物か本物か判断されておりますが、果たしてそこまで単純に分け切れるのかというのが今日の趣旨です。

 これにはいろいろな意味があり、単純に偽物の出来の良さ、悪さという意味もあります。つまり簡単に偽物と看過されるようなものもあれば、専門家ですら判断に迷うものがあるのが現実です。


3 永仁の壺事件

 実際、これまで何度か偽物を本物と鑑定して話題となった事件はあります。日本の例でいえば何と言っても永仁の壺事件でしょう(村松友視『永仁の壺』などがお勧めです)。



 これは、「永仁二年」の銘が刻まれた壺(正確には瓶子)が1959年に見つかり、これが、鎌倉時代の古瀬戸の傑作であるとして、小山富士夫文部技官・文化財専門審議会委員の強力な後押しで、重要文化財に指定されました。

 ところが、この瓶子は陶芸家加藤唐九郎による贋作ということが判明し(一説には加藤の長男による贋作という話もあり詳細は不明)、結局2年後に重要文化財の指定を解除されてしまいました。

 結果、この重文指定を推薦した小山技官が引責辞任し、人間国宝に指定されていた加藤の人間国宝の認定が取り消しとなる等、一大スキャンダルとなりました。

 小山技官はその後、一切、これに関して意見を述べていないので、彼の心中はわかりませんが、重要文化財に指定される程の作品(偽物)を造れるとして、加藤唐九郎の評判は逆に高まったという話もあるので、何とも言えません。


4 権威

 何が言いたいかというと、これほどの専門家でも判断を誤ることがある以上、一般の人がどれだけ真贋を区別できるかという話です。

 それに、これが重要文化財に指定された時は、その「重要文化財」ということ(権威)をして、ありがたがって見ていた方もいるわけです。

 当該壺は指定以前から、その形のまま何1つ変わっていないわけで、指定から外れようが指定されたままであろうが、「壺」に言わせれば何一つ変化はありません。ただ、偽物となれば、どうしても人はそういう目で見るだけだという話です。


5 真贋

 斯様に判断の区別に迷う程のものもあれば、ある骨董を見た時、どうしてもそれを判断する方の主観が入ってくるので、単純に偽物・本物と区別できるのかという話もあれば、持ち主がそれを、どう思っているのかという話も出てきます。

 これは本当に難しい話ですが、こうしたことについては、小林秀雄が自分の経験も踏まえながら『真贋』というエッセイで大変興味深い論を展開しております。如何にも小林らしい言い回しで、私の最も好きなエッセイの1つです。



 実際、今回の事件でも偽物とわかっていても、アイドルが触ったものなら、それだけで本物同様と考えるファンもいたということなので、最後は持ち主の気持ちという面は否定できません。

 「知らぬが仏」ではありませんが、本人がそれで満足していれば良いのではないかというのはそのとおりで、有る意味、何も無理をして白黒つける必要もないのではないかとも思っています。

 こうした発想は、私がこれまで散々主張してきたこの世に「真実」などは存在せず、あるのは「真実らしさ」だけだという発想とかなり相通じるものです(領土問題における「真実」らしさの重要性このブログは「公平」「中立」を重んじている?)。


6 最後に

 実際、すぐ売れる様なものならともかく、あまり高すぎるものは売れないわけですし、本物だからと言って、すぐ売ろうと思う方がどれだけいるかという話です。

 それにあまりに高額のものとなると、相続の問題も出てくるので、本物だったから必ずしも良いことばかりでないというのも本当のところかと思っています。

 念のため補足しておきますが、私は贋作作りを擁護するつもりは毛頭ありません。特にパクリ大国と呼ばれる中国だと、粗悪品のひどさばかりが目に付きますし(飛行機の毛布の使い回し)、模倣という他人のふんどしで勝負をするのはどう考えても卑怯だと考えます(中国での「クレヨンしんちゃん」関連グッズ販売を巡る争い)。 



凜amuro001 at 05:14│コメント(6)トラックバック(0)

2013年10月29日

 『夕刊フジ』が掲載していた「異様な中国マスコミの実態 企業からの現金受領が常識 不正行為も横行」という記事がいろいろ興味深かったので、これについて少し。


1 記事の紹介

 中国広東省の日刊紙『新快報』の陳永洲記者は、「湖南省長沙の政府系建機大手、中聯重科の財務上の不正疑惑を昨年から相次いで報道。今月に入り、長沙の公安当局に拘束され」ました。

 「これを受け、同紙は23、24日付の紙面で記者釈放を求める異例の要求を掲げていたが、中国中央テレビは26日、拘束下の陳記者が第三者から提供された資料をもとに記事を書き、『50万元(約800万円)を受け取った』と語る映像を放送し」ました。

 「陳記者も27日までにこの事実を認め」、結果、「新快報は、同日付の1面に謝罪文を掲載する」こととなりましたが、「陳記者に誰が資料を提供し、利益供与したかなど具体的な説明はされておらず、真相は不明」としています。

 ただ、「中国メディアでは記者が取材先から『交通費』の名目で金銭を受け取ることは半ば常識」で、「企業の会見で中国人の新聞記者には数百元(数千円)、テレビ取材には数千元(数万円)の相場があるとも」しています。

 そのため、「当局は中国メディアのこうした弱点を突いたと」いう指摘も紹介しています。そして、「新快報記者の不正行為だったのか、当局の弾圧だったのか。ひとつ言えるのは『この機に乗じて政府が言論統制を強める恐れがある』」という意見を紹介して記事を終えています。


2 汚職天国

 中国は、「関係」と呼ばれるコネが最もモノを言う社会で(開店祝いとコネ「私の父親は村長よ」事件)、医者にコネがあれば、診察の順番を繰り上げてもらうなど、皆大なり小なりコネを利用して生活しています。

 特に、厄介なのが、公権力に関する場面で、役所に何か申請をするにあたって、コネがあるとないとでは大違いとなります。そうなれば、結果賄賂が横行するのは当然の話で、中国政府もこれについては無視できない程になっています(中国の「反腐敗」に世界が注目している?)。

 そのため、「政府系建機大手、中聯重科」に不正があったとしても何の不思議もないわけで、実際私も、『新快報』が一面に「釈放してください」という記事を載せたという記事を見たときは、そういう前提で見ておりました。


3 記者の不正

 ただ、今回の記事が指摘しているように、中国では、コネ社会なので、記者にコネがある人(会社)がヨイショ記事を書いてもらうということは少なくありません。

 コネがなければ、元記事で紹介しているように、金を払ってヨイショ記事を書いてもらうことも良くあります。逆に記者の方から、会社に不都合なことを書かれたくなければという形で賄賂を要求されることがあるという話も聞いたことがあります。

 そのため、中には記者の名前を騙って、会社から金品をだまし取ろうとする人もいるほどで(中国のニセ記者)、さすがは「パクリ大国」として名高い中国と逆に感心してしまうこともある程です。


4 本音と建前

 つまり、記者も「同じ穴のむじな」というわけですが、こんなことは、私ですら知っている話ですので、中国の人にしてみれば、百も承知な話です。

 ただ、普段は見て見ぬふりをして過ごしているわけですが、当然賄賂は犯罪ですので、今回の様に問題となるといくらでも立件は可能です。

 これが中国の怖いところで、普段は皆誰もが行っているので、深く考えずに行動してしまうわけですが、いざ問題となると法律という「建前」を持ち出してきて、いくらでも難癖をつけることができるわけです。

 特に日本人などであれば、日中関係が悪化していれば、売春等で狙い撃ちをすることも可能で(日本人売春容疑で逮捕?)、かなり注意が必要となります。


5 最後に

 結果、今回の事案もこうした形で報道されると、どっちもどっちという感じで、どちらが悪いかわからなくなってしまうわけで、中国政府のもくろみとしては、成功したと言えるのはではないでしょうか。

 こうしたことがなされるから、中国政府は「法治国家」と主張しても誰もそんなことは思いもしないわけですが、確かに「法による統治」には間違いありません(法学で言うところの「法による支配」と「法の支配」の違い)。



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