ブログネタ
国内旅行・・・ここへ行ったよ に参加中!
前回の続き。

旅館やホテルの最大の楽しみは、温泉ではなく朝食だ。毎朝の味気ない朝食とはかけ離れたメニューは、非日常を最も満喫できる。最近はビュッフェ形式のところが多く、メニューの数も豊富で、昼食くらいの量は平気で食べれてしまう。しかし今回は、12時に待ち合わせをしているので食べ過ぎるわけにいかず。

香川愛媛5











その街に城があるならば当然登らないといけないだろうということで訪れたのが今治城。海の傍に位置するこの城の堀の水は、海水が引き込まれているそうな。写真を見てもらえば分かるように、天守はまさに「これぞ天守閣」と言いたくなる美しい形をしているが、実は1980年に再建された鉄筋コンクリートの建物。中にエレベータはなく6階まですべて階段で上がるのだが、その階段がそこらへんの公民館と全く同じで風情もへったくれもない。

香川愛媛7






しかし、最上階からの眺めは、美しい。奥は、しまなみ海道。

香川愛媛6











ほぼ中央にあるのが宿泊したホテルで、おそらく今治市内でダントツに最も高い建物。景観という意識が全くなかったようだ。

冷房も効いておらず暑いのでさっさと出発。一路、松山市へ。昨年12月に結婚し、松山で暮らしている大学の先輩夫婦と、いよてつ高島屋で落ち合う。「銀天街」という商店街を歩いて(松山では、銀天街を歩くことを「銀ブラ」と言う)、奥さん行きつけのうどん屋へ。鍋焼きうどんしかないその店の出汁は、大阪や香川とは違って、何かの魚でとっている。疲れている身体に効く。

その後、「大街道」という商店街をブラブラ歩く。銀天街もそうだが、松山の商店街はとにかく道幅が広い。だから、人数にしたらかなりの人が歩いているのだろうが、人が少ないように感じてゆったりと歩ける。だから、旦那曰く「大阪ではありえない」くらいに歩くスピードが遅い。大阪基準だと、どこもゆったりしているのかもしれないが。

香川愛媛8











その街に城があるならば当然登らないといけないだろうということで、松山城へ。小高い山の上にあるので、ロープウェーで8合目まで行き、さらに上って天守閣へ行く。今治城ほど高さはないものの、天守閣は黒船来航の前年に再築されており、日本三大平山城の一つに挙げられている(他の二つは、津山城と姫路城)。

香川愛媛9






木造ということもあり中は非常に涼しく、松山市内を一望できる。写真の真ん中あたりの緑の塔はNHKの電波塔。普通は赤と白で塗られるものなのだが、景観に配慮して緑色をしている。しかし、地デジ全面導入のために、数年後には撤去される(というようなことを、最上階にいたボランティアのおっちゃんが言ってたようなぼんやりとした記憶がある)。

香川愛媛10






城から降りて乗ったのが、「坊っちゃん列車」。松山は夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台でもあり、それにちなんだまちづくりを進めており、たとえば松山城のボランティアスタッフの若者は、当時の袴を着ていた(暑かろうに)。他にも、司馬遼太郎の「坂の上の雲」にちなんだまちづくりにも取り組んでいて、「坂の上の雲ミュージアム」というものが、昨年オープンしている。肝心の坊っちゃん列車は、冷房が付いていないおらず車内は大変な蒸し暑さだったので、春や秋に乗車することをお勧めします。


先輩夫婦は、大阪にいるときと同じように、穏やかに暮らしているようだった。旦那は慣れない土地に行ったので、たくさんの困難があるようだが、それでも二人を描写するには、穏やかという言葉がふさわしいと思う。喫煙者の旦那は「タバコやめな子どもはつくらへん」と言われているのだが、その傍で「特に子どもが欲しいわけでもない」と言ってしまえる奥さんの図太さに、胸がジーンとなる。

ある一時期を共に過ごした人たちが今も変わらず二人でいるというで、いろんなことを思い出した松山だった。



あとは、ひたすら大阪まで運転。おしまい。次は、秋頃、東京か。