STRIKE HOLE

【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系と電波評論の二本立てです。 基本的に同人イベント関連の評論は真面目、他の評論は不真面目な傾向があります。同人評論のカテゴリーの内容以外はアフォ評論という事で斜め読みをお願いしますw

11/28 千葉県東金市「RING」

11月28日、私は千葉県東金市開催のオールジャンル同人誌即売会「RING」にサークル参加させて頂いた。
年三回ベースで開催のこの即売会。今回で35回目を迎える、地域に根差した即売会と言えよう。
この即売会の存在は締め切り後に気付いたが、締め切り後に「飛び込み参加」も受け付けるとの事。日程が空いていた事もあり、「飛び込み参加」でサークルとして申し込む。

今回のサークル申込数は、土曜開催ながら32。私のような飛び込み参加10サークルを含めると計42。
人口7万弱の小規模都市という事も考えると、このサークル数は十分健闘していると言えようか。
最大勢力はボーカロイドの4。それに次ぐはヘタリア3、東方3。ボーカロイドと東方は女性向け文脈・地方への浸透が著しい。何処の地方の即売会でもお見かけするが、この「RING」も例外ではない。
他、ギャグマンガ日和、忍たま、リボーンなど様々なジャンルにまんべんなく分かれていた。

10時40分、地方即売会では珍しい頒布物確認。
この即売会は「全年齢向け」。18禁作品の頒布が禁じられている。
故に、18禁の頒布物が入っていないか、スタッフによるチェックを行っている。

11時、一般参加者入場。
初動10人と少なく、しかも内半分がコスプレ更衣室に消えていく。
正直少ないとは感じるが、土曜開催、そして東金市という場所の市場性も考えるとこんなもんかなあという気も。

その後は…うーむ、正直語れる事が無い。
企画も特に無く、まったりとした雰囲気のまま、閉会まで進んでいった感じだ。正直、幾分の物足りなさを感じた。

変わった所を敢えて挙げるならば、主催がBASARA好きな件ぐらいだろうか。
パンフレットを見ると、スペースナンバーが【戦国武将名】だったり(勿論「数字」も併用し分かりにくさを回避している)、本部席に飾られてるBASARAグッズの数々から、それは伺えようか。

ただ、それ以外特に目立った特徴も無く、淡々と即売会は進行していった。
非常に淡白な即売会であったと言えよう。

千葉県東金市は人口6万ちょい。市場的にも厳しく、本来ならば即売会を定期開催しているだけで充分な頑張りを見せていると思う。
ただ、実際に参加している身としては、余りにも何も無さすぎる。時として、冗長な時の流れも感じる。
正直、ただ開いているだけ、な印象を抱く。
例えば、比較的手間も掛からずにできる「らくがきコーナー」や「ブロックノート」程度で構わない。何か一つ、交流のきっかけづくりになるアクセントがあっても良かったのではないか。

また、市場性もあるし、一般参加者が少ないのは仕方無い。
ただ、それでも3時の閉会までな50人入ったかどうか。
もう少し、告知努力を図り、一般参加者を増やす取り組みが出来ないものか。

例えば、同じ人口6万程度の福井県敦賀市「BUTTERFLY」は、地元学校の定期演奏会が行う告知の如く、地場のコミュニティセンターやコンビニ・JR駅など、地方即売会参加者の主力層たる中高生に目につく場所にポスターを張る等、地域に根差した告知を図っている。
また、秋田県大館市の「新装快店」は、地元の文具屋・画材屋を告知先として開拓。また、県内他即売会を小まめに回っている。
結果、これらの即売会は、市場規模のハンディを乗り越え60サークルをも集め、一般参加もそこそこ来る。
これらの地域に根差した告知は、一般参加者増が主な狙いだが、そこに参加した同人を知らない子達が「面白そうだから次はサークル参加してみよう」と意欲を燃やす事も多く、サークルの開拓にも役立っている。

「BUTTERFLY」のような地域に根差した告知方法は、小規模な他地方都市なら、応用出来る取り組みである。
「RING」も、「BUTTERFLY」や「新装快店」のような地域に根差した告知を強化し、一般参加者やサークルの増加に取り組んで欲しい。

全般的に見て、市場的に弱い地方都市で、サークルをそこそこ集め、足かけ10年継続している事。これは称賛されて然るべきである。
だが、それ以上の特色が見らない。
スタッフも5〜6人しか居らず明らかに人手不足。余り手間のかかる事が出来ないのも、理解できる。
だが、それでも、物足りないのは事実。
人手不足っぽいので多くは求めないが、企画なり告知なり、せめて「もう一歩の頑張り」が欲しい、と感じた次第である。

11/22 仙台コスプレファイヤー

「東方姫草紙」開催で仙台にお邪魔した折、少し早めに到着したので、同じ会場「アエル」で開催されし「仙台コスプレファイヤー」にもお邪魔した。
この日の「アエル」は、午前9時〜18時にユウメディアが「仙台コスプレファイヤー」で会場を借り、18時〜22時に「東方姫草紙」が借りている、という構図である。

私もコスプレイベントは余り詳しく無い。
正直、普段の同人誌即売会のように自信満々に偉そうな事書けるわけでは無いが、自分の目で見て感じた事を、素直に記すことにしたい。

会場内は、コスプレイヤーが100人ぐらいたむろしており、コードギアス・ボーカロイド・ハルヒ・BASARA等のコスチュームが多く目立った。

コスイベならではの目についた取り組みとしては、背景となる壁を多く用意している所か。
壁が増えるという事は、その分撮影箇所が多く増えるという事を意味する。
コスプレイベントは、撮ってナンボ、撮られてナンボな世界たる事を実感する。

面白いのは、撮影用のセットを用意してある所。
洋館の部屋の中を模したセットの椅子にコスプレイヤーが腰掛け、ポーズを決めている光景が印象的であった。
また、ユニークな所としては、和室のセットも。
コタツに入り寝っ転がって楽しそうな、レイヤーさんの姿が印象的であった。

セットを持ち込み撮影の場に提供、と言っても、運搬費用等馬鹿にならないであろう事が推察される。
それでも、敢えてセットを持ち込むのは、それでレイヤーさんが楽しんでくれれば…という考えの元だろう。
その試みは、レイヤー目線に立った取り組みと評せる。
コスプレイベントならではの、興味深い取り組みである。

私はコスイベは今回が二回目の来訪であり、詳しく評論出来る自信はない。
だが、コスプレイベントには、コスプレイヤーの目線に立った、コスイベならではの取り組みが出来る、という事だけは自信を持って言えるだろう。
そして、コスプレと同人誌、フィールドが違っても、「参加者目線」に立つ事が大切である。
「仙台コスプレファイヤー」のコスイベならではの取り組みは、その事を私に教えてくれたと言えよう。

#まあ尤も、コスプレイベントのノリで同人誌即売会に臨むと、サークル目線に立てず残念な事になろうが…
コスプレイベントはレイヤーの目線、即売会はサークル目線。
各々のフィールドの違いを認識し、そのフィールドに即した「目線」が大切という事になろう。

11/22「東方姫草紙」の問題点を論ずる〜最後に〜

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そろそろ粘着じみてきた感もあるので、前回記事で「東方姫草紙」批判は打ち止めにする予定だったが…
後になって書き忘れた内容がポンポン出てくるw
吟味の結果、2つ程見逃せない点を、記す事にしたい。

そして最後に「まとめ」として、もし「東方姫草紙」が次回を「同人誌即売会」という形式で行うのならば、主催には何が求められるか。
前向きな方向での提言を行い、「姫草紙」論考の締めとさせていただきたい。


【サークル配置図】

送られてきたサークル案内には、当日スケジュールが掲載されていなかったとの話だが、サークル案内に含まれていなかった重要情報は、それだけではない。
サークル配置図も、サークル案内の中に入っていなかった。
サークル配置は、自分のスペースの位置を示す重要な情報の一つだが…

好意的に解釈すれば、開催直前ギリギリまで配置を組み直していたのではないか、と思われる。
当日パンフレットに配置図が掲載されていたが、配置図はスペース番号もサークル名も書いておらず、空欄。
締切後に受け付けた飛び込み参加のサークルも組み込んだ新しいサークル配置図を作り、それをカタログに挟み込む形で案内を図った。
また、会場内にも、本部横に配置図を掲載。分かりやすく案内に努めた。

まあ、そこまでは普通に案内してるので、私も何も申し上げるつもりは無いのだが…


何で【スタッフ用の配置図】(写真参照)が挟みこまれてるのですかw

他の参加者の方のカタログは、普通の一般参加者向けの配置図だったようで、私のカタログは「大当たり」だった模様だw

いや、実害は無かったし、当日飛び込みサークルが4サークルいたんだな、と参加サークル数の把握も楽に出来たって(自分的に)メリットはあるので、別に怒り狂うつもりも無いが…
ただ、スタッフ用の内部文書がそんな簡単に部外者に漏れちゃって良いの?って部分はある。
今回は個人情報とかクリティカルな物じゃないから、笑い事で済ませられるレベルだと思うが…漏れた内容次第では大変な事になっていたであろう事は、申し上げておきたい。
まあ、もう少し注意しましょうよとだけ、申し上げておきたい。


【参加者アンケートに関する疑問】

姫草紙のカタログには、配置図の他に、アンケートが挟み込まれていた。
その質問内容が、明らかにおかしい。「?」のマークが、脳内に充満する程にw
(質問内容は写真参照の事)


「好きなジャンル」

…ちょい待て、お前ら今自分達が開催しているイベントが、何のイベントか理解してますか?
「東方Projectオンリー」ですよね、この「東方姫草紙」というイベントは。
東方オンリーである以上、東方に決まっているじゃないか。何を寝言ほざいているのか。

東方余り詳しくない(かじった程度)の自分が申し上げるのもアレだが、お前ら、本当に、東方が好きなのか?そう疑わざるを得ない。

その事を参加した友人に話したら、「もしかしたら、東方Project作品の中で好きな作品を聞きたかったつもりじゃないか」というご意見を頂いた。
まあ、その可能性は確かに有ろうが…ただ、そうであれば、「主催は本当に東方が好きなのか?」とまで疑わせるような質問を投げる事は軽率の極みだと思うし、もう少し言葉を選んで欲しい、とも思う。

そしてもう一つ。

「宮城でやってほしいイベントのジャンルはありますか?」

…あのさ、ここ、東方オンリーだよな。
東方が、好きで好きでたまらない人達の集まりだよな。
その会場で、「他にやりたいジャンルある?」なんて聞かれても、東方好きな皆さん、ドン引きする。
この人達は本当に東方が好きなのか? お前らはイベントが開ければ、ジャンルは何でも良いのか? 疑いを抱かざるを得なくなる質問である。
東方が好きで好きでたまらない人達に対しての質問としては、非常に「失礼」な質問であるように思う。

どういう意図でこのような質問を投げたのか、当人達では無い以上、真意は分かりかねる。
だが、少なくとも、誤解を招かせ、ジャンル者をしらけさせる言動だった事は事実だ。言動の軽率さ、言葉の足りなさは問われて然るべきだろう。



【「東方姫草紙」スタッフは今後いかに在るべきか】

「東方姫草紙」の運営については、ありとあらゆる部分で致命的な瑕疵が見られるが、それらを大雑把にまとめると、こんな感じか。

1・開催時間設定の問題
2・即売会告知・営業の大幅な不足
3・サークル対応の不親切

全般的に、即売会本来のセオリーから余りにも逸脱してる。
形に嵌るのも宜しく無いというご意見もあろうが、形に嵌らずとも問題無く運営するには、セオリーを熟知せねばならない。
例えば、ケットコム主催の一部即売会は形に嵌らぬ独特な物も少なくないが、それはケットコム主催氏が即売会のセオリーを押さえているからこそ、型を嵌まらずとも即売会として機能し、運営が成り立っている。
セオリーを知らずに形に嵌らぬ運営を実行した結果が、今回の「東方姫草紙」で噴出した問題点の数々である。

以前も申し上げたが、セオリーの逸脱ぶりの激しさを見るに、主催者は、同人誌即売会の経験が皆無なのではないか。
コスプレイベントやクラブイベントの経験こそあれ、即売会の経験は無い。
彼(女)らの動きを見るに、これを即売会を知る者の動きとは映らない。

そんな彼(女)らが、今後即売会運営を続けたいのなら、何をするべきであろうか。

先ず、「同人誌即売会」が如何なる物かを「知る」事である。

コスプレイベントやクラブイベントでは無い。作品の売り買いが催事のメインである「同人誌即売会」に参加する事で、「同人誌即売会」が如何なる物かを、一から勉強するべきであろう。

即売会参加の形態は、「サークル参加」「一般参加」「スタッフ参加」の三種類ある。
彼(女)らはどういう形態で参加するべきか。
それは決まっている。【全部】一通り参加して経験を積むべきだ。

スタッフ参加を通じ、即売会運営の流れを知る事が出来る。
他の東方オンリーなり、オールジャンル即売会なり、他の即売会にスタッフ参加する事で、即売会の流れやスタッフの流れを勉強して欲しい。
スタッフの世界は慢性的な人材不足。常時スタッフ募集の即売会は多く、やる気さえあれば幾らでもスタッフ参加は可能だ。
スタッフ参加の中で、スタッフ同士の人脈を築ければ、困った時には彼らを相談相手として頼る事もできる。

自らが【サークル参加】する事も、スタッフ参加同様に強く推奨する。
サークルの気持ちを理解するには、自らがサークル参加するのが一番だ。
サークル心理の理解が深まれば、自身主催の即売会運営にも、良き方向で反映される。サークル目線の運営となり、サークルからの支持も得やすくなるだろう。
また、サークルに送られる「サークル案内」を読めば、「姫草紙」が過去に送った「サークル案内」と普通の即売会が出すそれとの違いにも気付けよう。

一般参加としての体験は、サークル参加・スタッフ参加に比べれば重要度は幾分低めだが、即売会参加者の大多数は一般参加者。一般参加者としての体験も疎かには出来ない。
自ら待機列に並ぶ事で、並ぶ側の心理を知れば、それもスタッフ業務に活かせる。

また、一般参加でボンヤリ会場を歩くのも悪くない。そういうボンヤリしている時ほど、外部からの目線で、その即売会の良い所・悪い所に気付くものだ。

(これはサークル・スタッフ・一般参加を問わずだが)気付いたらそれをノートにでも書き込み、良い点は積極的に生かし、悪い点は反面教師にしよう。
1回のイベントに参加する毎に、良い点を五個以上、悪い点は2〜3個ぐらい見つけられるようにしたい。
これを向こう一年間、30〜40の即売会に参加して繰り返せば、相当多くの物を吸収出来るだろう。

そういう即売会運営の勉強を、辛抱強く積み重ねてから即売会を開いた方が、より皆に支持される即売会が営めるのではなかろうか。道は険しいが、経験を積み、学ぶ事無しに大成はしないだろう。

私に連日連夜叩かれて、「姫草紙」スタッフ諸氏は、腸が煮えくりかえっている事とお察しする。
ならば、その怒り、悔しさを、そういう努力にぶつけてみては如何か。
そして勉強して成長した暁にイベントを開き、私に「姫草紙スタッフの開いた即売会は素晴らしいイベントでした。…今まで叩きまくってごめんなさい」とでも言わせて欲しい。
私は、その言葉を言える日をお待ちしている。

11/22「東方姫草紙」の問題点を論ずる〜後編〜

「東方姫草紙」は、場が盛り上がり、同人誌即売会としての体を成し、一見「成功」にも映る即売会である。
だが、同人誌即売会のセオリーを逸脱する部分が余りにも多い。
今回そこそこ盛り上がったのは東方が旬ジャンルだったからに過ぎず、「運が良かった」だけである。

参加者…特にサークル参加者の反発も大きい。
もし「姫草紙」が今後も開催を続けたいのなら、今回同様の手法では決して通用しない。
その点を主催及び運営側には認識して頂けるよう、問題点を論じ続けている訳なのだが…

…予想以上に問題点が膨大過ぎる。
これだけ長々と書いて数多くの問題点を指摘しているが、実はこれでも当初気付いた問題点を半分程度に絞っている。
…ようやくそれも終わりに差し掛かって来たが、もしかしたらプラスアルファで、もう一回ぐらい論じるかもしれない。
その折は、またお付き合い頂ければ幸いである。


【スタッフ・ヘロコ氏の問題発言を憂う】

昨日の記事で書ききれなかった問題点から、先ず論じたい。
「姫草紙」スタッフの中で、特に問題ある発言を多く繰り返したスタッフ「ヘロコ」氏についてである。

私も、余り特定個人の攻撃はしたくないのだが、他のスタッフに比べても問題発言が多く目立つ。
この方の発言は、参加者の反感を生みやすい。
ただでさえ問題が多い「姫草紙」のイメージを更に悪化させる要因ともなる。
ぶっちゃけ、「姫草紙」のイメージ悪化を抑えたいなら、ヘロコ氏に不特定多数から見える場で語らせない事をお勧めしたい位だ。

昨日記事中、【サークル案内発送・サークルリスト発表の遅さ】の項目でもヘロコ氏発言について触れたが、それ以外にも問題点が多い。

昔は、サークル申込の際、申込書に無記名定額小為替を同封するという手法が一般的であった。
だが、郵政民営化に伴い、無記名定額小為替の発行手数料は10円→100円に値上げされた。郵便局で為替を買う手間もあり、今ではデメリットも目立つ。

現在の即売会は、為替を避ける方向に流れている。
郵送での受付は今でも主流だが、入金手法は銀行振込が主流だ。振込のみに統一させる主催も多い。

私などは、郵便事故の心配もあるから、為替を利用する方法は否定的な立場。
手元に送金記録の残る振込の方が安心だ。

しかし「姫草紙」は、当初、申込書に無記名定額小為替を同封する形での受付のみだった。
だが、先に述べたように、無記名定額小為替の発行手数料は1枚100円と高額だ。
また、サークル参加費も端数だから、無記名定額小為替は最低3枚は発行する…すなわち300円の手数料を取られる。
サークル側から「無記名定額小為替は高く付くし、郵便事故の心配もある。ゆうちょ銀行の口座ぐらい用意できないか?」とのクレームが上がるのも当然の話である。

これに対するヘロコ氏の発言は、反感…いや殺意すら抱かせる程の冷たい発言であった。

>調べましたところ、手額小為替ですと、一枚につき100円ということでした。

…んな事、貴様がいちいち調べんでも、サークル者なら皆知ってるわ。
無記名定額小為替の発行手数料が高くついて、サークルの負担になる。他の方法も用意するなどして改善してほしい、と言う話なのだが。

>ゆうちょ銀行の口座を設ける件も念頭にはありましたが、何分個人サークルでの運営でございます。したがって、用意できるスタッフがおりませんでした。

誰も用意出来ないのなら、新規で作れば良いだろうが。
私も昔、オンリー主催やってた頃、郵便局でオンリーイベント用の口座を作った事がある。
若干手続きに手間を要したものの、難しい作業ではなく、程なくしてイベント準備会名義の口座が出来上がった。
入金口座を用意する程度、個人レベルで十分対応可能な案件だ。

にも関わらす、個人主催だからと言い訳しても、誰も納得しないだろう。
やる気が無い、と判断せざるを得ない。

ヘロコ氏の発言は、前回記事でも触れたサークルリスト・サークル案内が遅い事の不満に開き直りで切り返した例もそうだが、0.5秒で論破されるレベルの、説得力に欠ける答弁が多い。
そんな適当な答弁、参加者の反発を煽り、火に油を注ぐだけだ。
誰がこんな答弁を許したのか?この答弁を許した主催氏及び周辺関係者の責任も問われよう。

最終的には、主催の凪氏や周辺スタッフがフォローし、一応は沈静化した。
サークル者からの意見を受け、郵便口座が用意され、振込対応も可と改められた。
…でもその公表された郵便口座、名義人が抜けてるのだが、そこは本題に外れるから割愛する。
(詳細は11/22「東方姫草紙」の問題点を論ずる〜前編〜のコメント欄のご指摘もご参照下さい。私が書きたかった事が全て書かれている。…先を越されたw)


もっとも、この発言のみなら、顔は曇るものの、こうして表立って批判する事も無かったと思う。
一番の問題は、「姫草紙」カタログに書いてある「編集後記」の文面だ。
私は、このコメントを書いたヘロコ氏のスタッフとしての資質を疑う。また、このコメントを掲載する事を許した主催氏の資質も疑う。

氏のカタログでの発言は以下の通り。

>今回でスタッフをやめます。
>私は今回仕事した。それでいいじゃないですか。

人間、叩かれたりして凹む事もある。ネガティブな感情を抱く事も当然あろう。
だが、そんな事仲間内に打ち明けるならともかく、こういう不特定多数が閲覧する公の場で書くのは如何なものか。
また、この場は「東方オンリー」という祭りの場。参加者皆が楽しく過ごすべき場所だ。
そこでこのような発言をしたら、折角の楽しい雰囲気に水を差す事にもならないか。
少なくとも、私は氏の発言に良い印象を持てなかった。

だが、ここまでならまだギリギリ許容出来る。問題はこの後だ。


>だってあのサークル怖い

「あのサークル」が、誰の事を指すかが焦点だ。
この場が同人誌即売会である以上、「サークル」と言えば、参加サークルの事を指すのは明白だ。

更に申せば、「姫草紙」掲示板にて、サークルさんから「サークルリストを早く」と要望を受けた。
そして、これに対しヘロコ氏が「早め早めにと申しますが、すべてのイベントにおいて早めに参加サークルが公開されるかといえばそうではないと存じております。」と開き直りの答弁を行い、当該サークルを怒らせた経緯がある。
「姫草紙」は、掲示板へのリンクを1日だけ外し対応。その間に主催・凪氏が謝罪コメントを作り発表。沈静化に至った。
ヘロコ氏が「怖い」と語ったサークルは、このサークルの事を指すと見るのが妥当だろう。

確かにそのサークルさんの発言、サークル者としては共感し同意は出来るものの、乱暴な言葉遣い。
申し訳ないが、「大人の対応」なサークルさんとは言えない。

しかし、そのサークルは、地元の即売会を大事にしたいとの思いから、翌日に都内の東方オンリーを抱えても無理無理参加を強行した。地元思いのサークルさんでもある。

折角、自分達の即売会に参加してくれたサークルさんだ。
例えサークルの側に問題があろうとも、先ず感謝の念から入るべきである。
それに感謝もせず、よりにもよって「あのサークル怖い」とはどういう了見か。
人として、そしてイベントを開く立場として、その発言は如何なものか?
折角参加してくれたサークルさんを、公の場で罵る神経、私の理解の範疇外である。

流石にここまで来ると、私も青龍刀の素振りを始めたくなるわw

発言者のヘロコ氏は無論、この発言を公にした主催氏及び関係者も、責められて然るべきである。
この発言から、「姫草紙」がサークルを大事にしていない即売会、と見なされても仕方無かろう。
当ブログには「次やってもサークル数は一桁だろう」とのサークルのコメントが掲載されていたが、ここまであからさまにサークルを大事に出来ない即売会となれば、その預言は当たりそうな気がする。
それを止めたいのなら、根本から意識を変える必要がある。

そして、この発言の内容を見るに、本来これは内輪で語るべき発言。外に漏らすべきではない発言だ。
身内向けの発言を、こうして外に漏らしている以上、この即売会は「内輪意識」で営んでいる即売会なのかな、とも感じた。

ヘロコ氏は、今回で即売会スタッフを降りるとの事。
まあ、降りた方が良いだろう。氏が発言しても「姫草紙」のイメージが悪くなるだけ。凪氏ら周囲のフォローがまた求められるだけだから。

#尚、ヘロコ氏が「怖い」と評したサークルが、件のサークル以外を指している可能性も、少ないながら残されてはいる。
だが、仮にそうであったとしても、誤解を招くコメントを残した事に、軽率の謗りは免れない。
何のサークルかはともかく、「サークル」に対し「怖い」と罵りの言葉をスタッフたるヘロコ氏が発した事実も消えない。


本当は、こんな感じで一個人を批判する「個人攻撃」などしたくはない。
正直、ここまで書いた現在、後味の悪さだけが残る。
だが、それでも敢えて書く事を決意させる程に、この発言に疑問を持った次第である。



【当日運営の問題点】
色々問題点は多いが、全部挙げるとキリが無いので、特に気になった所だけ列記。

1.スタッフ間の意志統一の不足

スタッフ間で言ってる事が違う、という事例を幾つも見かけた。
一例を挙げると、カタログ完売後の対応。完売後入場チケット制を取るのはよくある手法なので良いのだが…
その入場料がスタッフによって異なるのはどういう事か。500円払って会場内に入った参加者も居れば、200円で会場に入った人も居る。
参加者間の不公平も問題だが(少なくとも表立ってそれが明るみになっては不味い、揉める元だ)、スタッフ間での意志統一が出来て居なかった事がその根底原因だ。
スタッフ会議等、意志統一を図る作業を行ったのか?甚だ疑問である。


2.スタッフの意識が、企画とコスプレにのみ向いていた(即売会の方向を向いていない)

当日スタッフの動きを拝見すると、ゲーム大会やフリードリンク等の企画、あるいはコスプレ関係にスタッフを多く割いていた。
その一方、サークルサイドをケアしたスタッフを、全くと言って良い程拝見しなかった。
空いている時ならいざ知らず、買い手の人ダマができていた時ですら、スタッフのケアは無かった。
普通、混雑するサークルに対しては、スタッフが列整理のお手伝いをして、混雑緩和と混乱防止に努めるものでは?
結局、企画とコスプレにしかスタッフは動いていない。
サークルに対する意識の弱さが見えてしまう。

同人誌即売会である以上、メインはサークル作品の売り買いだ。
サークルが主、企画が従であるべきだ。
これが「姫草紙」では逆であった。スタッフは企画に熱中し、サークルは置き去りである。

サークル募集に不熱心。サークル対応に不親切。しかしコスプレや企画は熱心。
サークルさんが、「姫草紙」掲示板に寄せたコメントが、「姫草紙」という東方オンリーの、本質を示している。

>現状ではコスプレスペースとゲーム大会のためにサークルが開場代を肩代わりしてるのとかわらないような状態です


結局、彼らは同人誌即売会…すなわち【サークルと買い手が作品のやり取りを行う】場を作りたいのか?
それとも、コスプレやゲームで盛り上がる事を目指しているのか?

「姫草紙」は、「何を目指しているのか」を一度整理して見つめ直して頂きたい。
(今回の姫草紙を見るに、私は、運営が後者を目指しているようにしか取れないが…)。

前者を志向するなら、もっと死に者狂いでサークルを集める努力を図り、親身なサークル対応を目指すべきだっただろう。

そして、後者を目指すのなら、いっそのことサークル募集を止めたらどうか。
コスプレイベント&ゲーム大会というお題目で、交流会形式ないしクラブイベント形式にした方が良かったのではないか。
その方が、サークルも「刺身のツマ」扱いされ不満を感じることもなく、皆が平和に過ごせる筈だから。

11/22「東方姫草紙」の問題点を論ずる(中編)

前回より論じている、「東方姫草紙」に関する運営批判の続きです。
今回は、スタッフの対サークル対応に関する「不親切さ」について取り上げたい。
前回、サークル募集や告知に関する批判の中で、オンライン申込を用意していない等の申込に関わる不親切な問題点を指摘した。

だが、「東方姫草紙」のサークルに対する不親切は、申込方法だけではない。
その後の対応も含め、ほぼ全てが不親切である。


【サークル案内発送・サークルリスト発表の遅さ】

先ず、サークルリスト発表が遅い。そして、サークル案内の発送も、遅い。
どちらも、開催1週間前に差し掛かって、ようやくの話である。

サークル案内は、サークルにとっては大切な情報源だ。
自サークルが当選したか否か。また、頒布物を会場にどうやって運ぶか。何時にサークル入場できるのか。何時から何時まで頒布できるか。
即売会に参加するに当たり必要不可欠な情報。
サークルとしては、可能な限り早く送って欲しい物である。

「姫草紙」参加のサークルさんは、掲示板でこう訴えている。

>搬入搬出方法、サークルの当落情報は新刊なの作成時に印刷所の手配などで非常に重要な情報です

正にその通りである。
特に搬入・搬出に関する情報は、如何なる方法にて頒布物を会場に持ち込む事が許されるかを示す、サークル的には最重要情報の一つだ。
人によっては、1〜2週間前にサークル参加した即売会会場から、直接次の会場に直送する方もいらっしゃる。
故に、搬入・搬出の情報は、早めに公開する事が望ましい。

私は、可能なら3週間前(それより早めても構わない)には、サークル案内を送るのが理想、と考える。
3週間の間があれば、その間にサークルも、オンリー合わせで新作を用意できる余裕も出てくる。新作の発表は、サークルスペース上の、更なる盛り上がりにも寄与する。
主催が早め早めにサークル案内を発送する事は、単にサークルに対する親切というだけではない。新作を促し、場を盛り上げる事にも繋がる。

諸々の事情で、サークル案内が3週間前を切っての発送になる事もあろう。人間が、普段の生活…仕事・学業等の片手間に行う作業だ。多少の遅れも、止むを得ない。
ただそれでも、自分的には、2週間前までが許容範囲だ。
2週間切っての発送は、顔が曇る。煩く言う気はないが、主催さんと顔付き合わせたら、「もっと早めに送って下さいね」とお願いする程度のレベルだろうか。
そして、1週間前切っての発送は、青龍刀片手に怒り狂うw
(もっとも、サークルリストがそれよりも前に公開されるなら、発送が若干遅くとも許せる。サークルリストで自身の当選・落選の別を確認出来、「サークル参加に際しての情報の不足」という不満も、幾分は和らぐからだ)

1週間切った所で案内が届いた場合。荷物の発送が必要であっても、宅配便を手配するに余裕が無い。場合によっては間に合わなくなる事も有り得る。
直前のサークル案内の発送は、サークル的には不便であり、不親切だ。
【サークル目線】の欠如と批判されるべき展開だ。

それでは、「東方姫草紙」はどうか。
サークルリスト発表も、サークル案内発送も、1週間前を切るか切らないかのライン。
サークルの立場から見れば、【開催1週間前まで当選か落選かも不明】という状況だ。
参加できるか否か、直前まで分からず、サークルの不満は高まる。
これを、サークルの立場に立つ、所謂「サークル目線」の運営とは、口が裂けても言えない。

だから掲示板に、サークルからのクレームが上がるのも、極めて自然な事である。
だが、これに対するスタッフ・ヘロコ氏の発言が酷かった。

>早め早めにと申しますが、すべてのイベントにおいて早めに参加サークルが公開されるかといえばそうではないと存じております。

…普通「お待たせして申し訳有りません。早めに仕上げるよう努めますので、もう少々お待ち下さいませ」だろ?
…何を開き直っているのか。

確かにヘロコ氏の仰る通り、サークル案内発送やサークルリスト発表の遅い即売会も確かにある。
だが、そういう即売会は、サークル目線に立たない即売会だ。サークルの支持を得られず、サークル数を減らし淘汰されるべき「厨即売会」だ。
ヘロコ氏が、「厨即売会」の所業を例に取り「他所もやってるから」と正当化するのは、余りにも滑稽であり、何らの説得力も持ち得ない。

最終的に、主催の凪氏が出てきて沈静化したが、ヘロコ氏の答弁が火に油を注いだ事は否めない。
(ヘロコ氏発言には、他にも参加者の不信感をもたらすものが多いが、これは別途後述する)


【サークル目線に欠けた対応各種】

「東方姫草紙」のサークル対応における瑕疵は、サークルリスト発表の遅さ・サークル案内の発送の遅さだけに留まらない。
他の部分を見ても、看過できぬ瑕疵が多い。

一番驚いたのは、宅配便による会場への搬入・会場からの搬出が不可たる事か。
サークルの中には、頒布物を手持ちで持ち込むに重たく厳しいから、と宅配便を利用する方も多い。
特にグッズサークルの多い東方だと、その傾向は強い。極端な例だが、「例大祭」「紅楼夢」あたりだと【段ボール50個口】で搬入する豪の者も居るw
…流石にそれは極端な例だが、東方ならば、如何に小規模オンリーと言えども、段ボール数個口ぐらいで搬入する方がいても、何ら不思議ではない。

少なくとも、他の即売会では、運営が宅配便による搬入・搬出の便宜を図る事は、極めて当たり前の話だ。
東方オンリーなら、グッズも多いから、尚の事だろう。
それを実施しない即売会は、私の7年弱の同人経験において、この「東方姫草紙」が初めてである。

他の99.9999%が当たり前に行ってる、宅配便による搬入・搬出を、東方姫草紙は何故不可としたのか?
結局、サークルさんは皆手で作品を搬入せざるを得なかった。台車を使って重たい荷物を運んだサークルさんも、少なくない。
これをサークル目線に立った施策とは、死んでも申せない。

しかし、スタッフ10数人も居て、「宅配便による搬入・搬出が不可たる事」に異議を唱えた方は、一人も居なかったのか?
サークル経験者ならば、絶対に疑問を呈すと思うのだが。


先の記事のコメント欄にて、「姫草紙」のスタッフさんと私とで、少し意見交換をさせて頂いた頒布時間の件。
サークルさんにとっては、頒布時間が何時から何時までか、なんてのは重要事項の1つである。
というか、知らされて当たり前のレベルだ。

当然、サークル案内に真っ先に掲載すべき内容なのだが、何と、送られしサークル案内には、当日のスケジュール案内が無かったというお話だ。

当ブログに寄せられたサークルさんのコメントを抜粋する。

>書類やメールで時間についていただいておらず、当日にスケジュールを知った次第です。

「おジャ魔女どれみ+プライベート(おじゃ魔女=間違い)」様のブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/h_maeda18/34772466.htmlからも抜粋する。

>そしてサークルさんの頒布時間について。
>本来ならば真っ先に告知すべきもののはずなのに、Webでは本当に分かりづらいところにしか掲載してありません。あんなのでは「案内した」ことにならないと思います。topページから直接飛べて、頒布開始/終了時刻を太字にする位の配慮はあって良いはずですが。


サークルに頒布時間が伝わらず、当日初めて知ったなんて事態、普通の即売会では、決して有り得ない。
折角参加してくれるサークルに対し、余りにも不親切だ。

もっとも、私なんぞは、当日になってもそんな話伝わらなかったがw
スタッフさん曰く、当日は何回かアナウンスもされていたようだが、会場内に掲示されていたスケジュール表には、一般入場の開始時間(=販売開始時間)は記載されども、販売終了時間は記載されておらず。
勿論、パンフレットにも書いていない。
WEBに書いてあったとのお話だが、そもそも当日会場でいちいち公式サイトなんか確認しない。目の前にそびえ立つスケジュールボードがあれば、そっちを確認する。
そこに「イベント終了21:30」と書いて有れば、その時間を頒布終了時間と捉える。
これじゃ、私のように「話が違くね?」と言い出す奴も出てくるのは、当然の話だ。
スタッフさんは一生懸命アナウンスに努めたようだが、折角の頑張りも報われまい。

では、「姫草紙」以外の、一般の即売会ならどうするのか。
通常、公式サイトのページトップや概要紹介ページに、「開催時間11:00〜15:00」とか書いてある。
ここで言う開催時間とは、頒布時間の事である。「開催時間11:00〜15:00」と言えば、頒布可能な時間の事を指す。
更には、当日入場用のパンフレットやサークル案内・WEB等で、より詳しいスケジュールを案内する。
参加者に頒布可能時間が伝わらないなんて事は、有り得ない。

では「東方姫草紙」はどうか。
先ず、サークル案内にも当日カタログにも、スケジュールは明記されず、伝わらない。
サイト上の概要紹介のページには、「開催時間18:30〜22:00」と記載されている。この部分を見れば、頒布終了を22:00と解釈する参加者が居ても不思議ではない。
スケジュール表は当日会場に掲示されていたが、頒布終了時間が書いておらず「イベント終了21:30」と書いてあるから、頒布終了が21:30とも受けとれる。
頒布可能時間という当たり前の事が伝わっていないのは、主催の意図と異なる解釈が可能な、表記の曖昧・食い違いの賜物故だ。

誤解を招く数々の表記は、やはり「不親切」と断じざるを得まい。
頒布時間という重要な内容が、一般・サークル問わず浸透しなかった事は、曖昧で不親切な表記が織り成す当然の結果。
そして、運営が反省すべき瑕疵の一つでもある。




【総括と仮説】

今日取り上げた問題点をまとめると、こんな所か。

1.サークル案内発送・サークルリスト発表が極めて遅い
2.宅配便による搬入・搬出が不可能
3.スケジュールが不明瞭(特に頒布可能時間)

他にも色々と気になる箇所はあるが、余り多く取り上げてもピントがぼやけてしまうのでこの辺りにしておく。

私が気になったのは、普通に同人誌即売会を知っていれば「有り得ない」運営手法が、余りにも多く目立つ事である。
…同人誌即売会運営のセオリーから逸脱した部分が、余りにも多すぎる。
「サークル目線」の欠如とも言えるが、私は、この言葉だけでは片付け切れないような気がする。

「サークル目線」に欠けていると言うよりも、寧ろ【同人誌即売会を知らない】或いは【サークル活動を知らない】と言うべきではないか。
そう捉えねば、ここまで即売会運営のセオリーを外す事の説明が付かない。

そこで私が思い浮かんだ仮説が一つ。

主催者は、同人誌即売会の経験が皆無なのではないか。
「経験者がいる」との事だが、それは同人誌即売会の経験ではなく、クラブイベント(ないしコスプレイベント)の経験であり、そこで培われた感覚で運営に臨んだのではないか?

例えば、時間設定の件。
18:00からの夜間開催なんて時間設定、同人誌即売会では有り得ない。これが、クラブ系のイベントなら有り得るだろう。コスプレイベントだって、夜間に開催する物も少ないが存在するから、有り得る時間設定だ。
彼らが「同人誌即売会の感覚」ではなく、「クラブイベントの感覚」(もしかしたらコスイベの感覚かもしれないが)で動いたとするならば、夜間の実施に違和感を持たず断行した事の説明が付く。

無論、主催者の素性や同人経歴が分かりかねるので、断言は出来ない。
ただ、直感とは言え、何となくそういう雰囲気が漂うのだが…如何であろうか?
関係者含め皆様方のご意見をお聞きしたい所である。

11/22「東方姫草紙」の問題点を論ずる(前編)

11月22日、仙台市で開催されし東方オンリー「東方姫草紙」。
このオンリーは、一見すれば盛り上がりを見せており、「成功」と評せるかもしれない。

だが、彼らの即売会の運営には、致命的な瑕疵が、それも一つではなく何個も含まれている。
今回のような手法は、普通の同人誌即売会では一切通用しない。
今回通用したかのように見えるのは、単に「運が良かっただけ」だ。

以下、今回の「東方姫草紙」の問題点について論証したい。
彼(女)らが今後もオンリー運営を続けたいのなら、是非当ブログの記事に耳を傾けて頂きたい。


【余りにも非常識な開催時間の設定】

先ず、真っ先に触れたいのは開催時間の設定。
当初、開催時間として発表されていたのは18:00〜22:00との事。
(実はそれは「会場を借りる時間」という事が後で判明し、スケジュールを組み直し、今の18時45分入場・21時頃終了となったが…)
率直申し上げ、この開催時間を知った瞬間、私は心臓麻痺を起こしそうになったw
口に出してツッコミ入れるのすら正直馬鹿馬鹿しいのだが、何で開催時間が「18:00〜22:00」なのか。有り得ない開催時間の設定に、首を傾げるのみであった。

なぜこの夜間の時間帯になったのか?
掲示板でスタッフ氏曰く、「単に会場側と検討した結果のこの時間帯です」との事。会場を仙台駅前の「アエル」と決めていて、空いている時間だからと設定した、と察せられる。
運営スタッフは十数人いらっしゃるとの事。スタッフ曰く、その中には経験者もいらっしゃるとの事。
…この時間設定、同人誌即売会の何たるかを知っているスタッフが一人でも居れば、全力で止めた筈。
本当に「経験者」は居たのか。
クラブイベントやコスプレイベントの経験者は居ても、同人誌即売会としてのスタッフ/主催経験者が居たとは思えないのだが…。

クラブ系イベントとか、コスプレイベントとかなら、夜間に開催するものも少なくない。この時間設定も「有り」だろう。
だが、このイベントは「同人誌即売会」である。
「同人誌即売会」で夜間の時間設定は、コスイベやクラブイベとは違い、皆無に等しい(全く事例が無い訳ではないが、過去10年見ても片手で数える程度だ)。参加者の生活リズムに則さず、馴染まない。非常識な時間設定である。

私なら、参加者に馴染まない時間帯である事を考慮し、この時間で即売会を開こうとは、決して思わない。
他の日程を検討するだろうし、アエルが駄目だったら他の会場の利用も検討するだろう。
「主催100人に聞きました」でもやってみれば、99人が私と同じように考えるであろう。

この時間設定で200人近くの来場者を呼んだのは、旬ジャンルの東方ゆえんである。
もしこれが東方以外のジャンルだったら、或いは東方が旬じゃ無かったら、20〜30人来れば良い方だろう。
参加者を多く見込めない時間設定で開催を断行した。これが第一の問題点となる。



【強気過ぎるサークル募集数】

だが、「東方姫草紙」のサークル募集数は、余りにも強気であった。
彼らのサークル募集数は、200スペース。
この200という数字は、アエルの会場の広さから見れば、妥当な規模である。事実、この会場を利用する「杜の奇跡」は、200spで募集を掛けている。

だが、このサークル数…「東方オンリー」として考えるならば、「強気」…いや、寧ろ「無謀」でである。
大(9)州東方祭の350sp・信州の御射宮司祭280spという極めて稀な例外を除けば、地方の東方オンリーで200サークルを超える事は有り得ない。
今年1月に開催された「東方杜郷想」は約100spだし、他の地方都市で開催される東方オンリーは、募集60〜100spが標準だ。

それに、余り言いたくないが、前回の「東方姫草紙」の参加サークルは、25sp程度。「東方杜郷想」の4分の1しか集められていない。
その程度の力量で、何故その「東方杜郷想」の2倍の数字で募集をかけるのか?身の丈に合わない数字であり、理解に苦しむ。
ましてや、「18:45〜21:30」という開催時間。仙台から離れた箇所に住む人…すなわち遠征組ならば、終電との戦いだ。参加は難しい。
東北でも、ちょっと遠い所からの参加は難しいだろう。
開催時間というレギュレーションが、サークル参加の範囲を決定的に狭めている。

200sp集めるには、尚一層厳しい。


【告知の決定的な不足】

募集数が多い一方で、開催時間がサークルを集めるにはハンディとなる。
ならば、サークル集めに人一倍努力するべきだ。
チラシを撒く。サークルに営業をかけて参加を促す。足を使い、汗を流してサークル確保に努めるべきであった。

だが、彼らの営業活動は、極めて不充分であった。
「大(9)州東方祭」の時にも触れたが、地方のオンリーイベントは、(1)都市部の大規模オールジャンル(2)地域問わず同ジャンルオンリー(3)地元の即売会、この3つへの告知が、最低限必要だ。
「姫草紙」の告知活動はどうか。

(1)オールジャンル即売会…サンクリでチラシを撒いた形跡無し。コミケも同様、多分撒いてない。

(2)東方オンリー…この秋、都内・地方問わず数多くの東方オンリーに参加するも、一ヶ所も拝見せず。

(3)地元即売会…7月の「仙台コミケ」に私はお邪魔したが、チラシを撒かれている形跡全く無し。以後もチラシ配布は確認されず。唯一10月「杜の奇跡」でチラシ配布を確認するも、チラシ置き場のみの配布で机上配布無し(開場後にチラシ申請に来た為、模様)。

ならば、同じ仙台の「杜の奇跡&東方杜郷想」はどうか。

(1)オールジャンル即売会…サンクリでチラシ撒きは確認済み。他、コスチュームカフェ等様々な都内即売会で確認。

(2)東方オンリー…都内・地方問わず東方オンリーのほぼ全てをカバー。「姫草紙」でもチラシを撒いてたし、その翌日、東京の「恋のまほうは魔理沙におまかせ!」でもチラシを確認。営業熱心である。

(3)地元即売会…自身主催の「杜の奇跡」で撒くのは当然も、仙台コミケや山形のおでかけライブ等、他地元即売会でも積極的に配布

「杜の奇跡」「東方杜郷想」の努力が際立つも、この程度、サークルが集まりにくい地方都市でサークルを集めたいのなら、当たり前にこなして然るべき努力である。
「姫草紙」は、多目に見積もっても「杜の奇跡」「東方杜郷想」の20分の1ぐらいの告知努力に過ぎない。
…これでどうやって200sp集まろうか?

店舗にチラシを置いて貰う事も大切だ。
だが、スタッフ日誌によれば「杜の奇跡」に寄った後にお店にチラシを置いたとの事。
1ヶ月前になってようやくチラシを置く…余りにも遅すぎる。
実は「姫草紙」開催前、仙台市内の同人系店舗に立ち寄った。だが、「姫草紙」のチラシは何処にも見当たらなかった。
努力する即売会は、定期的に店舗に立ち寄り、チラシが捌けていれば補充するなど、メンテナンスも欠かさない。ただ一回お店に渡して終わりでは、実のある告知に繋がらない。
「姫草紙」のチラシが何処にも置いてなかったのは、チラシの定期的な補充を怠っていた証ではないか。

「姫草紙」は、サイト上にてチラシ配布人の募集を行っていた。

>当イベントの告知ペーパー(チラシ)を配布して下さる方を募集しております。
>配布方法、配布地域、貴ジャンル不問。枚数は〜50枚でお願い致します。

ちょっと待て。最後の枚数「〜50枚」ってのは何だ。
配布枚数に上限設けて、告知する気あるのか。

チラシを撒くなら、チラシ置き場だけでは意味が無い。サークル机上に1枚1枚撒く事で、はじめてサークルへのアピールになる。
サークルを集めたいのなら、机上配布は必須だろう。
上限50枚ならば、全サークルに配りきれずに終わってしまうではないか。

私も、主催からオンリーのチラシ配ってくれと依頼される事が多く、随所で様々なチラシを配っている。
だが、上限50枚なんて言われるよりは、2000枚ぐらいガツンと送り付けられて「こみっく☆トレジャーで全スぺ配布宜しく」と押し付けられる方が遥かに好感持てる。
一見図々しく映るかもしれんが、それだけ告知に熱心な事の表れだからだ。
送られた枚数が50枚100枚のレベルなら、その主催に「やる気あんのか」と説教の電話を入れるだろうw
そう言えば、広島の東方椰麟祭が、当初1000枚のチラシ配布しか考えてなかった頃、烈火の如く怒った事もあったなあwww
(注・今の椰麟祭は考えを改めてくれて、何処よりも熱心にチラシを撒いてます。だからこそ、サークル満了&規模を拡大して再募集と好調な訳です)

話が逸れたが、チラシ上限50枚ならば、イベント一つに満足に告知する事が出来ないレベル。
「実はこの人達本音は告知したくないんじゃないか?」と疑いたくなるほどだw

しかも「姫草紙」は、10月頃まではこのペーパー配布者募集のページに「現在チラシを切らしておりお渡しできません」と記載していた。
杜の奇跡が開かれた10月(開催1ヶ月前)まで、チラシを刷っていなかったであろう事が伺える。

…この人達は、自分の即売会を本当に告知したいのか?
ヤル気はあるのか?
そして、募集200spを集める気があったのか?

彼らのヤル気に、疑いの眼を向けてしまう。
それほど消極的な「宣伝活動」であった。



【サークル参加を妨げるレベルの不親切】

そもそも「東方姫草紙」は、サークルを集める意欲をお持ちなのか?そこからして疑問である。
先述した告知活動の不熱心さに加え、サークル対応の不親切ぶりも、そのような疑問を私に抱かせた。

先ず、参加申込方法。
参加申込方法は、当初は、申込書に無記名小為替を同封し郵送するという昔ながらの方法のみ。
しかしながら、ロクにチラシを配布していない状況で、申込みが来るわけないw
一応、申込用紙をダウンロード出来るようにしただけまだマシだが、それも参加者から不具合を指摘されてしまう体たらくだ。

私は、何故「東方姫草紙」が、オンライン申込を導入しないのかが疑問であった。
東方オンリーでは、オンライン申込みの有無がサークル数にダイレクトに影響するジャンルだ。サークルは皆、オンライン申込を積極的に活用する。
例えば地方開催では異例のサークル数を集めた「大(9)州東方祭」は、参加サークルの95%以上がオンライン申込を利用している。
東方四国祭などは、「姫草紙」よりも告知には不熱心で、刷ろう刷ろうとしたものの先送りを続け、結局一枚もチラシを刷っていない。にも関わらず、サークル参加が殺到し満了に至ったのは、オンライン申し込みが存在したから。
オンライン申込の用意が無ければ、サークル数も増えない。他オンリーのオンライン依存度の高い事例から、それは察せようか。
オンライン申込を導入せず、かといってチラシも撒かない。本気でアエルを埋める気あったのか、疑問を持たざるを得ない。


【本日の総括】

「姫草紙」は、多くの問題点を抱えた即売会であった。
開催設定時間の問題は、真っ先に上がるべき問題だ。
また、サークル募集を200としたにも関わらず、告知は不熱心。オンライン申込等、サークルを増やす努力も怠った。

正直、サークルが集まらず中止にするのでは?との可能性が脳裏をよぎった位だ。
20サークル近く集まったと聞いた時は、「意外に多かった」と感じてしまった程だ。
もっとも、今の東方が人気ジャンルであるが故に、20サークル集めたに過ぎない。
他のジャンルだったら、或いは東方が旬ジャンルじゃ無かったら、5サークル来たかどうかも怪しいものだ。

もっとも、次回「姫草紙」が開催されるとしたら、仮に東方人気が今の状態をキープしたとしても、5サークル集まるかどうか?
告知等サークル集めに対する取り組みの弱さもさることながら、既存サークルをリピーター化する事も難しいと感じるからだ。
そしてその原因としては、スタッフの、参加者対応における不親切。ここが大きいと考える。
次回は、この「スタッフの不親切な対応」について深く掘り下げて論じたい。

11/22 仙台市・東方オンリー「東方姫草紙」当日レポ編

この秋、明らかに東方オンリーづいている自分。
地方即売会情勢を研究・評論する上でも、東方の存在は見逃せない。
ましてや、来年初頭に全国各地の東方オンリーについてのレポート本「コーマニズム宣言 東方論」(仮題)の刊行を予定している事もあり、東方オンリーへの参加に積極的なのだろう。
という訳で、今週は仙台市開催の東方オンリー「東方姫草紙〜双子糀〜」に参加させて頂いた。 続きを読む
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