当ブログ新年第1回目のエントリー「年頭の辞〜地方ルールの是非を問う〜」において、私は、悪習としての「地方ルール」の存在自体、疑問視する見解を示した。
これに対し、織姫様より、「「同人文化の多様性と、地方の独自な習慣の是非について」への反論」にて、当ブログのこの見解に反論を頂戴した。
今回のエントリーは、この反論に対する、当ブログからの再反論である。
…といっても余り反論にならないかもしれないが。
頷ける(というかこっちが論破されてるw)部分は結構多いし、氏の論の過半には私も賛同しているし。
これに対し、織姫様より、「「同人文化の多様性と、地方の独自な習慣の是非について」への反論」にて、当ブログのこの見解に反論を頂戴した。
今回のエントリーは、この反論に対する、当ブログからの再反論である。
…といっても余り反論にならないかもしれないが。
頷ける(というかこっちが論破されてるw)部分は結構多いし、氏の論の過半には私も賛同しているし。
そもそも私の論は、同人誌即売会で主催が無用の失敗を犯し痛い目を見ない為のアプローチとして、「悪習たる地方ルールの撤廃」を訴えている。
これに対し氏の論は、多様性を尊ぶ事を重んじ、地方ルールの尊重を訴えている。
両論は一見対立しているようにも見える。
だが、私も、同人に関しては、ある程度の多様性を尊ぶ必要があると考えている。(私自身、色んな即売会があるから全国の即売会めぐりは面白い、と夏コミカタログのコラムで書いているのは、その多様性を楽しむ立場であるがゆえ。)
氏も、私が懸念する「主催の失敗」を防ぐ方法を提案している。夢彗星の事例に関しては、「地方のルールを東京に(然るべき改変を加えずに)直接持ち込んだこと」を失敗の原因とし、地方ルールの「見える化」を提案している。
ぶっちゃけ言えば、問題認識や現状認識にそんな差がある訳ではない。
私が(悪習としての)地方ルールの存在を重く捉え、氏は「同人文化の多様性の尊重」を重視する。重視する箇所が違うだけで、そんな極端な立場の違いは感じ取れない。だから私も、氏の論に納得する点が多いのだと思う。
…言ってる事の大半に納得してる以上、反論しようが無いなwww
氏の指摘で、特に面白い記述は、以下の部分。
>「地方ルールの是非を〜」の議論では、夢彗星の「やらかした」一連の事件を例に取って原因を南九州地区の即売会が持つ「個性」に求めている。より厳密に言えば、南九州地区のイベントの個性を東京に持ち込んだことが原因であると。
(中略)
>しかし、そこから導き出されるべき論点は「地方のルールが存在すること」ではないはずだ。地方のルールが存在すること自体、さらにいえば地方の個性が存在すること自体は、「その地方の人たちによる評価を高める」という意味では実は十分に最適化されているのかもしれない。もう一段本質的には、「地方のルールを東京に(然るべき改変を加えずに)直接持ち込んだこと」のほうがよほど問題だろう。
(一応ここで引用は区切るが、その先も興味深い記述が多い)
まあ、自分は「南九州地区」(南九州のルールとは一言も申していない)…というよりも「九州地区」全体の即売会の持つ「悪習ルール」について語っているのだが。
そしてそれは「悪癖」であり、「個性」と見なすのは抵抗ある立場だが…。
そこら辺の細かな解釈の違いは、本論に関係無い些細な事なので省略。
氏の論に関する重要なポイントを箇条書きにしてみる。
1.地方のルールは、その地方の実情に合わせ最適化されている可能性がある
2.夢彗星の失敗は、地方のルールを東京に(然るべき改変を加えずに)直接持ち込んだ事が原因
前者については、確かにその可能性は否定出来ないだろう。
サークル案内が1週間前切って届くのにも、九州なりの理由があるのは、過去に他の方から聞かされた。(3ヶ月前にならないと会場が押さえられず、募集期間を長く取りたいから半月前締切とか極限まで締切を遅らせる)
実際、地方なら宅配便を使うほどの搬入をするサークルも少なく、1週間前切っての到着でも、殆ど問題は無い。
ただ、私が主催/サークルの立場ならば、郵便事故等による不着時の対応に充てる時間的余裕、不慮の事故等で配達が遅れる事等を考慮し、2週間前以前の発送を訴える。余裕の無い発送期間に対する、疑問の念は変わらない。
地方のルールが、その地方の実情に合わせ最適化されている事は否定しない。だが、だからと言って、その全てを容認する事は出来ない。
他の地方ルールはともかく、発送が遅い所までは容認は難しい、という部分が私の見解だ。
後者については、私も全くその通り。同意である。
夢彗星の失敗は、進出した先のルールに合わせる事無く、自身の馴染んだローカルルールを直接持ち込んだ事が原因だ。
私は、ならば、地方ルールで宜しく無いものは撤廃出来ないか?という論理だ。インターネットにより情報の伝達度は高まり、インターネット等で少し調べれば、普遍的なルールはすぐに分かる。だから地方ルールの撤廃も、比較的容易だ、とする見解だ。
これに対し、氏は、地方ルールを「「現の習慣・状況に最適化された「やり方」の束」とし、尊重すべき物と位置づけた。そして、即売会どうしの協力態勢等で情報共有の機会をつくり、地方のルールの「見える化」で地域間ルールの違いを明確にせよ、と主張する。
私も、地方ルールの撤廃を否とするならばとの前提で、こう述べている。
>百歩譲って、仮にその地方ルールが必要だとすれば、その地方ルールと、他地域のルールとの違いを、何とか自覚させたい。
>その自覚があるだけでも、夢彗星のような苦しみを未然に防げよう。
…なんだ、俺ら意見そんな変わらないじゃないかという気がw
考えてみれば、私の目標は、即売会主催で夢彗星のような辛い思いをする主催を無くしたい、という部分。
「地方ルールの撤廃」は、その為の「手段」に過ぎない。他の有為な手段があるならば、「地方ルールの撤廃」に拘る必要は全く無い。
「地方ルールの撤廃」を主張するエントリー上げておいて何だが、「地方ルールの撤廃」よりも、「地方のルールの見える化」の方が、より的を得ているような気がする。氏の論には、私も納得する。
ただ最後に一つだけ申し上げたい事が。
織姫様は、私の論の大半に的確な反論を行っている。そして、その反論は説得力を持つ。だからこそ不満な点が一つだけある。
前回の自分の記事より引用。
>また、地方ルールを貫いた所で、サークルは他の地域の即売会にも遠征参加する。
>そこで他の地域のルールに優位性を見い出せば、地元のイベントを劣るものと捉え、地元のイベントは魅力を失う。地元のイベントからのサークル流出にも繋がる。
地方ルールの存在に対する懸念を示した文章だが、ここへの反論も、実は欲しかったりする。
例えば、カップリングも重視される女性向けジャンルのサークルが居るとする。
今までコミックネットワークの、カップリング考慮せず同一ジャンル全部ごちゃまぜの配置が、(最近は薄れたが)過去の九州では当たり前のルールであった。逆カップリングで隣同士だと、居心地が悪いのが想像されようが、それでもそのルールが当たり前だと思っていた。
しかし、大阪や東京のコミックシティ(福岡シティも当てはまる)なりオンリーイベントなり参加して、同一カップリング同士が皆まとめての配置。両隣が同好の士だから、居心地良い。友達も出来る。
一回、他の地域で居心地の良さを感じると、これまで当たり前だったネットワークのやり方が、不満に映る。
このような事例を念頭に置いての懸念である。
私の論は至る所で、ほぼ完膚なきままに反論を受けているが、だからこそ、この部分がスルーされているのが不満である。
さんざん青龍刀で斬られて虫の息なのに、トドメを刺されていないような気分である。つまり、殺るならトドメを刺してくれ、という事であるw
という訳で、織姫様には、「武士の情け」を見せての再反論をお願いしたい所であるw
これに対し氏の論は、多様性を尊ぶ事を重んじ、地方ルールの尊重を訴えている。
両論は一見対立しているようにも見える。
だが、私も、同人に関しては、ある程度の多様性を尊ぶ必要があると考えている。(私自身、色んな即売会があるから全国の即売会めぐりは面白い、と夏コミカタログのコラムで書いているのは、その多様性を楽しむ立場であるがゆえ。)
氏も、私が懸念する「主催の失敗」を防ぐ方法を提案している。夢彗星の事例に関しては、「地方のルールを東京に(然るべき改変を加えずに)直接持ち込んだこと」を失敗の原因とし、地方ルールの「見える化」を提案している。
ぶっちゃけ言えば、問題認識や現状認識にそんな差がある訳ではない。
私が(悪習としての)地方ルールの存在を重く捉え、氏は「同人文化の多様性の尊重」を重視する。重視する箇所が違うだけで、そんな極端な立場の違いは感じ取れない。だから私も、氏の論に納得する点が多いのだと思う。
…言ってる事の大半に納得してる以上、反論しようが無いなwww
氏の指摘で、特に面白い記述は、以下の部分。
>「地方ルールの是非を〜」の議論では、夢彗星の「やらかした」一連の事件を例に取って原因を南九州地区の即売会が持つ「個性」に求めている。より厳密に言えば、南九州地区のイベントの個性を東京に持ち込んだことが原因であると。
(中略)
>しかし、そこから導き出されるべき論点は「地方のルールが存在すること」ではないはずだ。地方のルールが存在すること自体、さらにいえば地方の個性が存在すること自体は、「その地方の人たちによる評価を高める」という意味では実は十分に最適化されているのかもしれない。もう一段本質的には、「地方のルールを東京に(然るべき改変を加えずに)直接持ち込んだこと」のほうがよほど問題だろう。
(一応ここで引用は区切るが、その先も興味深い記述が多い)
まあ、自分は「南九州地区」(南九州のルールとは一言も申していない)…というよりも「九州地区」全体の即売会の持つ「悪習ルール」について語っているのだが。
そしてそれは「悪癖」であり、「個性」と見なすのは抵抗ある立場だが…。
そこら辺の細かな解釈の違いは、本論に関係無い些細な事なので省略。
氏の論に関する重要なポイントを箇条書きにしてみる。
1.地方のルールは、その地方の実情に合わせ最適化されている可能性がある
2.夢彗星の失敗は、地方のルールを東京に(然るべき改変を加えずに)直接持ち込んだ事が原因
前者については、確かにその可能性は否定出来ないだろう。
サークル案内が1週間前切って届くのにも、九州なりの理由があるのは、過去に他の方から聞かされた。(3ヶ月前にならないと会場が押さえられず、募集期間を長く取りたいから半月前締切とか極限まで締切を遅らせる)
実際、地方なら宅配便を使うほどの搬入をするサークルも少なく、1週間前切っての到着でも、殆ど問題は無い。
ただ、私が主催/サークルの立場ならば、郵便事故等による不着時の対応に充てる時間的余裕、不慮の事故等で配達が遅れる事等を考慮し、2週間前以前の発送を訴える。余裕の無い発送期間に対する、疑問の念は変わらない。
地方のルールが、その地方の実情に合わせ最適化されている事は否定しない。だが、だからと言って、その全てを容認する事は出来ない。
他の地方ルールはともかく、発送が遅い所までは容認は難しい、という部分が私の見解だ。
後者については、私も全くその通り。同意である。
夢彗星の失敗は、進出した先のルールに合わせる事無く、自身の馴染んだローカルルールを直接持ち込んだ事が原因だ。
私は、ならば、地方ルールで宜しく無いものは撤廃出来ないか?という論理だ。インターネットにより情報の伝達度は高まり、インターネット等で少し調べれば、普遍的なルールはすぐに分かる。だから地方ルールの撤廃も、比較的容易だ、とする見解だ。
これに対し、氏は、地方ルールを「「現の習慣・状況に最適化された「やり方」の束」とし、尊重すべき物と位置づけた。そして、即売会どうしの協力態勢等で情報共有の機会をつくり、地方のルールの「見える化」で地域間ルールの違いを明確にせよ、と主張する。
私も、地方ルールの撤廃を否とするならばとの前提で、こう述べている。
>百歩譲って、仮にその地方ルールが必要だとすれば、その地方ルールと、他地域のルールとの違いを、何とか自覚させたい。
>その自覚があるだけでも、夢彗星のような苦しみを未然に防げよう。
…なんだ、俺ら意見そんな変わらないじゃないかという気がw
考えてみれば、私の目標は、即売会主催で夢彗星のような辛い思いをする主催を無くしたい、という部分。
「地方ルールの撤廃」は、その為の「手段」に過ぎない。他の有為な手段があるならば、「地方ルールの撤廃」に拘る必要は全く無い。
「地方ルールの撤廃」を主張するエントリー上げておいて何だが、「地方ルールの撤廃」よりも、「地方のルールの見える化」の方が、より的を得ているような気がする。氏の論には、私も納得する。
ただ最後に一つだけ申し上げたい事が。
織姫様は、私の論の大半に的確な反論を行っている。そして、その反論は説得力を持つ。だからこそ不満な点が一つだけある。
前回の自分の記事より引用。
>また、地方ルールを貫いた所で、サークルは他の地域の即売会にも遠征参加する。
>そこで他の地域のルールに優位性を見い出せば、地元のイベントを劣るものと捉え、地元のイベントは魅力を失う。地元のイベントからのサークル流出にも繋がる。
地方ルールの存在に対する懸念を示した文章だが、ここへの反論も、実は欲しかったりする。
例えば、カップリングも重視される女性向けジャンルのサークルが居るとする。
今までコミックネットワークの、カップリング考慮せず同一ジャンル全部ごちゃまぜの配置が、(最近は薄れたが)過去の九州では当たり前のルールであった。逆カップリングで隣同士だと、居心地が悪いのが想像されようが、それでもそのルールが当たり前だと思っていた。
しかし、大阪や東京のコミックシティ(福岡シティも当てはまる)なりオンリーイベントなり参加して、同一カップリング同士が皆まとめての配置。両隣が同好の士だから、居心地良い。友達も出来る。
一回、他の地域で居心地の良さを感じると、これまで当たり前だったネットワークのやり方が、不満に映る。
このような事例を念頭に置いての懸念である。
私の論は至る所で、ほぼ完膚なきままに反論を受けているが、だからこそ、この部分がスルーされているのが不満である。
さんざん青龍刀で斬られて虫の息なのに、トドメを刺されていないような気分である。つまり、殺るならトドメを刺してくれ、という事であるw
という訳で、織姫様には、「武士の情け」を見せての再反論をお願いしたい所であるw