雑感、マグロについて鳩山政権が誕生して半年

2010年03月15日

経済の話、東証の動きと日銀

鳩山邦夫氏が自民党を離党しました。予想された動きとは云え、少し早い印象です。離党を繰り返し、くっついたり離れたりが出来るのも、その資金力です。昨年5億円の贈与税を納税し、やや資金難かと見られましたが、新党構想とともに鳩山家の偉大な財力が目を惹きます。
うがった視方をすると子息を政治家にしたい、そんな思惑も垣間見えます。自民党でも70歳年齢制限が比例にありますが、世襲への制限もかけられそうです。そんな中、地方議員は経験していますが、選挙に弱く世襲批判とともに党公認が得られそうにはありません。政党要件を満たしたいのも、息子を新党の公認候補とし、参院選出馬を目指しているのでしょう。舛添氏も与謝野氏も距離があり、鳩山氏の突出した行動が目立ちます。政策的対立でもなく、党を割るという行動には私欲がらみの、きな臭い臭いしかしません。参院選は衆院選よりも、政局的価値は低いものです。仮に新党を立ち上げるにしろ、この動きが政界再編の引き金となるのはまだ早いのでしょうね。

政府の3月月例経済報告で、着実に持ち直し、に現況の基調判断が見直されました。ただ雇用や設備投資にも弱さが見られ、自律回復に向けた動きは緩慢です。春闘も定昇だけは維持される見込みですが、業先回復がまだら模様であり、一時金やベアには厳しい交渉が続いています。
東証では日銀が追加金融政策に舵を切る、との思惑で先週来高値をとりに行っています。しかしそれと比例し、先物取引が細っており、これは日本市場に関して外国人投資家が、資金量を変えずに現物株買いを進め、円安先取りと期末配当取りを狙う動きを、仕掛けていることから起きています。将来的な円安であり、今のボリュームを増やすより、円安になった時点で取引量を増やし、裁定取引で今買った現物株の利益確定売りを相殺してしまおうという手口です。

問題はそれでも今後上昇すれば良いですが、日銀が検討しているのは追加オペ、つまり昨年12月の「広い意味での量的緩和」に、拡充した形で市場に資金供給する手法です。ただ3月末で切れる企業金融支援特別オペの、代替案に過ぎない規模に留まれば、市中に溢れる資金量に変化はなく、失望売りも出るかもしれません。今週の日銀金融政策決定会合待ち、といった側面もあります。
各国が金融引き締めに舵を切る中、過度な緩和策は各国の対応を水泡に帰します。適度な緩和策では、過度な期待を集める市場を失望させます。今回の決定は極めて重要です。先々週までの東証の動きは9750への拘りが見られ、下を模索する動きの方が強かったのですが、それを巻き戻させたのは日銀の行動です。それだけ重い責任を伴ってしまった、ということになるのでしょう。

欧州ではギリシャ支援の報道が活発です。今年の資金需要500億ユーロ強、欧州圏支援額が250億ユーロに拡大する見込みです。しかし英国では与党苦戦が伝えられ、フランスでも地方選で大統領側の党が敗北しています。経済が混迷を深め、政権政党には厳しい視方があるのは日本も同様ですが、他国を救済していられるか?という切実な国民の意思が、ギリシャ支援でも大きく影響を及ぼしてくることになり、政経一体で動きを見ていかなければいけないのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:17│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 経済 | 

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この記事へのコメント

1. Posted by おるおる君   2010年03月15日 23:39
今回のEUのゴタゴタは…
EUは失敗だったということにはならないですかね?

普天間にホワイトビ―チという案が出てきていますが…
所詮県内で埋め立てたで問題解決にはならないですよね…
2. Posted by 管理人   2010年03月16日 00:43
おるおる君 さん、コメント有り難うございます。

EUの財政再建策が好感された、支援策が好感されている、とも云われますが、結論は
CDSの売り方を規制する動きが国債の安定化に寄与しているのでしょうね。CDSを売り、
金利を上げてシンジケート経由で国債を購入し、利回りを確保する動きも一部あった
ようですが、そうした動きとの境が見えず、全般的にCDS買い優勢になりました。これ
からEMF創設の動きも出てくるようですが、見栄より実をとらざるを得ない事情になった
時のことを考察しておいた方が良いのでしょうね。
普天間の移設先は、1つ1つの出てきた案を議論しても、あまり意味はなくなってきた
のでしょうね。相手の反応を見る口先の提案が多すぎて、平野氏の発言には信が置け
なくなっています。ホワイトビーチでは、米国は納得できても埋め立てですから、
再び地域の首長を絡めて承認が必要となります。国が決めてしまえば、法的には問題
ない範囲は既存基地、空港内か陸上でも自然環境等の調査に時間がかからない場所に
限られてきます。平野氏が嘘つき、狼少年と呼ばれる前に、この手の手法には見切り
をつけるべきなのでしょうね。

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