郵政改革法の閣僚懇談会第一生命の上場と日銀短観

2010年03月31日

経済の話。日経平均が年度末36%上昇

政権交代後、2回目の党首討論が行われています。普天間問題が主な議題ですが、5月末まで結果が出ないため、衆院解散の言質がとれるかどうか、が成否でした。結果はイーブン、腹案を持ち出した鳩山氏が若干追い込まれ気味ですが、むしろここで出したということは自信の表れ、と見ることもできます。公明は参院選に向け、若干政権と距離がある姿勢を見せ、存在感を示してきた。それぞれが一定の主張を繰り返した、という党首討論だったのでしょうね。

今日の日経平均は11089.94円で引け、年度ベースでは36%の上昇となりました。3月に入ってから、日銀が発表した金融緩和が好感され、外国人買いが増したことが上値追いの主因ですが、現物以上に先物買いの比率が高い点がやや心配です。年度末ドレッシング目当てで、本邦の買いが走ることを見越した買いだったのか、円キャリーに始まる円安、輸出企業買いだったのかは、明日から名実共に新年度相場入りしてから判明します。明日の日銀短観、明後日の米雇用統計など、材料目白押しで4月を迎えますが、相場的にそこを山としなければ良いのですが…。
少し気になる動きもあります。日本国債も同様ですが、世界で債券売りが進み、利回りが上昇していることです。景気への楽観論でリスクマネーに資金シフト、という視方が一般的ですが、米国債が入札不調となるなど、ソブリンリスクが意識される基調だけに不安も高まります。

日本に限って見れば不安もあります。2月鉱工業生産指数が前月比0.9%低下、中国の春節の影響はありますが、予測調査でも3月1.4%上昇、4月は0.1%低下と伸びに鈍化傾向も見られます。2月の消費支出は前年同月比0.5%減、要因は幾つかありますが、3月駆け込み需要の前の手控え感、という以上に景気対策効果に息切れが出ているとも感じます。テレビなどのエコポイント商品とて、買い替えが一巡してしまえば売れなくなる。制度の延長はされますが、今後売れ筋が代わる可能性を示唆しており、消費に頭打ち感が出るのではないかと見ています。
日本の好況も相変わらず外需依存であり、中国動向に左右されます。米国でも消費が3ヶ月連続増とはいえ、住宅価格も再び下落傾向となり、FRBによるMBS買取が終了する中で、住宅価格動向は資産効果となって消費に影響します。新たに5州に対して住宅支援が行われますが、日本の経験と照らせば大都市圏と地方、という二極化が鮮明となる中で住宅価格を見る必要も出てきそうです。

今は多くの識者がバブルと指摘しながら、誰も抑制に動けない異常事態です。ただバブルであっても、日経平均は11000円台ということが、今の景気の不透明感に繋がるのでしょう。債券に不安のある国の通貨が高い、あまり例のない事態も散見される現在、次に良い面でも悪い面でも何が起こっても全く不思議のない状態の中で、来年度の経済を考えていかなければいけないのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:26│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 経済 | 

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この記事へのコメント

1. Posted by おるおる君   2010年03月31日 23:49
鳩山首相の言う腹案とは徳之島のことでしょうか…

徳之島では…アメリカが希望する沖縄からは200kも離れていますし、地元合意も難しいようです。
勝連沖?では時間がかかりすぎます!

どんな腹案でしょうかね?

静岡の連合が小沢さんの辞任を要求したとか?

支持率半減で二人も当選できるでしょうかね?
2. Posted by 管理人   2010年04月01日 00:37
おるおる君 さん、コメント有り難うございます。

腹案というぐらいなので、今語られている内容だけではない、ということなのでしょうね。
条件面で色々と変化をつける、ということになると考えますが、一時的な移設で段階的に
縮小なのか?巨額の経済支援なのか?少なくとも現行案より良い、と自らハードルを上げた
ので、余程自信があるとも見えますし、少し想像もつきませんね。

小沢氏に対して、内紛が起き始めていることは確かです。30%台の支持率も、このままでは
20%台突入が確実。そうなると簡単には支持が回復し難くなります。本来、この段階の前に
手を打つべきですが、そうしていない。危機感から小沢方針に異論が出てきたのでしょうね。
2人区で2人擁立、背景には公明支持層にすがるのではないか、とも見ていましたが、今日の
党首討論を見る限り、それはなさそうです。むしろ伏線との視方もできますが、よほど
支持層を固めない限り、比例で2人目をという戦略も難しいでしょう。自民党が選挙でも
強かった時代の戦術のようでもあり、当時のように自民党支持層を取り込めば戦える、と
いうのが小沢氏ですが、時代を読めていないというのが大多数の視方なのですけど、本人
は気づいていないようですね。

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