官房機密費に関する官僚証言経済の話。日銀の対策について

2010年08月19日

民主党代表選に向けた動きが活発化

鳩山グループが研修会を開き、そこに小沢氏が参加、俄かに民主党代表選に向けた動きが活発化してきました。研修会参加者は120名、これが顔見せ参加も含めて200に近づけば、小沢氏出馬が現実味を帯びてきます。来週には各グループの会合も多く、新人議員の研修も含めて多数派工作が熾烈です。そんな中、最大勢力の小沢派、それに次ぐ鳩山グループの動向が大きな影響をもつことは言うまでもなく、小沢氏の出馬に対する動向も含めて考えてみます。

まずメディア、官僚にとっては菅政権存続が望ましい結果です。ムダ削減を目指す事業仕分けがあっても、過去2回の経験で官僚も対策がとり易い。それより、こぞって小沢叩きに動いたものの、未だ影響力を有する小沢氏の復権は許容し難い。震え上がるほどの問題となって襲います。
実はこの小沢叩きが、小沢氏が党内で未だに影響を持ち続ける原因です。政治家が失墜する原因は主に2つ。党内工作に失敗して影響力を失うか、自身のスキャンダルです。小沢氏の『政治とカネ』は後者に当たりますが、はめられたとの主張であり、未だ結論が出ていない問題です。実際、立件された事件は矮小化され、当初語られた構図とは大きく異なり、何者かの意図的な関与を疑わせます。この点が小沢氏の主張に信憑性を与え、その権威を保たせている理由の1つです。

ただ今回、代表選に出て敗北すると、多数派工作の失敗という印象を強めます。残りの政治生命を考えても、仮に挙党一致体制の下、何らかの役職を得ても小沢離れを引き起こしかねない。小沢氏出馬は、絶対勝利が至上命題なのです。しかし小沢政権誕生となれば、検察審査会などもあって国会は荒れ模様、行き詰って年を跨ぐことなく解散・総選挙です。小沢氏は政界再編まで視野に入れた上でないと、自身が出馬することはありません。党内300名程度を抱えないと不安は尽きないでしょう。
憶測も交えれば、小沢氏本人は出馬せず、代理戦争を戦う人間が仮に敗北しても、国家戦略担当相に送り込む算段ではないか?と見ています。今後の政界は、この位置づけを巡り思惑が入ります。仮に室が局に格上げされれば、予算編成権を握る絶大な権力を与えられます。現在の荒井担当相はスキャンダルを抱え、菅グループということもあり、改造段階で真っ先に首切りです。みんなの党を巻き込み、政界再編の台風の目となり得るポジションを押さえる。そのために自身出馬をチラつかせ、影響力の行使と仮に政界再編になる際の踏み絵、として試行しているのが現在の動きと見ます。

菅氏は防衛関連の軽口で立場を失いそうです。メディアは消費税増税、反小沢の立場から菅氏支援に動きたいものの、就任当初の連れない態度から疑心暗鬼であり、悪材料にも食いつきます。前原・野田グループは先んじて支持に動いたものの、旧社民、旧社会などへの浸透力が鍵となるのでしょう。グループ内結束が弱い民主党の場合、票読みは難しいところですが、今のところ若干は菅氏有利であるものの、今後の推移次第では番狂わせも起こりうる、そんな情勢なのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:17│Comments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | 一般

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この記事へのコメント

1. Posted by おるおる君   2010年08月20日 00:25
菅総理続投でも…
小沢派総理誕生でも…
民主党政権は…不安であることは変わりはない!ということですかね?

しかし…本人の意思表示なしの臓器移植が初めて行われましたね!

私はなんか違和感を感じました!

確かに…元気な臓器を求める人達が たくさんいることはわかっていても…

結果本人の同意なしに臓器を提供すると言うことですからね…
死んだ人の臓器は家族のモノということですかね?

家族の意見が割れたら?
どうなるのでしょうか?
医師は臓器提供について…どのように
というか
どの程度積極的に求められるか?
という問題もありますよね?

しかし…助かる人達がたくさん出てくるという現実もありますけどね…
2. Posted by けやき   2010年08月20日 09:11
無能な菅首相ではこの難局を乗り切るのはほぼ不可能でしょう。座して死を待つより、一か八か小沢は賭けに出るべきでは。ただし自分の政治生命を考えて躊躇するようでは、この難局に立ち向かうには役不足かもしれませんが。
3. Posted by 管理人   2010年08月20日 23:45
おるおる君 さん、コメント有り難うございます。

誰が代表に選ばれても、国会を解散をしても参院のねじれに変わりありませんから、民主党に
不安は尽きないのでしょうね。但し、政界再編を視野に入れた動きが起きる場合、議席の推移
を検討していますが、意外な結果も出てきそうです。まだ可能性は低いですが、直近の流れで
政界再編まで動くと、政局はかなり混沌としてくることになるのでしょうね。

臓器移植、死生観は人それぞれですからね。原則、死亡診断がされた後、遺体の管理は遺族と
なります。脳死判定と臓器提供という形も、法改正でこれに近づきました。意見が割れたら、
当然臓器提供はムリですし、遺族と調整するのは医師ではなく、コーディネーターとなります
が、あくまで遺族の合意が前提で動きます。しかし大抵、一親等、二親等までの遺族が話し
合い、臓器提供に同意するかが決まるようですね。日本人は死に姿を美しく…という考えが
根強いですが、欧米キリスト教国では自己犠牲を促す場合もあり、一方イェホバの証人のよう
に輸血さえ拒否、という姿勢もあります。遺族がどういう考えであったかは、間接的にしか
知る術はありませんが、そういう考え方もまた一つあるのかな?とは感じます。お葬式を
出さない、死んだことさえ伝えない、という事件が昨今多いですが、本人が死亡した後の
ことは、家族が面倒を見るという点において、本人の意思表示がなくともこういう判断を
下すことには、今後ある程度は理解が進んでいくのかもしれませんね。
4. Posted by 管理人   2010年08月20日 23:57
けやき さん、コメント有り難うございます。

小沢氏が動けば、確実に政局はうねりを起こすのですが、現状では政界再編後の与党を得る
ところまで、議席を読み切れないのでしょうね。代理でも、例えば小沢氏が全面支援を表明
すれば、それは小沢委任を与えられた候補ですから強みもあります。しかし小沢氏とそれほど
近い、側近とされながら能力がある人材は、実は思ったほど多くないのですね。つまり小沢氏
の場合、集金力以上に政界の動静について、利を読む能力に長けた政治家と見ています。
マニフェスト固守、という主張に傾き始めたのも、理念で戦えるだけの強固な主張がないため
という見方も出来ます。マニフェストは理念集なのだから、それで良いとも云えますが、
いざ党員、サポーターに訴える段になるとこれが弱い。すでに一部は否定された、との見方
が出ているためです。その中で全面支援を打ち出せるほど、小沢氏の考えを理解し、実践
する能力のある人材を育ててこなかった。理念型糾合ではなかった、という面がここにきて
マイナスに働いている部分です。本人が出て、総理の特権で訴追されない、などの話が出て
いる時点で、今回出馬は難しいのでしょう。難局に立ち向かうだけの、強い理念、信念を
もった政治家、という目で探すと与野党を見渡しても数少ない、それが現状の日本の政界と
なっているのでしょうね。

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