貿易統計とさくらリポート石原新党の余波について

2012年10月25日

石原都知事が新党立ち上げへ

プロ野球のドラフト会議が行われました。花巻東高校の大谷投手が、大リーグ入りを表明している中、某球団が指名しています。よく逆指名は不遜、指名されたらその球団に入るべし、という論調がありますが、職業選択の自由の観点からみれば、働きたくない職場、球団であれば断ってよいはずです。不人気球団に不利、という話もありますが、人気が出るよう努力もしないような球団であれば、それこそ働き甲斐もありません。他を出し抜こうと、指名前から誠意を尽くして説得もせず、指名してから表立って動ける、という球団ならそれこそ真を問われるものです。
日本球界は、地上波の放送がほとんどなくなり、凋落傾向にある中で海外に脱出したいという若者は、今後も増えるでしょう。球界全体が魅力をとり戻し、若者が活躍したいと思う場をつくるよう努力するのでなければ意味がありません。これは球界を牛耳っている人物らの責任です。米球界側が日本と交渉する際、誰と話していいか分からない、という状態においていることが問題です。

石原都知事が知事を辞職し、新党をつくって国政にでることを表明しました。一般論は避けますが、まず日本維新との関係は、連携はできても連立は困難です。会見でも指摘した憲法全面改正や、横田基地問題にふれるなど、いわゆる石原氏は急進保守、嫌米保守に属します。一方で、橋下氏は小泉政権の関係者を多数かかえた親米保守であり、その差を埋めるのはかなり困難です。石原氏はブレも散見されますが、たち日を糾合することからも、政策や理念の旗は下ろしにくい面があります。
しかも自民、民主、生活、社民、共産との連携を拒絶しましたから、組めるのは維新とみんなの党ぐらいです。しかしこの両党は政策至上主義で、双方が組むことさえ難しいのに、ここでさらに石原新党が加わればカオスに陥ります。石原新党の急進保守的な立ち位置は、永田町内では極めて難しいといえるのでしょう。万年野党、との認識が国民に広がると、票も集まりにくくなります。

ただ石原新党は、メディアの注目を集めるでしょう。石原親子対決になるためです。さらに三男の宏高氏が自民に留まると、面白おかしく書き立てられます。ただ日本で保守は、それほど強い票田をもっておらず、注目度だけでは如何ともし難い。いくら最後の奉公と云っても、野党では外野で咆哮していることになり、何の意味もありません。さらに都議会との関係に嫌気がさし、都政を投げ出した…との風評はついて回ります。70歳という年齢も、一期だけで引っ掻き回して辞められても…と意識されます。尖閣購入で名を売りましたが、集めた寄付を宙に浮かした点もよくありません。
総じて今回の動きは、離党者の受け皿として2、3人は流れるかもしれませんが、大きな動きにはなりにくいでしょう。たち日の平沼氏も、石原氏も資金面は強いですが、それを頼って移るような議員は小粒で、期待もできません。維新と組んで、第三極の主流となって…と考えていたのでしょうが、その維新の支持も落ち、今や少数にとどまりそうな勢いです。そこに嫌米的な態度をとる石原氏が加わると、メディアも前向きに報じてはくれないでしょう。いずれ政権与党に加わって、政策立案に参加したいと若手議員に思わせる、働き甲斐のある場を提供するのと、今回は大きく異なります。老体ばかりが自己満足で徒党を組んでいる、と見られがちな中で、どう魅力を訴えていくかがカギなのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:20│Comments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | 一般

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この記事へのコメント

1. Posted by おるおる君   2012年10月25日 23:56
韓国の大手企業も人員削減や収益も悪いとか…韓国企業に何が起こっているのでしょうか?
2. Posted by 管理人   2012年10月26日 00:31
おるおる君 さん、コメント有り難うございます。

韓国は輸出偏重の激しい収益構造をもっており、日本と同じで欧州、中国、アジア
向けの輸出が減少したため、日本よりも状況は悪いですね。
韓国は財務体質が日本より良い、と云われていますが、家計に負債を付け回して
おり、消費が伸びない点は当分、韓国経済の重しとなってくるでしょう。
深刻なのは、日本企業より労働者の使い捨てが激しいこと。
競争社会は有名ですが、よほど上手く立ち回らないと、40代で再就職を余儀なく
されます。
そうしたものが格差社会につながり、益々競争を助長しており、この解消には
数年を要するでしょうし、その間にさらに経済は悪化すると予想されます。
内需が押し下げられている国は、景気対策も利きにくく、緩和やFTAなど外需に
頼る傾向を強めますが、こうした世界同時不況には脆弱なのですね。

ポスコを新日鉄住金が訴えました。
以前から噂され、それが韓国裁判での証言から明らかとなり、やっと日本でも
訴訟が始まるといったところですが、韓国経済の急進には、日本企業をリタイア
した人材を取り込んだことが大きかった。
しかし、国内で研究、開発がすすんでいないのは、相変わらずなので、今後この
手の訴訟が増えたり、日本からの職員を雇えなくなると、開発面に問題を抱える
ことになってしまうのでしょうね。

米国の消費が今後崩れると、ふたたび韓国経済はドル調達懸念、外貨の調達に
支障を来たすことになり、日本へ支援を求めてくるのかもしれません。
そのときの対策、方策については今から検討を始めた方がよい段階には来ている、
と云えるのでしょうね。
3. Posted by tora   2012年10月26日 23:02
25日の「生活」の結党記念パーティーは、ホテルニューオータニで開催。3千人収容の部屋に4200人が集まった。ここ数十年で最高記録であるという。橋下氏のパーティーの3千人を大幅に上回る。しかし、こちらはメディアは無視。やはり次期選挙後の政局を握るのは小沢氏ですね。
露骨にマスコミが無視してるのは小沢氏の復権を恐れてるんでしょうね。
臨時国会の日程を見る限り年内解散は難しく、年明け一月解散が現実的じゃないでしょうか?年末にかけて離党組みが出るのでしょうか?
選挙になるから萎縮してるとの話もあります。
4. Posted by 管理人   2012年10月26日 23:38
tora さん、コメント有り難うございます。

今日の記事でも指摘しましたが、石原・維新連合が仮に多数にいたる場合、多くが
新人議員となり、極めて不安の多い党運営となるはずです。
維新も、たち日も新人発掘を急いでいますが、明らかに付け焼刃で、資質に疑問の
残る点も、国民にとって不安となってしまうのでしょうね。
一方、小沢氏も政治塾を抱えますが、十年近い歴史があり、議員も輩出しています。
30人と規模をしぼっている点も、質を見極めているとしてみれば、不安も少ない。
生活から、何人出馬するかは分かりませんが、きづなとの合流も囁かれ、50人近い
規模の議員を抱え、そこに新人が加わるので、こちらの方が安心感もある。
結党記念パーティーをみる限り、小沢氏の政治資金集めに、何の不安もない、という
ことも言え、資金面でも安心感が広がるのでしょうね。

選挙は、公明の事情を考えると、12月都知事選、1月衆院選、7月都議選、9月参院選、
となりますから、創価学会から不満が爆発するでしょう。
公明の事情が優先するわけではありませんが、自民を突き上げるなら、衆院選は、
都知事選か、参院選に絡めるでしょう。
逆に、年明け解散の方が嫌がると思われます。

民主も、石原・維新の連携協議が終わる前に、選挙をした方がいい、という反面、
民主に影響ない、という楽観がまたしても民主内に広がっており、どこまでも甘い、
党の体質が見え隠れします。
自民は協議に参加する姿勢を示しましたが、参院の態度は決めかねており、問責を
だした政権との付き合い方を、与野党で考えなければなりません。
民主に知恵がなければ、それこそ行政の執行に支障が出て、それが離党を促すことに
なり、年内解散にむけて弾みもつく。
いずれにしろ、解散は綱渡りとなるのでしょうね。

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