雑感。日韓サッカーの横断幕韓国における入国拒否問題

2013年07月29日

日銀総裁の講演

山口県周南市の連続殺人、放火事件について、憶測で語るのは危険ですが、一つ云えるのは地域の結束が固く、特に容疑者の両親が地域に深く根ざしている場合、その地域コミュニティに息子が入るのは、至極大変だったのでしょう。それは誰々の息子、という目でみられ、見下されるとは言えずとも軽く見られがちです。その境遇に反発すれば、地域で孤立していく。さりとて、50歳を越えると自分を変えようもなかったのでしょう。事件を起こしたことは悪いことですが、軽軽に善悪を論じるのも難しい、それは地域コミュニティの難しさ、として全国でもみられることです。

株式市場が大荒れです。先週25日から3日で1000円をこえる下落、フリーホール状態です。しかも、今回は明確な理由がない。FRBが緩和を継続するとの思惑で、円高になるから、という理由は後付に近いと感じます。米国ではサマーズ元財務長官が、次期FRB議長の最有力候補として挙がっていますが、やや引き締め方向ではないか? と囁かれます。今週のFOMCで動きがないとしても、その僅かな差で、これほど急落する理由にはなりません。参院選後の急騰を期待してポジションを組んでいた層が落としている、との見方の方が正しいと見ています。それは為替も同様なのでしょう。
そんな中、経済面でもう一つ語られるのが、消費税増税の影響です。浜田内閣官房参与の観測気球で、分割引き上げがあるのか? と囁かれますが、これはどちらの材料にもとれます。景気としてみれば、引き上げない方が確実ですし、ここまで閣僚が世界にむけて消費税引き上げを公言しているので、すでに国際公約となっている。上げなければ信認を失う、という見方です。どちらも正しいですし、これは株価や為替の材料とはなり難い。見方が割れるものほど、一方向に傾け難いのです。

そんな中、日銀総裁が講演の中で、従来の二段階引き上げに対して賛意を示す発言を行いました。同時に、円安・株高による金融の好転、企業・消費者の心理の改善による期待の好転、CPIの上昇などの経済、物価の好転が、今のところうまくいっている、と発言しました。しかし、まさにこの3つの好転が安倍ノミクス、日銀のリスクであり、問題を含んでいるといえます。
今すすみ始めた円高、株安、これによる金融関係の悪化。内閣支持率の低下にともない消費者マインドも低下し、企業も対策がないことによる失望。CPIが上昇しても賃金が上がらないことによる、更なる景気悪化。そんな事態になると、日本のマインドは一気に壊れます。個人的に怖れているのは、安倍ノミクスバブル崩壊による、このマインド低下が日本を長期停滞に導くのではないか、ということです。

つまり早期に萎むなら、土地も株もそれほど上昇しておらず、資産価値としての目減りはある程度防げます。しかし長期になれば、このバブルの収束、日銀が緩和を引き締めるだけで大きな景気悪化を伴うことになり、資産価値の目減りもかなり大きくなります。しかし早期なら、マインドの低下だけで済む。ただし、日本は異次元で失敗しただけに、打つ手をなくす、閉塞感が強まります。
残念ながら、ここまでマインドを上げてしまうと、ある程度の調整があっても、気持ちが萎えるだけで市場には悪影響を与えます。ヘッジファンドが処分売りをだしただけで、大幅下落につながるのは、長期保有が少ない。マインドで持ち上げられている部分が、相当に大きいため、なのでしょう。大きな材料もなく、ここまで下げる相場は、やはり本来の実力からかけ離れた部分が大きい、とも言い換えられます。伊国のことわざを借りれば、希望で袋いっぱいにはならない、希望により生きる者は飢えて死ぬ。というものがあります。期待でいつまでも株高を続けるわけにはいきません。今ここでファンダメンタルズが崩れると、一気に期待も萎むでしょう。そのとき、安倍ノミクス、日銀の真価が問われるのであり、その時期は近づいているのかもしれませんね。

analyst_zaiya777 at 23:22│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 経済 | 

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