日銀総裁の講演雑感。公演中止とデータ改ざん

2013年07月30日

韓国における入国拒否問題

日韓サッカー戦で、横断幕が掲げられた問題で、今日もまた動きがあります。下村文科相が「民度が問われる」と発言し、韓国外務省が当局者論評として「国民への無礼な発言で遺憾」と応じました。閣僚が脊髄反射するのもどうか、と思いますし、民度の問題ではないでしょう。
ただ、韓国紙が報じる、一部に旭日旗を掲げる者がいて、注意したところ3分でしまった、奪われた、とする記事には違和感があります。恐らく、それが問題視されることは覚悟して、そうした行為に及ぶほどの極端な思想の持ち主が、簡単にしまう、もしくは奪われてしまう、ということが起こり得るのか? 強い信念に基づくなら相当に抵抗するでしょうし、それは暴力事件になっても可笑しくないレベルです。行動に至る決意と、結果に大きな乖離がみられる。韓国でマナーに問題があると、必ずこうした記事を付加するのもよくみられることなので、注意も必要です。

そんな中、韓国出身で日本国籍をもつ呉善花教授が、韓国への入国を拒否される事件がありました。原因は、呉氏が『ハングル至上主義により、漢字を書けない若者が増加し、大韓民国、朴クネ大統領の名も書けない。文化が断絶し、過去の資料が読めなくなっている』とする論調の文章を寄稿。それが韓国側の反発をうけた、とみられます。呉氏は韓国に厳しい論調で知られますが、こうした動きには、危険なものを感じます。それは思想、文化の自由を認めない、国の方針とちがう、批判する者は徹底的に排除する、排外主義に陥っているのではないか? ということです。
米国の映画『THE WAVE』で描かれたのは、1960年代に実際に高校でおきた事件です。ある教師が、ナチスの実態を教えるために、クラスの生徒たちをたった3日で洗脳、組織化してしまった実話に基づくものです。ここで描かれた、洗脳の手法は(1)グループの明確なルール、役割の策定、(2)自分たちは特別だという意識の植え付け、(3)ルールから外れる者の排除、です。独自の挨拶、シンボル、着衣などをルール化し、それに酔ったように高校生たちがのめりこみ、ルールに従わない者への制裁を始める。そこで教師が種明かしし、生徒たちは自分たちが洗脳されていたことを知る、という内容です。

怖いのは、これはどの組織、団体、企業、学校でも起こることです。しかし洗脳によって一義的に突き進む集団と、一般の組織とは何が違うのか? それは(3)が起こるかどうか、なのでしょう。排外主義に陥り、ルールから外れる者を徹底的に攻撃、仲間はずれにするなどグループから排除する。そんなルールに従うのがイヤでも、組織からの離脱が可能なら別ですが、不承不承従わざるを得ない。大多数が洗脳され、方向性が決まってしまうともう逆らうことも出来なくなります。
最近の韓国の懸念は、相次ぐ戦時中の強制労働への賠償請求、戦時中に日本に協力した者の財産没収、などの動きです。日韓基本条約で、戦後賠償を放棄した韓国ですが、司法が国際ルールを無視している。これが自分たちが決めたルール、反日の流れでそうしているのなら、常軌を逸した流れに陥り始めている。それが洗脳状態に入っているというなら、とても危険な動きといえます。

呉氏の入国拒否、それが『韓国のルール』を否定する者は排除する、ということなら危険です。批判的な意見と、それを肯定的にとらえる意見があって、はじめて制度としての有効性、リスクが語れます。それを拒否したところに、正しい議論は生まれません。これは反日の動きも同様に、本来なら反日、親日の両方の意見が戦わされて然るべきなのに、そうした声が聞こえてきません。
賠償請求、財産没収などの動きが、困窮する国家財政への補填、というならまだマシなのでしょう。しかし慰安婦にしても、日本の民間団体からの賠償をうけとった人間に、苛烈な攻撃をして返金させる、などの動きが起きるのも、韓国が全体主義に陥っている危険性を感じます。選択の自由が、そこに与えられていないからです。今後の韓国が、国際社会の中で、国際ルールを無視する国、異常性が語られるようになる前に、自らの行動を自省できればよいのですが、もし洗脳がすすんでいるのならそれも難しく、今後の動きには注目しておいた方がよいのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:28│Comments(4)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 アジア | 社会

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この記事へのコメント

1. Posted by 【東京都港区】 7.31(水) 韓国大使館前緊急抗議行動 (雨天決行)   2013年07月31日 02:31
【東京都港区】 7.31(水) 韓国大使館前緊急抗議行動 (雨天決行)

期日:
平成25年7月31日(水) 雨天決行

時間:
16時00分〜

集合場所:
二の橋交差点(韓国大使館近く)
地下鉄南北線・都営大江戸線「麻布十番駅」付近

※プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)
※国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい。

主催:
頑張れ日本!全国行動委員会(会長 田母神俊雄)

お問合せ:
頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03−5468−9222

くわしくは、「頑張れ日本」および「チャンネル桜」公式サイトをごらんください。

2. Posted by けやき   2013年07月31日 16:58
韓国が繰り返し日本排除の動きに出るのは、背後にアメリカの支援があるからではないでしょうか。以前何かで、ソ連崩壊後アメリカは、日本を主要敵の一つとみなしつぶそうとしているというようなことを読んだことがありますが、そうだとすれば韓国ほど手ごろな駒はないでしょうから。そもそも戦後、韓国に日本探題の役目を与え、排日教育を奨励したのはアメリカだと言われています。(宮崎市定「アジア史概説」)それでも同盟関係を強調し、主権解体につながるTPPに加わろうとまでする政府に対しては、何も言う気がしません。
3. Posted by 管理人   2013年07月31日 23:42
コメント有り難うございます。

恐らく、こうした韓国側の行動に対して、デモや大使館前での抗議行動などを
すると、反発の方が強まってしまうのでしょうね。
洗脳かどうかはおいても、今の韓国に、冷静に議論したり、情報をうけとる
ほどの心の余裕はありません。
残念ながら、経済の閉塞感が強まってしまい、財閥系ばかりが拡大、成長する
社会構造の中で、鬱屈した部分を吐き出す目的に、反日がつかわれてしまって
いる部分もあるので、反発は反発を生むだけ、なのでしょうね。
そして、恐らく国内からこうした声をあげても、それは攻撃、排除によって
かき消される、独国でも、日本でも同様に、洗脳状態にある国民を解放する
ほどのパラダイムシフトは、敗戦が大きなきっかけとなりました。
韓国にも、それと同様のことが起こらないと、気づきは起こり難いと考えます。

韓国で抗議行動、の映像が流れる場合、ほとんどが一部の職業扇動家によって
為されることが多いのですが、それを全体としてみることができなくても、
今の朴政権は安重根の像を建てることを中国に打診したり、危険な状況に
入りつつありますね。
つまり世論はすでに、止めようがないほどに反日が強まっており、政治が
それに迎合し、人気を得ようとしている。
まさに戦争突入の前夜、のような状況です。
国粋主義を高めて、国の結束をはかる誘惑に政治は駆られがちですが、経済の
減速がさらに追い風となっており、この流れに抗しようがありません。

恐らく、経済が破綻してふたたびIMF支援をうけることになっても、韓国は
日本が支援してくれなかったから、と恨みを強くするでしょう。
恨、の文化はそれだけ修正が困難であり、それに抗議で対抗することは、
さらに難しい対立の構図を生みかねないのでしょうね。
4. Posted by 管理人   2013年07月31日 23:55
けやき さん、コメント有り難うございます。

米国の中でも、日本を利用したいグループ、排除したグループがあり、それは
日本の製造業が世界を席巻し始め、米製造業の脅威となったときに顕著となった
日本製品排斥運動、の中に現れていましたね。
反捕鯨も、一部では日本潰しのマネーが流入している、とされます。
ただ、韓国がそうした流れの先鋒であることは間違いありませんが、連携して
いる部分は、慰安婦像などの建立にみられる、米国内の動きに留まるのでしょうね。

韓国国内で起きている動きは、すでに米国の手は離れている、とみています。
ただ問題は、かつて米国が行っていたMKウルトラ計画、それを朝鮮戦争時に
学んだ韓国側が、国内に渦巻く反日の流れを利用し、自国の団結心を煽る目的で
利用したのではないか? そう疑われる部分があることです。
MKウルトラ計画は、ほとんどの証拠が残っておらず、実態が不明な部分はあり
ますが、洗脳に関する研究を行っていた、とされます。
それがナチスの手法を、どこかで実験的に行いたい、と考えた場合、当時の
米国にとって小国、また併合後の独立した際に北朝鮮と分裂させた、韓国が
該当国になったとしても、何の不思議もありません。
ただし、それは韓国政府には知らせず、極秘で行われた公算が強い。
ナゼなら、その後も韓国政府に強力な体制はできず、常に政権は脆弱でした。
そして米国の誤算は、米軍への攻撃性も増してしまった、韓国の民族性にあった
のかもしれません。
朴政権が、国民への迎合をとり、強い政権となったら恐らく日本への攻撃を
強めることでしか、政権維持ができなくなり、もっと過激化するでしょう。
そうなると、米国にとっても都合が悪くなる。
東アジアの不安定化を、日本に妥協させることで丸く収めてきた米国にとっても、
ここは予想外の事態に陥り始めている、といえるのでしょうね。

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